PDCAサイクルで、仕事や、やりたいことを進めることも当然ありますが
やりたいことは、たくさんあって、時間とエネルギーに、限りがあるので
DDDDサイクルで、トライしちゃう物事もあります。
以下に、やり方と、そのメリットについて、俺的偏見を述べます。
やり方
①Do - 実行する
②Do - 実行する
③Do - 実行する
④Do - 実行する
これだけです。
解説
まずは、着手します。
今すぐ、今日中に、72時間以内に、という必要はありません。
いつ始めても、構いません。
着手時期そのものより、PDCAのP(Plan、計画)を積極的に省略することが
DDDDサイクルの実践における、ポイントです。
気になるものがあれば、ロクに調査せずに、まずはトライします。
以下は、俺の過去の実例です。
人が話してる本が気になる→会話が終わるまでに購入を完了する
語学の勉強をしたい→まずは航空券と現地のホテルを予約する
PG/SEになりたい→まずはハロワに突撃、学歴経験不問のSIerに雇ってもらう
HTML/CSS/javascriptを学びたい→レンタルサーバーを契約してWebページを公開する
資格が気になる→教材をいきなり買う
コンビニを指さして「これ俺の店やねん」って、俺でも言えるのか?→オーナー説明会を探して参加申込する
この店員さん気になる→名刺を渡してLINEしてもらう
①のDoと②のDoは、概要としての違いはありません。
ただ、②のDoは、①のDoの続きで、より細かいレベルになるだろう、という意味です。
①Do、サーバー契約→②Do、ホームページひとつ作ってみる→③Do、jquery入れて動かしてみる
というような流れです。
DDDDサイクルは、①Do②Do③Do④Doの4行動で1サイクル、という意味でもありません。
トヨタの「なぜ?を5回繰り返す」のような感じでなく、実行数は、決まってません。
4回でも10回でも、とにかくDoを続けていくという意味です。
次にDDDDサイクルの、メリットを述べます。
DDDDサイクルのメリット
感情的メリットと、数値的メリット、情報的メリットがあります。
1.感情的メリット
今諦めるのはちょっともったいない、という気分に、自分を追い込むことができます。
Plan、計画の段階で、どうも勇気が出なくなってくる、情熱が覚めるのを感じる
という、自分の心の甘さを介入させる余地をなくすのに、DDDDサイクルは有用です。
2.数値的メリット
まずDoから始めることは、
事前計画の、時間的コストを避けることにも、役立ちます。
避けられる時間的コストは
「事前計画」と「事後計画」の時間数の差分
です。説明します。
「事前計画」の時間数
事前に計画を立てる場合に、必要な時間数を「100」とします。
「事後計画」の時間数
Doをしてから、計画を立てるとした場合に、必要な時間数を考えます。
先にDoを行い、事後に計画を立てると、
経験値が上がっている未来の自分が計画を行うため
事後計画は、事前計画以下の時間数で計画を立てられます。
事後計画に必要な時間数が「40」とすると、差し引き60の時間が圧縮できる計算です。
3.情報的メリット
DDDDサイクルは、計画過程を省略することにより
調査にまつわる、以下のようなリスクによる、誤った判断を避けることができます。
・「調査結果が一次情報でないリスク」を避ける
物品の購入での計画を立てるには、レビューを調査することになると思います。
実際に、レビューが見つかったとします。
そのレビューは、実際に物品を購入した人の感想ではない可能性があります。
・「調査対象を誤るリスク」を避ける
資格や特定の職業について、計画を立てる際に、
実際にやってみてどうか?の実情を、部外者に尋ねてしまう場合があります。
(親に聞いてみる、尊敬する人に聞いてみる、
ただ単に影響力のある人の意見を参考にする、
知り合いがそれやってるよって言ってる人に話を聞いてみる、など)
字に書くと、ありえないって思いますが、けっこう犯しがちな過ちです。
・「調査結果が客観的事実でない」リスクを避ける
得た情報の内容は、事実でなく、情報提供者の、大きくゆがんだ感情的解釈や
情報操作による結果(ウソとは言えないが適切でない編集、優良誤認あるいは不良誤認させる情報)
が含まれている場合があります。
資格について、有資格者に実情を尋ねても、正直にその人が感じていることが聞けるとは、限りません。
情報発信者、あるいはインタビューの対象者が、自分で自分を、無意識に見誤っている場合もあるためです。
特に親しい友人や家族は、将来の俺のためを想って、
事実でないことをあえて伝えてくる、という場合もあります。
このようなリスクを避けられるのが、
DDDDサイクルの、情報的メリットです。
──
以上です。
PDCAで達成可能であれば全部PDCAでやればいいんですが、
Pの時点でつまずいたり諦めてしまうのであれば、
このDDDDサイクルの選択肢も、検討に入れて、
自分の勇気や直感を試してみてください。