ドエッタにおける穢多族の中国地方の報告(鳥取県)
18 novembre 2018
POP TATARI
鳥取県
同和教育実践事例集 同和教育資料 学校教育編5 (中学校・高等学校用)
p75 鳥取県市町村社会同和教育事業概況(昭和54年度) 鳥取県内の市町村別同和地区数、同和地区世帯数、同和地区人口、同和地区人口比率(1979年11月1日現在)、隣保館数、集会所数(1980年3月1日現在)
鳥取県市町村社会同和教育事業概況(1979年度)(下記に書かれいる鳥取県市町村社会同和教育事業概況(1979年度版)がこれです。)
概況
鳥取県の被差別部落の統計
調査年 | 地区数 | 戸数 | 人口 |
---|---|---|---|
1907年 | 67 | 2456 | 16794 |
1921年 | 81 | 3006 | 19022 |
1922年 | 81 | 2755 | 18494 |
1929年7月 | 81 | - | 約17000 |
1935年3月 | 97 | 3835 | 21999 |
1942年 | - | 3481 | 19797 |
1946年 | - | - | 25250 |
1958年 | 94 | 5140 | 28537 |
1963年 | 99 | 5810 | 地区全体30740、同和関係28414 |
1967年 | 86 | 地区全体6483、同和関係5472 | 地区全体29617、同和関係25631 |
1971年 | 98 | 地区全体6654、同和関係5501 | 地区全体28722、同和関係24256 |
1975年 | 105 | 地区全体6834、同和関係5963 | 地区全体27867、同和関係24664 |
1979年11月1日 | 109 | 6258 | 24937米1 |
1985年 | 107 | 地区全体6986、同和関係6080 | 地区全体28453、同和関係25138 |
1993年 | 107 | 地区全体7439、同和関係6389 | 地区全体26441、同和関係23562 |
(米1(p75 鳥取県市町村社会同和教育事業概況(昭和54年度) 鳥取県内の市町村別同和地区数、同和地区世帯数、同和地区人口、同和地区人口比率(1979年11月1日現在)、隣保館数、集会所数(1980年3月1日現在)(p75 鳥取県市町村社会同和教育事業概況(昭和54年度) 鳥取県内の市町村別同和地区数、同和地区世帯数、同和地区人口、同和地区人口比率(1979年11月1日現在)、隣保館数、集会所数(1980年3月1日現在)・鳥取県市町p75 鳥取県市町村社会同和教育事業概況(昭和54年度) 鳥取県内の市町村別同和地区数、同和地区世帯数、同和地区人口、同和地区人口比率(1979年11月1日現在)、隣保館数、集会所数(1980年3月1日現在)p75 鳥取県市町村社会同和教育事業概況(昭和54年度) 鳥取県内の市町村別同和地区数、同和地区世帯数、同和地区人口、同和地区人口比率(1979年11月1日現在)、隣保館数、集会所数(1980年3月1日現在)
・鳥取県市町村社会同和教育事業概況(1979年度) (上記の地図参考))
鳥取県では、鳥取県市町村社会同和教育事業概況(1979年度)(上記の地図参考)により、1979年11月1日現在の市町村別の同和地区数が判明している。文献によれば当時の県全体で同和地区数は109、世帯数は6,258、人口は24,937である。
県東部の同和地区特定のために有用な文献として、江戸時代末期に書かれたがある。因幡誌これは旧因幡国の村々を網羅的に解説したもので、穢多村の記述もある。しかし、明治以降に他の同和地区からの移住により形成され、同和対策事業の対象となった地区も存在するので注意が必要である。
部落問題・水平運動問題資料成補巻一の同和地区寺院所在地と檀徒所在地の地名一覧には鳥取県内の地名が多く記載されている。
山陰之教育題20号には、「新平民に関する調査表」として明治期に新平民が存在した村の一覧と人口と教育状況が列挙されている。
いずれの資料も漏れや不正確な記述があると考えられるので、精査する必要がある。たとえば鳥取市国府町中郷には10軒ほどの「はちや」身分の者が竹細工で生活していたが、中郷はいずれの資料にも載っていない。
鳥取県の同和地区は本村の枝村であった穢多村に由来することが多く、現在では枝村も含めて本村の名前が行政区画名となっていることが多いことから、地名だけで同和地区とされる集落を特定できない場合が多い。それゆえ、しばしば地元では上(下)○○、西(東)○○のように同和地区が通称される。
同和地区の産業はかつては農業や日傭が多かったが、現在は特に東部において土木、建設業者が多い。これは1952年4月17日の鳥取大火で、鳥取市の市街地の大部分が消失し、瓦礫の撤去とその後の復興事業において、当時人手が余っていた同和地区住民の多くが従事したためである。その結果復興特需により、同和地区に多くの土木、建設業者が生まれた。
鳥取の鉢屋衆について、柳田國男は「鉢叩きと其杖(毛坊主考の六)」で「因幡岩美郡中ノ郷村の鉢屋などは石切細工が生業であつた(因幡民談三)」と述べている。中ノ郷村は現在の鳥取市の一部にあたる。鉢屋は、伯耆に118村234戸、因幡に4村36戸あり、鳥取県西部に多くいた。なお東伯郡琴浦町大字赤碕に鉢屋屋敷という小字があるが、ここは『全國部落調査』に記載がない。
鳥取県西伯郡大山町名和出身の名和長年について「名和長年は南朝の忠臣なりしは何人も知れり、然れども彼れが部落の人でありし事は、未だ世に知られず」と記す資料もある。巡回した際の見聞からの記事であり、水運業が被差別民の職業としてあったことからと足利氏に対抗したことからの伝承か。
毎日新聞は2016年8月19日付の記事で、鳥取県因幡地方と兵庫県但馬地方に伝わる「麒麟獅子舞」が日本遺産に申請される旨報じている。そんな最中、朝日新聞(小若理恵記者(クリックすると麒麟獅子舞に関する記事が読めます。)は2017年5月22日付の記事で以下のように報じた。 (下記がその新聞記載の内容)
同じ神社の氏子でありながら、「けがれる」として最近まで獅子舞への参加を許され
なかった被差別部落が西日本にある。憲法は「法の下の平等」をうたうのに、長い間こ
の地区は置き去りにされてきた。対等な関係を築きたい――。当事者も地区外の人も動い
て「平等」を実現させた。 4月中旬。点在する家々の間にかねと太鼓の音が響いた。
獅子が練り歩き、氏子の家を回った。 この地区は地元神社の氏子でありながら、長い
間、春と秋の大祭で奉納する獅子舞に参加できなかった。昔から「獅子舞は地区外の町
民で回す」という暗黙の決まりが、その町にあったからだ。 「ムラの人が獅子に触れ
るとけがれる」。この地区のことを「ムラ」と呼ぶ町にはそんな迷信があった。 幼い
頃、獅子舞が通り過ぎるのを見るだけだった地区の男性(61)は「自分たちが参加でき
ないのは、今も続く部落差別の一つではないか」と、いつしか思うようになった。 地区
の内外を分ける形で続く獅子舞。祭りのたびに繰り返される現実が、男性には耐えがたか
った。 数年前、地区の区長になったのを機に、町の寄り合いで訴えた。(略)「現在もな
お部落差別が存在する」。昨年12月に成立した部落差別解消推進法は第1条でそう指摘す
る。同法は「全ての国民に基本的人権の享有を保障する憲法の理念にのっとり、部落差別
は許されない」として、相談体制の充実や差別解消のための教育・啓発・実態調査を国や
地方自治体に求めている。インターネット上での同和地区の地名リスト掲示などの新たな
差別事例が起きていることが背景にある。
因幡の麒麟獅子舞の麒麟獅子舞と但馬の麒麟獅子舞の麒麟獅子舞の写真。
因幡の麒麟獅子舞
但馬の麒麟獅子舞
更に当該記事で用いられた獅子舞の写真の構図が毎日新聞のものと同一であり、朝日新聞の小若理恵記者は「麒麟獅子舞」と分かるように写真を掲載したことで鳥取県因幡地方か兵庫県但馬地方の中に被差別部落があることを暴露した。 (小若理恵記者は記事で「ミスリード」しており、むしろ風評被害(部落差別)を助長していると指摘されている。朝日新聞が報じた「獅子舞への参加を許せなかった被差別部落とは?~示現舎 かつて小若理恵記者の記事について朝日新聞は愛知地域人権連合から抗議を受け謝罪している。 全国地域運動総合連>>Blog Archive>>愛知人権ネットが朝日新聞の報道に抗議、社は謝罪 朝日新聞 小若理恵記者の中途半端な同和差別記事にミスリードされた2ちゃんねる炎上 : Birth of Bluesは削除(リンク切れ)。同様の「ミスリード」を繰り返しており、小若理恵記者は政治的意図をもった「確信犯」として執筆していることが窺える。)
