ストレスを減らすコツです。
自分のストレスを減らすというよりは、
相手に与えるストレスを減らすことが主目的である、俺的心得です。
どういうこと?
「できなくはない」という事柄を「できる」と言うな
について、詳細を説明します。
仕事として、お客様と接するとき、こういうやり取りがあります。
「○○はできる?」「はい、できます」
この「できます」の回答をする背景には、大きく分けて、以下2つのパターンがあります。
A.本当に「できる」その通り
それはまさに、○○をするために作ったサービス/製品である
B.できなくはない、「できる」ための方法が存在はする
○○の目的で作ったものではないが、○○を行うこともできる
サービス/製品の性質としては、Bなのに、
まるで、Aのように「できます」と、言ってしまうことは、正直あります。
先輩がそうしているから、や、会社の方針がそうだから、
お客様の圧力に負けてそう言ってしまった、など理由は様々です。
Bの場合にこれを言ってしまうと、だいたい後が大変です。
お客様は、自分の「できる」のイメージをもって、サービス/製品に接し、
サービス/製品が、実際にもつ性質とのギャップに、ストレスを覚えます。
結果、クレームにつながることもあります。
これは、サービス/製品が、ではなく、自分自身が、
お客様に直接ストレスを与えてしまったことと、同義です。
事前にできる対策として、
「できなくはない」という事柄を「できる」と言うな
つまり、「○○はできる?」と聞かれたときに、
サービス/製品の性質が、A寄りかB寄りか?を、考えてから、以下のように回答します。
A(まさに「できる」)の場合→「できます」
B(「できなくはない」の場合)→「○○は、△△を□□すればできなくはないです」
上記のAB、いずれにしても、サービス/製品について、主目的や理念を添えた説明を行い、
正直、誠実な回答を、前もってしておいたほうがラク、ということです。
こちらが消費者の時の対策
いち消費者として、営業さんや、販売員さんと、話をするとき、または
広告を比較検討するときにも、この考え方は、応用が効きます。
「できる」「叶う」「便利」「大好評」「話題」というような、
答えがこっち(顧客である自分自身)で定義するべきことであるのに
断定的な表現を、相手が使っている場合、購入/契約前に、その詳細について、確認しておくことが大事です。
買う前に、詳細がイマイチわからないような機能は、
大体は、そのサービス/製品の、しょぼいスペック隠しのため、わかりにくいようにしてあることが多いです。
競合と比較して、明らかに優位であれば、
相手は、積極的に、その数値など情報を、こちらに伝えてくるはずだからです。
買う前に、詳細がわからないような機能は、きちんと質問や調査をするか、
その機能の点では、期待しないで、むしろ競合と比べて同じか劣ってると仮定して
それでも購入/契約をするか?を、考えておきましょう。
──
以上です。
本件は、まずは相手にストレスを与えない、そうすると、相手からストレス反応は返ってこない、
結果、将来起こりうる、自分のストレスも、未然に防ぐ、という感じの
「ストレスのピンポン試合に参加しないようにする」ための俺的心得でした。
良かったら試してみてください。