はじめに
この記事ではQiita/Zennの両方を使い比べた私がその感想を書いていきます(Zennはクロス投稿用です)。個人の感想にすぎませんので、開発者側の意図とは食い違っていることもあります、予めご了承ください。
実感した違い
同じMarkdownでも見た目は変わる
例えばQiitaでコードを埋め込むとファイル名や言語指定するだけで色が変わります。
text.html
<head>
<META http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8">
<META http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=ISO-2022-JP">
<META http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
<META http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=EUC-JP">
</head>
もちろんZennでもコードを埋め込むことはできますが、色は変わるのでご注意ください。
編集環境が違う
Qiitaでは編集と同時に同一ウィンドウでプレビューを確認できますが、Zennではプレビューするのにボタンを押して切り替える必要があります。これを私なりに言い換えるとこうなります:
- Qiita: 横長ディスプレイの方が編集しやすい(2つの画面が横並びで表示されるので)
- Zenn: 縦長ディスプレイの方が表示しやすい(単一画面なので、視認できる範囲が広がるという特長がある)
Zennは本を出すことを念頭に置いている
Zennは自費出版機能からわかる通り、技術書の流通を目的としており、そのため表紙機能、自動で字数をカウントする機能が付いています(日本の出版業界では10万字が一つの目安だそうです)。例えば(私みたいに)複数のQiita記事をチャプターに使って技術書として再構成するみたいな使い方だって可能です。言い換えれば「Tech系に特化したnote」というところでしょうか。この仕組みはnoteのマガジン機能に通じるものがあると思います。
Qiitaは情報を早く流すのに特化している
同じ分野であってもQiitaは情報を早く流すのに特化していると思います。その証左として、
- Advent Calendar
- トレンド機能
- ストック機能
- 質問機能
- 即時プレビュー機能
の他にも、Zennよりも分類用タグが豊富にあります(ここは歴史の差から来ているのかもしれませんが)。あとQiitaの方がウェブ検索しやすいように感じます。
まとめ
私なりの結論としては
- Qiita: 小出しでも情報を早く共有する
- Zenn: 関連する情報を技術書としてまとめる
というのが違いになります。同じ分野でもサービスごとに目的は違うので使い分けしていくのがいいでしょう。