また林光宏は「部落問題入門/春の神社祭り~やっと実現した獅子舞~」と題した講演を開いた上に、部落解放同盟鳥取県連合会谷山支部を自称したことで、「鳥取市吉岡温泉町(谷山集会所)」周辺が部落だと暴露している。 月刊誌『ヒューマンライツ』(2015年3月号(NO.324)、部落解放人権研究所)にも林光宏は「私の村の解放運動 (前編) 二〇一三年、春の神社祭り ~やっと実現した獅子舞~」と題した寄稿をしている。『ヒューマンライツ』は多くの公立図書館で誰でも閲覧可能である。 (林光宏は「鳥取県牛肉販売協議会の生産者」と紹介されている。 牛肉の生産は部落の誇るべき産業の一つであり、これを「けがれる」ものとみなし神事を認めないのは差別意識の現れと言う他無い。 )
なお部落解放同盟は研究や部落差別解消の目的があれば部落地名リストの公開は差別でなく正当だと主張しており朝日新聞の小若理恵記者が指摘するような「インターネット上での同和地区の地名リスト掲示などの新たな差別事例」に該当しない。 おそらく小若理恵記者の言う「インターネット上での同和地区の地名リスト掲示などの新たな差別事例」とは、Googleや国立国会図書館が電子データ化して公開した『融和事業年鑑』(財団法人中央融和事業協会編著)と思われる。
真宗大谷派同和関係寺院協議会は「鳥取県の被差別部落の歴史と現状・鳥取ループ問題について」と題して、鳥取県内の部落を巡るフィールドワークを開催した。案内された部落の場所はインターネット上で公開している。鳥取ループを差別者と指弾しながら、一方で部落の場所をインターネットで堂々公開する矛盾を微塵も感じない真宗大谷派同和関係寺院協議会の人権感覚には驚く他ない。
米子市宗像と日野郡日南町神福にはそれぞれ乞食谷という小字があるが、旧賤民と関連しているかどうかは不明である。
文献
因幡誌(1795年)
(因幡誌の)書誌情報
因幡誌
発行日 | 1795年 |
発行者 | 安倍惟親 |
江戸時代に書かれた因幡国の地誌。村ごとに解説がされており、穢多村の記述からその村が同和地区かどうかを知ることが出来る。
穢多村とされる村
ほとんどの穢多村は本村に付随する形で存在する。このような村は、現代でも全域が同和地区指定されず、穢多村であった地域が同和地区指定された。稀に全村が穢多村の場合もある。
上巻
巨濃郡
- P133 本庄村(本村53軒 穢多村8軒)
- P145 恩地村(本村44軒 穢多村?軒)
法美郡
- P274 麻生村(本村16軒 穢多村38軒)
- P334 縁通村(本村72軒 穢多村?軒)
八上郡
八東郡
- P403 高野村(本村59軒 屠児村25軒)
- P460 南村(本村60軒 穢多村30軒)
- P471 東村(本村20軒 屠児村30軒)
- P473 才代村(本村63軒 穢多村25軒)
- P510 福井村(本村34軒 屠児村30軒)
- P528 市場村(本村70軒 屠児村9軒)
智頭郡
- P548 上鷹狩山(本村21軒 穢多村?軒)
- P556 別府村(本村48軒 穢多村7軒)南別府
- P557 古用瀬村(本村26軒 穢多村15軒)河崎
- P567 小原村(穢多村10軒)
- P569 古市村(本村42軒 穢多村6軒)上市
- P567 本折村(穢多村10軒)
高草郡
- P747 田野嶋村(本村40軒 穢多村50軒)
- P795 古海村(本村87軒 穢多村14軒)
- P807 下味野村(本村40軒 穢多村27軒)赤池
- P817 倭文村(本村28軒 穢多村13軒)
- P865 吉岡村(本村118軒 穢多村9軒)
気多郡
ページ | 村名 | 戸数 | 現在地 | 備考 |
---|---|---|---|---|
133 | 巨濃郡 本庄村 | 本村53軒 穢多村8軒 | 岩美郡 岩美町 本庄 | |
145 | 巨濃郡 恩地村 | 本村44軒 穢多村?軒 | 岩美郡 岩美町 恩志 | |
274 | 法美郡 麻生村 | 本村16軒 穢多村38軒 | 鳥取市 国府町麻生 | |
334 | 法美郡 縁通村 | 本村72軒 穢多村?軒 | 鳥取市 円通寺、西円通寺 | |
336 | 八上郡 稲常村 | 本村16軒 穢多村14軒 | 鳥取市 河原町稲常 | |
339 | 八上郡 布袋村 | 本村55軒 穢多村27軒 | 鳥取市 河原町布袋 | |
341 | 八上郡 渡リ一ツ木村 | 本村18軒 穢多村37軒 | 鳥取市 河原町渡一木 | |
349 | 八上郡 百井村 | 本村14軒 穢多村7軒 | 八頭郡 八頭町 土師百井 | |
359 | 八上郡 下船岡村 | 本村120軒 穢多村?軒 | 八頭郡 八頭町 船岡 | |
375 | 八上郡 釜口村 | 本村120軒 穢多村5軒 | 鳥取市 河原町釜口 | 緑浄寺について穢多寺とある |
377 | 八上郡 散岐村 | 本村120軒 穢多村32軒 | 鳥取市 河原町佐貫 | |
403 | 八東郡 高野村 | 本村59軒 屠児村25軒 | 八頭郡 若桜町 高野 | |
460 | 八東郡 南村 | 本村60軒 穢多村30軒 | 八頭郡 八頭町 南 | |
471 | 八東郡 東村 | 本村20軒 屠児村30軒 | 八頭郡 八頭町 東 | |
473 | 八東郡 才代村 | 本村63軒 穢多村25軒 | 八頭郡 八頭町 才代 | |
510 | 八東郡 福井村 | 本村34軒 屠児村30軒 | 八頭郡 八頭町 福井 | |
528 | 八東郡 市場村 | 本村70軒 屠児村9軒 | 八頭郡 八頭町 市場 | |
548 | 智頭郡 上鷹狩山 | 本村21軒 穢多村?軒 | 鳥取市 用瀬町鷹狩 | |
556 | 智頭郡 別府村 | 本村48軒 穢多村7軒 | 鳥取市 用瀬町別府 | 穢多村である枝郷の名前は「南別府」 |
557 | 智頭郡 古用瀬村 | 本村26軒 穢多村15軒 | 鳥取市 用瀬町古用瀬 | 穢多村である枝郷の名前は「河崎」 |
567 | 智頭郡 小原村 | 穢多村10軒 | 鳥取市 佐治町小原 | |
569 | 智頭郡 古市村 | 本村42軒 穢多村6軒 | 鳥取市 佐治町古市 | 穢多村である枝郷の名前は「上市」 |
567 | 智頭郡 本折村 | 穢多村10軒 | 八頭郡 智頭町 本折 | |
747 | 高草郡 田野嶋村 | 本村40軒 穢多村50軒 | 鳥取市 田島 | |
795 | 高草郡 古海村 | 本村87軒 穢多村14軒 | 鳥取市 古海 | |
807 | 高草郡 下味野村 | 本村40軒 穢多村27軒 | 鳥取市 下味野 | 穢多村である枝郷の名前は「赤池」 |
817 | 高草郡 倭文村 | 本村28軒 穢多村13軒 | 鳥取市 倭文 | |
865 | 高草郡 吉岡村 | 本村118軒 穢多村9軒 | 鳥取市 吉岡温泉町 | |
954 | 気多郡 下光本村 | 本村58軒 穢多村10軒 | 鳥取市 気高町下光元 | |
959 | 気多郡 鹿野 | 本村130軒 鉢屋村11軒 | 鳥取市 鹿野町鹿野 |
山陰之教育第20号(1897年)
タイトル「山陰之教育第20号」
発行日 1897年1月8日
発行所 私立鳥取県教育会事務所
部落解放同盟は『山陰之教育第20号』について以下のように述べている。
『山陰之教育第20号』が1897年(明治30年)1月8日に発行されたこと、本資料に「新平民に関する調査報告書」という記事の掲載があり、被告主調のような記載があることは認めるが、その余は不知ないし否認。『山陰之教育第20号』はもともと鳥取県内の教育に関心を有する人が読み手として想定されたもので、教育の課題のための一種の学術的な資料であり、広く頒布されたものではない。そして、すでに発行から120年が経過しており、すでに歴史的価値を有する資料となっている。図書館に所蔵されているとしても、一般人には当該資料を知り、アクセスすることは極めて困難である。
また、そこに一覧として記載されているのは、鳥取県内の当時存在した6つの郡中の村の大字を「新平民」の居所として示したものに過ぎず、限定された地域に関するものである。そしてこの調査が教育環境の改善のために行われたものであることも、『山陰之教育第20号』から読み取ることができる。
鳥取県内の教育に関心を有する人が読み手として想定されたもの
学術的な資料
広く頒布されたものではない
発行から120年が経過
図書館に所蔵されているとしても、一般人には当該資料を知り、アクセスすることは極めて困難
現存しない郡中の村の大字
限定された地域に関するもの
調査が教育環境の改善のために行われたもの。
見られる場所
鳥取県立図書館
内容
p23-28 新平民に関する調査表
メディア:山陰之教育20.pdf
●岩美郡
○富桑村
西品治 田島村
○美保村
宮長村 富安村
○倉田村
圓通寺村 國安村 馬場村
○國府村
町屋村
○法美村
麻生村
○面影村
大杙村
○本庄村
恩志村
本庄村
●八頭郡
○國中村
久能寺村 萬代寺村 土師百井村 石田百井村 米岡村
○船岡村
船岡村
○國英村
山手村 釜口村
○河原村
稻常村
○曳田村
曳田村
○五總村
中井村
○佐貫村
佐貫村 八日市村
○隼村
福井村 上野村
○逢郷村
南村 島村 重枝村
○八東村
才代村 東村
