2020年11月4日(水曜日)
ご自身が見る夢は夢でしかありませんが、仲間と見る夢は現実になることがあると思います。
夢は、心に抱く者にだけ、現実を近付けて来るのだと思います。
2020年11月4日(水曜日)
我家のベランダから見えるお星様は、数えられる数しかありません。
高村光太郎の詩集『智恵子抄』を思い出します。
智恵子は東京に空がないという
本当の空が見たいという
智恵子が亡くなった後、光太郎が出版した『智恵子抄』にはこのように書かれているのですが、我家から見える夜空には美しい星空はありません。
この『智恵子抄』は、光太郎が智恵子と結婚する前から、智恵子が亡くなるまでの30年間にわたって書かれた愛の詩集です。
結婚した二人は、互いを貪るように激しく愛し合いました。それがわかるのが、
おんなは多淫
われも多淫
飽かずわれらは
愛欲に光る
この詩です。
智恵子は可愛い女性だったのでしょうね。
十和田湖畔に建立された記念碑の乙女の像をご覧になられた方もおられると思いますが、二人の女性が手を合わせている立像のお顔は、智恵子に似ていると言われています。
この像の完成から三年後、光太郎は肺結核で智恵子の元へ旅立ちました。
享年71歳。
多くの人が今日も夜空を見上げて、何を思うのでしょうか。
星の集合体の姿である銀河を目にする人もいるかもしれません。
太陽のような恒星や星間物質が重力的にまとまった天体を「銀河」と言う。
このように書くと銀河がロマンチックではなくなりますが、今日も天空のどこかで、銀河が宝石のように輝いていることでしょう。