任期満了に伴い、6月に予定されている京都府福知山市長選に、元副市長の嵳峩(さが)賢次氏(65)がこのほど、無所属で立候補することを正式に表明した。市長選への立候補表明は2人目。
嵳峩氏は、市内で開いた記者会見で、市の人口減少や補助金のカットを挙げ「福知山全体が沈んでいくのを見過ごすことができない」と述べた。
政策として、災害時の避難経路の見直しや避難所の充実、働き方改革による職員の超過勤務の削減、外国人を含めた介護人材の育成、中小企業サポート事業の推進などを掲げた。政党や組織の推薦は求めない方針。
嵳峩氏は京都府舞鶴市出身。和光大卒。1977年に旧大江町職員に採用され、福知山市と合併後、市長公室長などを務めた。2015年4月に副市長に就任したが、前市長が市長選で敗れたことに伴い、16年6月に退任した。同市篠尾新町。
市長選には僧侶の桐村正昭氏(64)が立候補を表明している。
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