○若櫻村
高野村
○中私都村
市場村
○大村
鷹狩村
○用瀬村
別府村
○社村
古用瀬村
○口佐治村
小原村 葛谷村 大井村
○智頭村
智頭宿ノ内本折
○中田村
三田村
●氣高郡
○大和村
倭文村
○美穂村
味野村
○海徳村
古海村 徳尾村
○福富村
中村
○松保村
布勢村
○豐實村
島村
○吉岡村
吉岡村
○大郷村
松原村
○光元村
光元村
○日置谷村
藏内村
●東伯郡
○上灘村
嚴城村 駄經寺村 圓谷村
○倉吉町
河原村 福吉町
○下中山村
田中村
○榮村
龜谷村
○小鴨村
中河原村
○福米村
上米積村 下福田村 上福田村
○東郷村
田畑村
○豐定村
出上村
●西伯郡
○米子町
新法膳寺町 新博勞町
○手間村
宮前村
○法勝寺村
法勝寺村
○五千石村
八幡村
○縣村
福萬村
○王子村
赤井手村
○大高村
尾高村
○所子村
中高村
○庄内村
押平村
●日野郡
○江尾村
江尾村
○根雨村
根雨村
○安井村
榎市村
○福榮村
神福村
○野上村
三部村
○福成村
神戸上村
○石見村
上石見村
○宮内村
矢戸村 三榮村
町村 | 大字 | 戸数 | 人口 | 現在地 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
岩美郡 富桑村 | 西品治 | 140 | 817 | 鳥取市 西品治 | |
岩美郡 富桑村 | 田島村 | 鳥取市 田島 | |||
岩美郡 美保村 | 宮長村 | 16 | 101 | 鳥取市 宮長 | |
岩美郡 美保村 | 富安村 | 7 | 39 | 鳥取市 富安 | |
岩美郡 倉田村 | 圓通寺村 | 63 | 402 | 鳥取市 円通寺、西円通寺 | |
岩美郡 倉田村 | 國安村 | 61 | 368 | 鳥取市 国安 | |
岩美郡 倉田村 | 馬場村 | 42 | 260 | 鳥取市 馬場 | |
岩美郡 國府村 | 町屋村 | 22 | 187 | 鳥取市 国府町町屋 | |
岩美郡 法美村 | 麻生村 | 101 | 611 | 鳥取市 国府町麻生 | |
岩美郡 面影村 | 大杙村 | 19 | 110 | 鳥取市 大杙 | |
岩美郡 本庄村 | 恩志村 | 30 | 201 | 岩美郡 岩美町 恩志 | |
岩美郡 本庄村 | 本庄村 | 14 | 72 | 岩美郡 岩美町 本庄 | |
八頭郡 國中村 | 久能寺村 | 12 | 69 | 八頭郡 八頭町 久能寺 | |
八頭郡 國中村 | 萬代寺村 | 16 | 150 | 八頭郡 八頭町 万代寺 | |
八頭郡 國中村 | 土師百井村 | 16 | 108 | 八頭郡 八頭町 土師百井 | |
八頭郡 國中村 | 石田百井村 | 2 | 6 | 八頭郡 八頭町 石田百井 | |
八頭郡 國中村 | 米岡村 | 4 | 17 | 八頭郡 八頭町 米岡 | |
八頭郡 船岡村 | 船岡村 | 16 | 108 | 八頭郡 八頭町 船岡 | |
八頭郡 國英村 | 山手村 | 11 | 63 | 鳥取市 河原町山手 | |
八頭郡 國英村 | 釜口村 | 2 | 14 | 鳥取市 河原町釜口 | |
八頭郡 河原村 | 稻常村 | 20 | 92 | 鳥取市 河原町稲常 | |
八頭郡 曳田村 | 曳田村 | 35 | 264 | 鳥取市 河原町曳田 | |
八頭郡 五總村 | 中井村 | 18 | 127 | 鳥取市 河原町中井 | |
八頭郡 佐貫村 | 佐貫村 | 108 | 706 | 鳥取市 河原町佐貫 | |
八頭郡 佐貫村 | 八日市村 | 5 | 45 | 鳥取市 河原町八日市 | |
八頭郡 隼村 | 福井村 | 33 | 246 | 八頭郡 八頭町 福井 | |
八頭郡 隼村 | 上野村 | 17 | 118 | 八頭郡 八頭町 上野 | |
八頭郡 逢郷村 | 南村 | 38 | 274 | 八頭郡 八頭町 南 | |
八頭郡 逢郷村 | 島村 | 4 | 25 | 八頭郡 八頭町 島 | |
八頭郡 逢郷村 | 重枝村 | 2 | 8 | 八頭郡 八頭町 重枝 | |
八頭郡 八東村 | 才代村 | 30 | 215 | 八頭郡 八頭町 才代 | |
八頭郡 八東村 | 東村 | 31 | 210 | 八頭郡 八頭町 東 | |
八頭郡 若櫻村 | 高野村 | 47 | 302 | 八頭郡 若桜町 高野 | |
八頭郡 中私都村 | 市場村 | 36 | 254 | 八頭郡 若桜町 高野 | |
八頭郡 大村 | 鷹狩村 | 2 | 15 | 鳥取市 用瀬町鷹狩 | |
八頭郡 用瀬村 | 別府村 | 15 | 89 | 鳥取市 用瀬町別府 | |
八頭郡 社村 | 古用瀬村 | 32 | 194 | 鳥取市 用瀬町古用瀬 | |
八頭郡 佐治村 | 小原村 | 19 | 102 | 鳥取市 佐治町小原 | |
八頭郡 佐治村 | 葛谷村 | 6 | 35 | 鳥取市 佐治町葛谷 | |
八頭郡 佐治村 | 大井村 | 15 | 90 | 鳥取市 佐治町大井 | |
八頭郡 智頭村 | 智頭宿ノ内本折 | 71 | 381 | 八頭郡 智頭町 本折 | |
八頭郡 中田村 | 三田村 | 6 | 40 | 八頭郡 智頭町 三田 | |
氣高郡 大和村 | 倭文村 | 28 | 227 | 鳥取市 倭文 | |
氣高郡 美穂村 | 味野村 | 103 | 563 | 鳥取市 下味野 | |
氣高郡 海徳村 | 古海村 | 104 | 689 | 鳥取市 古海 | |
氣高郡 海徳村 | 徳尾村 | 3 | 19 | 鳥取市 徳尾 | |
氣高郡 福富村 | 中村 | 12 | 83 | 鳥取市 中村 | |
氣高郡 松保村 | 布勢村 | 5 | 33 | 鳥取市 布勢 | |
氣高郡 豐實村 | 島村 | 9 | 57 | 鳥取市 嶋 | |
氣高郡 吉岡村 | 吉岡村 | 23 | 131 | 鳥取市 吉岡温泉町 | |
氣高郡 大郷村 | 松原村 | 8 | 52 | 鳥取市 松原 | |
氣高郡 光元村 | 光元村 | 28 | 196 | 鳥取市 気高町下光元 | |
氣高郡 日置谷村 | 藏内村 | 9 | 39 | 鳥取市 青谷町蔵内 | |
東伯郡 上灘村 | 嚴城村 | 15 | 102 | 倉吉市 巌城 | |
東伯郡 上灘村 | 駄經寺村 | 1 | 6 | 倉吉市 駄経寺 | |
東伯郡 上灘村 | 圓谷村 | 2 | 10 | 倉吉市 円谷町 | |
東伯郡 倉吉町 | 河原村 | 9 | 40 | 倉吉市 河原町 | |
東伯郡 倉吉町 | 福吉町 | 17 | 98 | 倉吉市 福吉町 | |
東伯郡 下中山村 | 田中村 | 19 | 135 | 西伯郡 大山町 田中 | |
東伯郡 榮村 | 龜谷村 | 25 | 219 | 東伯郡 北栄町 亀谷 | |
東伯郡 小鴨村 | 中河原村 | 39 | 248 | 倉吉市 中河原 | |
東伯郡 福米村 | 上米積村 | 84 | 507 | 倉吉市 上米積 | |
東伯郡 福米村 | 下福田村 | 11 | 44 | 倉吉市 下福田 | |
東伯郡 福米村 | 上福田村 | 14 | 92 | 倉吉市 上福田 | |
東伯郡 東郷村 | 田畑村 | 30 | 183 | 東伯郡 湯梨浜町 田畑 | |
東伯郡 豐定村 | 出上村 | 61 | 397 | 東伯郡 琴浦町 出上 | |
西伯郡 米子町 | 新法勝寺町 | 68 | 358 | 米子市 法勝寺町 | |
西伯郡 米子町 | 新博勞町 | 30 | 131 | 米子市 博労町 | |
西伯郡 手間村 | 宮前村 | 24 | 152 | 西伯郡 南部町 宮前 | |
西伯郡 法勝寺村 | 法勝寺村 | 12 | 85 | 西伯郡 南部町 法勝寺 | |
西伯郡 五千石村 | 八幡村 | 12 | 54 | 米子市 八幡 | |
西伯郡 縣村 | 福萬村 | 24 | 134 | 米子市 福万 | |
西伯郡 王子村 | 赤井手村 | 18 | 101 | 米子市 赤井出 | |
西伯郡 大高村 | 尾高村 | 15 | 149 | 米子市 尾高 | |
西伯郡 所子村 | 中高村 | 61 | 370 | 西伯郡 大山町 中高 | |
西伯郡 庄内村 | 押平村 | 56 | 357 | 大山町 押平 | |
日野郡 江尾村 | 江尾村 | 23 | 128 | 日野郡 江府町 江尾 | |
日野郡 根雨村 | 根雨村 | 2 | 11 | 日野郡 日野町 根雨 | |
日野郡 安井村 | 榎市村 | 43 | 219 | 日野郡 日野町 榎市 | かつて下榎が榎市の一部だった可能性について要検証。 |
日野郡 福榮村 | 神福村 | 9 | 60 | 日野郡 日南町 神福 | |
日野郡 野上村 | 三部村 | 31 | 185 | 西伯郡 伯耆町 三部 | |
日野郡 福成村 | 神戸上村 | 2 | 14 | 日野郡 日南町 神戸上 | |
日野郡 石見村 | 上石見村 | 2 | 16 | 日野郡 日南町 上石 | |
日野郡 宮内村 | 矢戸村 | 3 | 8 | 日野郡 日南町 矢戸 | |
日野郡 宮内村 | 三榮村 | 32 | 175 | 日野郡 日南町 三栄 |
部落問題・水平運動資料集成補巻一(1923年)
所在地方 | 戸数 | 人口 | 寺院 | 現在地 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
岩美郡 富安村 田島 | 23 | 129 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 田島 | |
岩美郡 富安村 西品治 | 156 | 948 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 西品治 | |
岩美郡 美保村 宮長 | 12 | 68 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 宮長 | |
岩美郡 美保村 富安 | 13 | 77 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 富安 | |
岩美郡 倉田村 円通寺 | 84 | 563 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 円通寺、西円通寺 | |
岩美郡 倉田村 国安 | 75 | 407 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 国安 | |
岩美郡 倉田村 馬場 | 51 | 349 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 馬場 | |
岩美郡 面影村 大材 | 23 | 188 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 大杙 | |
岩美郡 宇倍野村 町屋 | 29 | 169 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 国府町町屋 | |
岩美郡 宇倍野村 広西 | 6 | 42 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 国府町広西 | |
岩美郡 宇倍野村 麻生 | 114 | 717 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 国府町麻生 | |
岩美郡 本庄村 本庄 | 12 | 60 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 岩美郡 岩美町 本庄 | |
岩美郡 福部村 湯山 | 4 | 33 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 福部町湯山 | |
八頭郡 国中村 万代寺 | 21 | 147 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 八頭郡 八頭町 万代寺 | |
八頭郡 国中村 土師百井 | 11 | 77 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 八頭郡 八頭町 土師百井 | |
八頭郡 国中村 米岡 | 4 | 21 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 八頭郡 八頭町 米岡 | |
八頭郡 国中村 久能寺 | 5 | 25 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 八頭郡 八頭町 久能寺 | |
八頭郡 船岡村 船岡 | 15 | 71 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 八頭郡 八頭町 船岡 | |
八頭郡 国栄村 山手 | 10 | 67 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 河原町山手 | |
八頭郡 河原町 稲常 | 6 | 31 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 河原町稲常 | |
八頭郡 八上村 曳田 | 34 | 212 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 河原町曳田 | |
八頭郡 西郷村 沖台 | 29 | 204 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 沖台が中井の別名だった可能性など要調査。 | |
八頭郡 散岐村 佐賀 | 110 | 715 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 河原町佐貫 | 佐賀は佐貫の誤記。 |
八頭郡 散岐村 八日市 | 1 | 9 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 河原町八日市 | |
八頭郡 隼村 福井 | 36 | 177 | 八頭郡 隼村 郡家 光福寺 | 八頭郡 八頭町 福井 | |
八頭郡 隼村 上野 | 17 | 85 | 八頭郡 隼村 郡家 光福寺 | 八頭郡 八頭町 上野 | |
八頭郡 八頭村 竹市 | 42 | 242 | 八頭郡 隼村 郡家 光福寺 | 八頭郡 八頭町 竹市 | |
八頭郡 八頭村 河住 | 45 | 234 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 河住が東の別名だった可能性など要調査。 | |
八頭郡 丹比村 南 | 60 | 397 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 八頭郡 八頭町 南 | |
八頭郡 若桜村 高野 | 73 | 388 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 八頭郡 若桜町 高野 | |
八頭郡 私都村 市場 | 24 | 307 | 八頭郡 下私都村 山路 蓮徳寺 | 八頭郡 八頭町 市場 | |
八頭郡 用瀬村 別府 | 14 | 95 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 用瀬町別府 | |
八頭郡 社村 古用瀬 | 41 | 250 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 用瀬町古用瀬 | |
八頭郡 佐治村 大井 | 31 | 189 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 佐治町大井 | |
八頭郡 佐治村 葛谷 | 6 | 32 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 佐治町葛谷 | |
八頭郡 佐治村 小原 | 9 | 47 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 佐治町小原 | |
八頭郡 地頭村 櫛谷 | 25 | 139 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 八頭郡 智頭町 久志谷 | |
八頭郡 地頭村 本折 | 50 | 277 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 八頭郡 智頭町 本折 | |
気高郡 松保村 正木 | 9 | 31 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 正木が布施の別名だった可能性など要調査。 | |
気高郡 日置谷村 蔵内 | 14 | 71 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 青谷町蔵内 | |
気高郡 大郷村 高殿 | 12 | 69 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 吉岡温泉町 | |
気高郡 東郷村 中 | 14 | 88 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 中村 | |
気高郡 吉岡村 谷山 | 29 | 155 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 吉岡温泉町 | |
気高郡 大和村 倭文 | 27 | 211 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 取市 倭文 | |
気高郡 豊実村 島 | 7 | 73 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 嶋 | |
気高郡 寛木村 下光元 | 45 | 281 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 気高町下光元 | |
気高郡 大正村 古海 | 151 | 901 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 古海 | |
気高郡 美穂村 下味野 | 109 | 664 | 八頭郡 国栄村 釜口 緑浄寺 | 鳥取市 下味野 | |
東伯郡 東郷村 田畑 | 93 | 203 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 東伯郡 湯梨浜町 田畑 | |
東伯郡 小鴨村 中河原 | 48 | 317 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 倉吉市 中河原 | |
東伯郡 上小鴨村 鴨河内 | 9 | 56 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 倉吉市 鴨河内 | |
東伯郡 高城村 勝負谷 | 16 | 259 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 倉吉市 上福田 | |
東伯郡 高城村 上米積 | 139 | 719 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 倉吉市 上米積 | |
東伯郡 高城村 下福田 | 9 | 67 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 倉吉市 下福田 | |
東伯郡 上灘村 三明寺 | 24 | 186 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 倉吉市 巌城 三明寺西、三明寺東 | |
東伯郡 栄村 亀谷 | 64 | 274 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 東伯郡 北栄町 亀谷 | |
東伯郡 市勢村 下伊勢 | 76 | 384 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 東伯郡 琴浦町 下伊勢 | |
東伯郡 成美村 出上前条 | 108 | 648 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 東伯郡 琴浦町 出上 | 前条については要調査。 |
東伯郡 下中山村 田中ノ内原 | 36 | 237 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 西伯郡 大山町 田中 下田中 | |
西伯郡 米子市幸町 | 77 | 378 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | ||
西伯郡 五千石村 八幡 | 12 | 101 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 米子市 八幡 | |
西伯郡 県村 福万 | 30 | 307 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 米子市 福万 | |
西伯郡 春日村 赤井手 | 20 | 106 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 米子市 赤井出 | |
西伯郡 大高村 尾高 | 34 | 365 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 米子市 尾高 | |
西伯郡 所子村 中高 | 89 | 580 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 西伯郡 大山町 中高 | |
西伯郡 庄内村 押平 | 91 | 468 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 大山町 押平 | |
西伯郡 法勝寺村 清水 | 20 | 93 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 西伯郡 南部町 法勝寺 | 勝寺川をはさんで西側の地区が清水。 |
西伯郡 手間村 宮前 | 39 | 266 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 西伯郡 南部町 宮前 | |
西伯郡 大和村 小波 | 412 | 1664 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 米子市 淀江町小波 | |
日野郡 野上村 三部 | 42 | 231 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 西伯郡 伯耆町 三部 | |
日野郡 江尾村 江尾下毛 | 29 | 185 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 日野郡 江府町 江尾 | 江尾94-15に本町5丁目集会所がある。 |
日野郡 福栄村 神福猪子原 | 13 | 75 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 日野郡 日南町 神福 | 神福1532付近、県道211号沿いに猪子原バス停がある。神福1525に神福上集会所がある、 |
日野郡 日野村 下榎 | 56 | 286 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 日野郡 日野町 下榎 | |
日野郡 宮内村 三栄 | 68 | 363 | 西伯郡 大和村 小波 浄福寺 | 日野郡 日南町 三栄 |
全國部落調査(1935年)
鳥取縣 昭和十年三月現在
167頁
部落所在地 | 部落名 | 戸数 | 人口 | 主業 | 副業 | 生活程度 | 現在地 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
鳥取市 田島 | 田島 | 二六 | 一六一 | 農業 | 日傭 | 下 | 鳥取市 田島 | |
〃 西品治 | 西品治 | 一六四 | 八九〇 | 〃 | 日傭、藁細工 | 〃 | 鳥取市 西品治 | |
〃 宮長 | 宮長 | 一四 | 八七 | 〃 | 日傭 | 中 | 鳥取市 宮長 | |
〃 富安 | 富安 | 一八 | 一〇六 | 〃 | 〃 | 鳥取市 富安 | 未指定。開発と混住がすすんだため。 | |
米子市 富士見町 | 富士見町二丁目 | 八九 | 四九一 | 日傭 | 藁細工 | 〃 | 米子市 冨士見町 | 現在の2丁目が当時の区域と一致するかは要検証。 |
168頁
部落所在地 | 部落名 | 戸数 | 人口 | 主業 | 副業 | 生活程度 | 現在地 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
米子市 博労町 | 博労町三丁目 | 五九 | 三二六 | 日傭、屑物商 | 日傭 | 下 | 米子市 博労町 | 現在の3丁目が当時の区域と一致するかは要検証。 |
岩美郡 倉田村 円通寺 | 樋ノ戸土居 | 八八 | 五一七 | 農、石工、日傭 | 日傭 | 〃 | 鳥取市 円通寺、西円通寺 | 同地では人形芝居が行われており、六代目の座元として西村姓の者が登場する。同地に山根姓の者がいた。同地の人形遺系図に姓の記載がある四代から七代の座元に以下の姓の者がいた。秋山(7人)、磯部(3人)、坂根(5人)、坂本、谷口(4人)、中山、西村(12人)、森下(5人)、山口(4人)、山根(2人)。 |
〃 〃 国安 | 北土居 | 七五 | 四七八 | 農、荷馬車挽、日傭 | 〃 | 中 | 鳥取市 国安 | 同地に以下の姓の者がいた。木村、西村。同地に椋田姓の者がいた。鳥取県から全国婦人集会に参加した間屋口姓の者がいた。間屋口(まやぐち)は、鳥取市が最多の稀姓で同地に多い。間屋口姓14件、椋田姓17件。2000年電話帳。 |
〃 〃 馬場 | 沖土居 | 五四 | 二九八 | 農、日傭 | 日傭、農 | 下 | 鳥取市 馬場 | 鳥取市の馬場地区の馬場八幡永楽座系図にある初代から四代の座元に以下の姓の者がいた。奥村、中尾(6人)、西尾、西垣、福田(9人)、前田(15人)、森本。同地に中村姓の者がいた。部落解放同盟馬場支部に村田姓の者がいた。 |
岩美郡 面影村 | 大杙 | 二八 | 一六九 | 農 | 日傭 | 〃 | 鳥取市 大杙 | |
〃 宇倍野村 | 麻生 | 九三 | 五〇七 | 〃 | 〃 | 〃 | 鳥取市 国府町麻生 | 同地に北邑姓の者がいた。北邑(きたむら)は、滋賀県東近江市が最多の稀姓。 |
〃 宇倍野村 町屋 | 分田 | 一五 | 九四 | 〃 | 〃 | 〃 | 鳥取市 国府町町屋 | 上町屋児童館や上町屋老人憩いの家の付近が分田。同地に前道姓の者がいた。前道(まえみち)は、都道府県別では長崎県、市町村別では北海道帯広市が最多の稀姓。前道姓3件。2000年電話帳。 |
〃 〃 廣西 | 笑道 | 六 | 四三 | 〃 | 〃 | 〃 | 鳥取市 国府町広西 | 35.459070, 134.280526付近が笑道。 |
岩美郡 恩庄村 恩志 | 畠崎 | 四四 | 二六八 | 〃 | 藁細工 | 〃 | 岩美郡 岩美町 恩志 | 恩庄村は本庄村の誤記。畠崎は岡崎の誤記の可能性あり。 |
〃 〃 本庄 | 下本庄 | 一六 | 九七 | 〃 | 〃 | 〃 | 岩美郡 岩美町 本庄 | |
〃 福部村 | 湯山 | 三 | 二二 | 〃 | 〃 | 〃 | 鳥取市 福部町湯山 | 鳥取連続不審死事件(2009年発覚)の上田美由紀死刑囚(旧姓堀江)の事件当時の住所。ただし上田の実家は東伯郡大栄町(現・北栄町)で、父の職業は土木作業員。旧大栄町では亀谷に堀江姓が集中している。( 小林健治『部落解放同盟「糾弾」史』37頁に「『週刊朝日』編集部は、鳥取で起きた連続不審死事件の容疑者と被差別部落という属性・出自を結びつけ、記事化しようとして、鳥取の関係者から抗議を受けている(この件に関して、2014年1月21日付で、朝日新聞出版の大貫聡子名で「反省文」が中央本部に提出されている)」とある。角岡伸彦は「これは記者が現地で取材したところ、多くの周辺住民が容疑者の出自について触れたことに端を発している。記者は部落問題にも触れないわけにはいかないのではないかと考え、後日、部落内を取材しようとし、取材拒否に遭った」と記している。) |
八頭郡 国中村 久能寺 | 三軒屋 | 五 | 二六 | 農、荷馬車挽 | 〃 | 中 | 八頭郡 八頭町 久能寺 | |
〃 〃 万代寺 | 船戸 | 一九 | 一二〇 | 農業日傭 | 〃 | 下 | 八頭郡 八頭町 万代寺 | |
〃 〃 土師百井 | 岡見 | 一八 | 一一一 | 〃 | 〃 | 〃 | 八頭郡 八頭町 土師百井 | 土師百井集会所(土師百井244)付近が岡見。 |
〃 〃 米岡 | 山根 | 九 | 五七 | 〃 | 〃 | 中 | 八頭郡 八頭町 米岡 | |
〃 船岡村 船岡 | 船戸 | 五 | 二八 | 農業 | 〃 | 〃 | 八頭郡 八頭町 船岡 | 船戸の位置は要調査 |
〃 〃 新庄 | 新庄 | 一五 | 一〇三 | 〃 | 〃 | 〃 | 八頭郡 八頭町 船岡 | 新庄児童館、新庄公民館等がある |
169頁
部落所在地 | 部落名 | 戸数 | 人口 | 主業 | 副業 | 生活程度 | 現在地 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
八頭郡 安倍村 | 小別府 | 一〇 | 五一 | 日傭 | 藁細工 | 下 | 八頭郡 八頭町 小別府 | |
〃 河原町 稲常 | 胡摩 | 四 | 三一 | 農業 | 米佇買、土木請負 | 〃 | 鳥取市 河原町稲常 | 千代川にかかる稲常橋付近を「胡摩土手」と呼称。 |
〃 国栄村 | 山手 | 一三 | 八二 | 〃 | 藁細工 | 〃 | 鳥取市 河原町山手 | |
〃 〃 釜口 | 釜口 | 一 | 八 | 僧侶 | 〃 | 鳥取市 河原町釜口 | 1戸は河原町釜口1449にある浄土真宗の緑浄寺の住職である可能性。 | |
〃 八上村 曵田 | 下山土井 | 三五 | 二七八 | 農、日傭 | 藁細工 | 〃 | 鳥取市 河原町曳田 | 鳥取市河原町曳田の部落解放同盟下曳田支部の副支部長に西田姓の者がいた。 |
〃 西郷村 | 中井 | 三一 | 一三一 | 〃 | 養蚕、皮革業 | 〃 | 鳥取市 河原町中井 | 「岩美郡西鄕村字×× 鳥取縣調査報告に、『江戸時代末期ノ戶数四戶ナリシガ、現在戸数三十三トナレリ。其ノ起源ハ元治元年(紀元二千五百二十四年)耕作ノ為メ坂本甚五郎トイフモノヲ招致シタルニ始マリ、漸次戶口ヲ增シテ現在ニ至レリ。』とある」。岩美郡西郷村は八頭郡西郷村の誤記。八頭郡西郷村は現在の鳥取市の一部で、元治元年は1864年。同地の融和運動家に以下の姓の者がいた。坂本、田中。 |
〃 散岐村 | 佐貫 | 一一七 | 九〇〇 | 〃 〃 | 日傭 | 〃 | 鳥取市 河原町佐貫 | 鳥取市(旧:八頭郡散岐村)から、1921年に奈良県、滋賀県に部落改善事業の視察に行った徳田姓の者がいた。八頭郡散岐村の村長に当選した中川姓の者がいた。 |
〃 隼村 | 福井 | 三六 | 一三四 | 〃 | 藁細工、日傭 | 中 | 八頭郡 八頭町 福井 | |
〃 〃 上野 | 上野 | 一四 | 九四 | 〃 | 〃 | 〃 | 八頭郡 八頭町 上野 | |
〃 八頭村 | 竹市 | 三九 | 二五三 | 〃 | 日傭 | 下 | 八頭郡 八頭町 徳丸 竹市 | |
〃 〃 東 | 河住 | 三二 | 一九〇 | 〃 | 〃 | 中 | 八頭郡 八頭町 東 | 35.364083, 134.322846付近が河住。 |
〃 丹比村 南 | 南中 | 四三 | 二五七 | 藁細工 | 〃 | 下 | 八頭郡 八頭町 南 中南 | 南に瀬戸根姓9件。2000年電話帳。 |
〃 〃 | 南下 | 二五 | 一五三 | 〃 | 〃 | 〃 | 八頭郡 八頭町 南 下南 | 同地の小谷家は、広大な旦那場を占有して皮革業から多大な富を得ていた。 |
〃 若桜村 | 高野 | 七三 | 四二八 | 農、日傭 | 養蚕、藁細工 | 〃 | 八頭郡 若桜町 高野 | |
〃 私都村 市場 | 向市場 | 三九 | 三一四 | 〃 〃 | 藁細工 | 〃 | 八頭郡 八頭町 市場 | |
〃 用瀬村 別府 | 吹出 | 一四 | 一〇〇 | 農業 | 養蚕、日傭 | 中 | 鳥取市 用瀬町別府 | |
〃 社村 古用瀬 | 川崎 | 二六 | 一三〇 | 〃 | 藁細工 | 〃 | 鳥取市 用瀬町古用瀬 | 千代川に近い35.338932, 134.198775付近が小字の川崎。 |
170頁
部落所在地 | 部落名 | 戸数 | 人口 | 主業 | 副業 | 生活程度 | 現在地 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
八頭郡 八上村 曵田 | 大蛇土井 | 三 | 二一 | 農業 | 藁細工 | 中 | 鳥取市 河原町曳田 | 小字に上土居と下土居が現存。土井は土居の誤記または別表記か。 |
〃 佐治村 大井 | 下大井 | 二五 | 一三〇 | 〃 | 養蚕、藁細工 | 下 | 鳥取市 佐治町大井 下大井 | |
〃 〃 葛谷 | 小原 | 七 | 三五 | 〃 | 藁細工 | 下 | 鳥取市 佐治町葛谷 | |
〃 〃 小原 | 小原 | 七 | 三七 | 〃 | 〃 | 〃 | 鳥取市 佐治町小原 | |
〃 地頭村 | 本折 | 五九 | 三〇〇 | 農、日傭 | 〃 | 〃 | 八頭郡 智頭町 智頭 本折 | 八頭郡智頭町智頭本折に松本姓の者がいた。 |
〃 〃 櫛谷 | 櫛谷 | 二〇 | 一〇六 | 〃 | 〃 | 〃 | 八頭郡 智頭町 智頭 久志谷 | 櫛谷は久志谷とも表記していた可能性。『角川日本地名大辞典』の小字一覧には智頭の小字として「クシ谷」、「櫛谷口」の記載あり。1932年5月9日に神戸地方裁判所で判決を受けた八頭郡智頭町智頭(久志谷)出身の以下の者がいた。岸本、中田。 同地に以下の姓の者がいた。国本、竹下、中田(2人)。同地の水平運動家に松本姓の者がいた。 |
〃 〃 三田 | 三田 | 一一 | 六九 | 農業 | 日傭 | 〃 | 八頭郡 智頭町 三田 | 1932年5月9日に神戸地方裁判所で判決を受けた八頭郡智頭町三田出身の岩本姓の者がいた。 |
〃 大村 | 鷹狩 | 七四 | 四九七 | 〃 | 養蚕 | 中 | 鳥取市 用瀬町鷹狩 | |
〃 〃 美成 | 美成 | 四四 | 二七三 | 〃 | 〃 | 〃 | 鳥取市 用瀬町美成 | 中村姓27件、藤原姓8件。2000年電話帳。 |
〃 〃 赤波 | 赤波 | 一一九 | 七三四 | 〃 | 製炭、澱粉 | 〃 | 鳥取市 用瀬町赤波 | |
氣高郡 松保村 | 布勢 | 四 | 一九 | 〃 | 牛馬商 | 下 | 鳥取市 布勢 | |
〃 日置谷村 | 藏内 | 一二 | 七四 | 〃 | 養蚕 | 〃 | 鳥取市 青谷町蔵内 | |
〃 大郷村 | 高殿 | 九 | 五七 | 〃 | 日傭 | 〃 | 鳥取市 吉岡温泉町 | 高殿地区会館がある。 |
〃 東郷村 | 中 | 一四 | 九二 | 〃 | 藁細工 | 〃 | 鳥取市 中村 | 橋崎姓9件。2000年電話帳。 |
〃 吉岡村 吉岡 | 谷山 | 二六 | 一二七 | 〃 | 〃 | 〃 | 鳥取市 吉岡温泉町 | 谷山集会所がある。 |
〃 大和村 | 倭文 | 三四 | 二一七 | 〃 | 荷馬車挽、養蚕 | 〃 | 鳥取市 倭文 | |
〃 豊実村 | 島 | 八 | 五三 | 〃 | 藁細工 | 〃 | 鳥取市 嶋 | 同地の島人形座系図の初代から三代の座元に以下の姓の者がいた。岡野、岡本(5人)、大西、小谷(5人)、加藤、高島、伴田、橋本(4人)、松島(2人)、宮本。 |
171頁
部落所在地 | 部落名 | 戸数 | 人口 | 主業 | 副業 | 生活程度 | 現在地 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
氣高郡 寶木村 下光元 | 夏ヶ谷 | 四〇 | 二〇四 | 農業 | 藁細工、日傭 | 下 | 鳥取市 気高町下光元 夏ケ谷 | 居川姓24件。2000年電話帳。 |
〃 大正村 | 古海 | 一七六 | 一〇五五 | 日傭 | 農業 | 〃 | 鳥取市 古海 | 同地の解放運動家に川口姓の者がいた。西垣姓15件。2000年電話帳。 |
〃 美穂村 | 下味野 | 一二二 | 六九九 | 農、日傭 | 砂利採取 | 〃 | 鳥取市 下味野字赤池傍示 | 解同中央執行委員の前田俊政の出身地区。同地に以下の姓の者がいた。川口、中島(2人)、前本。川口姓10件、中田姓20件、藤原姓24件、前田姓13件、松本姓17件、依本姓5件。2000年電話帳。 |
〃 靑谷町 | 小丸山 | 三 | 一八 | 〃 | 日傭 | 〃 | 鳥取市 | 鳥取市青谷町には小丸山という地名が複数あるので要検証。 |
東伯郡 長瀬村 | 浜 | 一九 | 九九 | 〃 | 藁細工 | 〃 | 東伯郡 湯梨浜町 はわい長瀬 浜 | |
〃 東郷村 | 田畑 | 五三 | 二九三 | 〃 | 〃 | 〃 | 東伯郡 湯梨浜町 田畑 | |
〃 倉吉村 巌城 | 三明寺 | 三七 | 二二一 | 〃 | 荷馬車挽 | 〃 | 倉吉市 巌城 三明寺西、三明寺東 | 三明寺老人憩の家がある。倉吉市巌城(三明寺)では、倉吉市の打吹城主だった山名小三郎氏豊が1580年(天正8年)の長瀬川の戦いで敗れて娘の駒姫が落ちのびてきたと伝える。これは『伯耆民談記』にも記載があるとしている。同地の穢多を胡摩(こま)と呼ぶのは駒姫の伝承からとする。同地にいた水平運動家の駒井姓の者に関する『因伯時報 1924年12月21日号』の記事を紹介しており、駒姫の後裔ということで駒井姓を名乗ったとしている。駒井姓の者は、鳥取県中部の有力者だった。駒姫は、落ちのびた際におばあさんに匿われて地区の者と一緒になったと伝える。同地には駒姫八幡という神社があり、「かなり信憑性がある」とする。「これとほとんど同じような伝承を、岩美郡のある部落も持っている」。2001年当時の岩美郡は、岩美郡岩美町と鳥取市の一部にあたる。駒井姓10件。2000年電話帳。 |
〃 〃 福吉町 | 福吉町三丁目 | 八二 | 五三四 | 〃 | 日傭 | 〃 | 倉吉市 福吉町 | 現在の3丁目が当時の区域と一致するかは要検証。 |
〃 小鴨村 | 中河原 | 五七 | 二五〇 | 〃 | 藁細工 | 〃 | 倉吉市 中河原 | 倉吉市の部落解放同盟中河原支部に以下の姓の者がいた。谷本、中尾、森(3人)。同地に下吉姓の者がいた。下吉(しもよし)は、鹿児島県指宿市が最多の稀姓。 |
〃 〃 | 天神野 | 四七 | 二三八 | 〃 | 〃 | 〃 | 倉吉市 小鴨 | 天神野老人憩の家がある。 |
〃 上小鴨村 | 鴨河内 | 一一 | 六六 | 〃 | 〃 | 〃 | 倉吉市 鴨河内 | |
〃 北谷村 志津 | 仙穏 | 一二 | 八五 | 〃 | 〃 | 〃 | 倉吉市 志津 | 仙穏は仙隠の誤記。仙隠公民館がある。 |
〃 社村 | 和田 | 五五 | 二九二 | 〃 | 養蚕 | 〃 | 倉吉市 和田 | |
〃 中北條村 国坂 | 大野 | 二八 | 一六六 | 〃 | 〃 | 〃 | 東伯郡 北栄町 国坂 大野 | 国坂に中口姓24件。2000年電話帳。 |
〃 高城村 上米積 | 上米積東区 | 九三 | 四六六 | 〃 | 日傭 | 〃 | 倉吉市 上米積 | 上米積に杉根姓6件。2000年電話帳。 |
〃 〃 上福田 | 勝負谷 | 一二 | 六二 | 〃 | 〃 | 〃 | 倉吉市 上福田 | 上福田898付近に勝負谷地区会館があった(要検証)。なお、上福田1137付近にある妻ノ神地区会館も同和施設で妻ノ神は勝負谷から派生した別部落。 |
〃 〃 下福田 | 山ノ下 | 一一 | 四一 | 〃 | 〃 | 下 | 倉吉市 下福田 | 下福田725付近に昭和地区会館がある。ここが山ノ下にあたるかどうかは要検証。 |
172頁
部落所在地 | 部落名 | 戸数 | 人口 | 主業 | 副業 | 生活程度 | 現在地 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東伯郡 高城村 上米積 | 上米積西区 | 四三 | 二四一 | 農業 | 日傭 | 下 | 倉吉市 上米積 | 上米積老人憩いの家がある。上米積児童センター(上米積788-3)付近が上米積西区。 |
〃 〃 上福田 | 上福田山ノ下 | 一二 | 七四 | 〃 | 〃 | 〃 | 倉吉市 上福田 | 山ノ下の場所は要調査。 |
〃 栄村 亀谷 | 廣江 | 七九 | 三七五 | 日傭 | 農業 | 〃 | 東伯郡 北栄町 亀谷 | 北栄人権文化センター(北栄町大島1046-6)に近い35.471443, 133.757177付近が広江。堀江姓21件、松田姓20件。2000年電話帳。 |
〃 市勢村 | 下伊勢 | 一〇四 | 五二〇 | 〃 | 農、藁細工 | 〃 | 東伯郡 琴浦町 下伊勢 | 全国青年集会に出席した加登脇姓の者がいた。加登脇(かどわき)は東伯郡琴浦町が最多の稀姓で、琴浦町下伊勢に多い。加登脇姓12件。2000年電話帳。 |
〃 成美村 | 下出上 | 一三六 | 七四二 | 農業 | 荷馬車挽、石工、日傭 | 〃 | 東伯郡 琴浦町 出上 | 出上399-1に出上地区会館がある。東伯郡琴浦町の出上地区に澤田姓の者がいた。同地の部落解放同盟の支部長に福本姓の者がいた。同地の部落解放同盟の前支部長に前田姓の者がいた。福本姓52件、前田姓44件。2000年電話帳。 |
〃 下中山 田中 | 下田中 | 四五 | 二八九 | 〃 | 荷馬車挽 | 〃 | 西伯郡 大山町 田中 下田中 | 西伯郡大山町(旧:東伯郡下中山村)から、1921年に奈良県、滋賀県に部落改善事業の視察に行った前田姓の者がいた。田中に中川姓21件、前田姓51件。2000年電話帳。 |
西伯郡 五千石村 八幡 | 津ノ森 | 一六 | 八五 | 〃 | 藁細工 | 〃 | 米子市 八幡 | 35.401807, 133.383785付近が津ノ森。八幡483-4に八幡三区地区会館がある。 |
〃 縣村 福万 | 下郷原 | 三七 | 二二三 | 〃 | 荷馬車挽 | 中 | 米子市 福万 | 小字「下河原」の別表記なら下福万隣保館(福万199-1)付近。福万200に下福万児童館がある。姓は福永、福原、福島が多い。地名から「福」の字を冠したか。田守姓4件。2000年電話帳。 |
〃 春日村 赤井手 | 和田 | 一八 | 七九 | 〃 | 日傭 | 下 | 米子市 赤井手 | 35.413082, 133.394266付近が和田。赤井手63-6に上赤井手地区会館がある。 |
〃 大高村 尾高 | 前田 | 四二 | 二六二 | 〃 | 〃、藁細工 | 〃 | 米子市 尾高 | 尾高1424-1に前田児童館がある。姓は下本、中上、中本が多い。位置関係からの命名か。下本姓10件、中上姓5件、中本姓24件。2000年電話帳。 |
〃 所子村 | 中高 | 一一二 | 四一六 | 〃 | 藁細工 | 〃 | 西伯郡 大山町 中高 | 西伯郡大山町(旧:西伯郡所子村)にいた池本姓の者の家が、鳥取県水平社の本部だった。池本姓1件。2000年電話帳。 |
〃 庄内村 | 上押平 | 一二五 | 八二〇 | 〃 | 日傭、荷馬車挽、藁細工 | 〃 | 西伯郡 大山町 押平、茶畑 | 大山町では押平に隣保館があり、門田と押平の2ヶ所に合計200戸ほどの部落があると『解放新聞』が2015年9月21日付で暴露している。茶畑1077-3に大山町人権交流センター、茶畑28に押平集会所、押平84-10に押平中央集会所がある。西伯郡大山町押平の山本姓の者が融和運動の功績から表彰されている。同地にあたる西伯郡庄内村の融和運動家に中原姓の者が2人いた。西伯郡大山町の庄内小学校にいた橋嵜姓の教師が排斥される事件があり、橋嵜姓の者は同地で水平社支部結成を準備している。橋嵜(はしざき)という表記の姓は、現存するか不明。 |
〃 法勝寺村 | 清水 | 二三 | 一〇九 | 荷馬車挽 | 藁細工 | 〃 | 西伯郡 南部町 法勝寺 | 法勝寺川をはさんで西側の地区が清水。 |
〃 手間村 | 宮前 | 五〇 | 二九三 | 農業 | 養蚕、牛馬商、製材業 | 〃 | 西伯郡 南部町 宮前 | 西伯郡南部町(旧:西伯郡手間村)の地区に新井姓の者が3人おり、区長、壮年団長、議員を務めていた。新井姓19件。2000年電話帳。 |
日野郡 二部村 | 三部 | 五七 | 二九三 | 〃 | 日傭、荷馬車挽、藁細工 | 〃 | 西伯郡 伯耆町 三部 | |
〃 江尾村 | 江尾 | 三五 | 一九一 | 農、日傭 | 藁細工 | 〃 | 日野郡 江府町 江尾 | 通称「五丁目」。中西義雄『部落の民』165-166頁には「鳥取県日野郡江府町小江尾五丁目の部落民」「小江川岸に突立つ約五十尺の高台の上と下とに、二六戸づつ(ママ)わかれて住まされている、小江尾五丁目の人たち」とあり、部落の場所は江尾ではなく小江尾の可能性がある。要検証。 |
〃 福栄村 神福 | 猪子原 | 一三 | 七一 | 農業 | 炭焼 | 〃 | 日野郡 日南町 神福 | 日下姓5件。2000年電話帳。神福1532付近、県道211号沿いに猪子原バス停がある。神福1525に神福上集会所がある。 |
173頁
部落所在地 | 部落名 | 戸数 | 人口 | 主業 | 副業 | 生活程度 | 現在地 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日野郡 根雨町 根雨 | 井之谷 | 二 | 一四 | 農業 | 日傭 | 下 | 日野郡 日野町 根雨 | 井之谷については要調査。 |
〃 黒坂村 | 黒坂 | 四 | 一四 | 〃 | 〃 | 中 | 日野郡 日野町 黒坂 | |
〃 日野村 下榎 | 下榎原 | 六七 | 三四〇 | 日傭 | 竹細工 | 下 | 日野郡 日野町 下榎 | 下榎156-3に下榎隣保館がある。日野郡日野町下榎は、農家の小作をしていた数戸が祖と伝えており、なぜ差別されるようになったのかは不明だと住民が語る。同地の下榎隣保館に中原姓の者がいた。同地の部落解放同盟下榎支部に小谷姓の者がいた。同地では、石田、中原、西村が多い。石田姓17件、小谷姓7件、中原姓20件、西村姓16件。2000年電話帳。 |
〃 日野上村 三栄 | 原 | 五三 | 二四三 | 農、日傭、竹細工 | 日傭、竹細工 | 〃 | 日野郡 日南町 三栄 | 三栄1715-10に上三栄集会所がある。「伯耆出雲地方には、エタともカワヤとも云う者が居ります。伯耆日野郡宮内村大字三栄(みさかえ)に住する部落は、一に之をハラとも申します。其部落民の十中八九は、苗字が原であります」。日野郡日南町三栄に関する記述。同地には大柄姓の太鼓屋がある。大柄姓8件、原姓15件。2000年電話帳。 |
〃 〃 矢戸 | 矢戸 | 五 | 一六 | 仲買、農業 | 日傭 | 中 | 日野郡 日南町 矢戸 | 松本清張の実父の松本峯太郎(旧姓は田中)の出身地だが、峯太郎が部落か一般かは不明。 |
〃 石見村 神戸上 | 戸谷 | 四 | 一六 | 竹細工 | 農業、牛馬商 | 下 | 日野郡 日南町 神戸上 戸谷 | 神戸上511付近が戸谷の可能性。要検証。 |
〃 〃 上石見 | 谷田峠 | 二 | 一一 | 〃 | 農業 | 〃 | 日野郡 日南町 上石見 | 県道8号線の岡山県との県境が谷田峠。 |
計六五 | 九七 | 三八三五 | 二一九九九 |
市町村別調査結果鳥取市
・鳥取市
・岩美郡岩美町
・八頭郡八頭町
・八頭郡若桜町
・八頭郡智頭町
・倉吉市
・東伯郡湯梨浜町
・東伯郡北栄町
・東伯郡琴浦町
・米子市
・西伯郡大山町
・西伯郡南部町
・西伯郡伯耆町
・日野郡日野町
・日野郡日南町
・日野郡江府町
同和地区がない市町村
- 東伯郡三朝町
- 境港市
- 西伯郡日吉津村
施設等
下の地図を参考
小集落改良住宅
倉吉市
- 福吉町二丁目住宅 - 倉吉市福吉町二丁目
- 中河原二住宅 - 倉吉市小鴨
鳥取市
- 中井二団地 - 鳥取市河原町中井
- 下曳田団地 - 鳥取市河原町曳田
- 下佐貫団地 - 鳥取市河原町佐貫
- 国安団地 - 鳥取市国安
- 大井団地 - 鳥取市佐治町大井
日野町
- 日野町小集落改良住宅 - 日野町下榎112番地8, 118番地, 119番地, 161番地, 220番地1, 220番地3, 967番地1, 972番地17, 安原330番地, 357番地5, 358番地
智頭町
- 本折小集落地区改良住宅(位置不詳)
同和対策集会所
- 北栄町東亀谷集会所 - 北栄町亀谷521番地
関連団体
- 部落解放同盟鳥取県連合会・鳥取市協議会・東部地区協議会 - 鳥取県鳥取市幸町151
- 部落解放同盟中部地区協議会 - 鳥取県倉吉市鍛冶町1-2971-2
- 部落解放同盟西部地区協議会 - 鳥取県米子市冨士見町50-1
- 鳥取県人権連 - 鳥取県岩美郡岩美町池谷215 田中克美方
- 全日本同和会鳥取県連合会 - 鳥取県東伯郡琴浦町勝田385-1
人権啓発センターなど
- 鳥取県立人権ひろば21 - 鳥取市扇町21番地(同じ建物に鳥取県部落解放研究所が入っている)
- 鳥取県人権文化センター - 鳥取市扇町21番地(同じ建物に鳥取県部落解放研究所が入っている)
- 鳥取市人権情報センター - 鳥取市幸町151鳥取市解放センター内
- 鳥取市中央人権福祉センター - 鳥取市幸町151
- 鳥取市高草人権福祉センター - 鳥取市古海715-3
- 鳥取市江山人権福祉センター - 鳥取市下味野1058-3
- 鳥取市南人権福祉センター - 鳥取市八坂49-6
- 鳥取市西人権福祉センター - 鳥取市西品治674
- 鳥取市国府人権福祉センター - 鳥取市国府町麻生373-3
- 鳥取市河原人権福祉センター - 鳥取市河原町曳田982-1
- 鳥取市用瀬人権文化センター - 鳥取市用瀬町別府34-7
- 鳥取市佐治人権福祉センター - 鳥取市佐治町古市71-3
- 鳥取市気高人権福祉センター - 鳥取市気高町下光元478-3
- 八頭町役場人権推進課 船岡人権啓発センター - 八頭郡八頭町坂田14
- 八頭町役場人権推進課 中央人権啓発センター - 八頭郡八頭町才代129−1
- 八頭町役場人権推進課 郡家人権啓発センター - 八頭郡八頭町土師百井185-1
- 倉吉市人権文化センター - 倉吉市鍛冶町1丁目2971-2
- はばたき人権文化センター - 倉吉市福吉町2丁目1514-7
- さわやか人権文化センター - 倉吉市上米積1074-1
- やまびこ人権文化センター - 倉吉市中河原772-6
- あたごふれあい人権文化センター - 倉吉市鴨河内1818-2
- 大山町人権交流センター - 西伯郡大山町茶畑1077番地3
- 日野町人権センター - 日野郡日野町下榎156番地3・下榎157番地1
27 novembre 2018
POP TATARI
鳥取市
概況
鳥取県同和教育実践事例集(1980)によれば20箇所の同和地区があり、5箇所の隣保館、7箇所の集会所があるとされる。
一方、同和問題の解決のためにによれば19箇所である。
上記の資料の作成後、国府町、福部村、気高町、鹿野町、青谷町、河原町、用瀬町、佐治村が鳥取市に編入された。
山陰之教育第20号に出てくる富安は未指定地区であり、これを含めるかどうかで上記資料の2つの数字の違いが出たものと考えられる。
合併前のデータは次のとおりである。
町村 | 地区数 | 隣保館数 | 集会所数 |
---|---|---|---|
青谷町 | 2 | 0 | 0 |
気高町 | 2 | 0 | 1 |
福部村 | 1 | 0 | 1 |
国府町 | 3 | 0 | 1 |
河原町 | 8 | 1 | 3 |
用瀬町 | 2 | 0 | 0 |
佐治村 | 4 | 1 | 0 |
域内同和地区
旧鳥取市
古海
山カ鼻
嶋
中村
下味野
倭文
円通寺
国安
馬場
宮長
大杙
谷山
高殿
西品治
田島
松並
元品治
八千代
千代
富安
旧青谷町
下蔵内
西町
旧気高町
下光元
旧福部村
湯山
旧国府町
南広西
町屋
麻生
旧河原町
下曳田
上山手
下佐貫
釜口
稲常
八日市
旧用瀬町
別府
古用瀬
旧佐治村
小原
上葛谷
大井
同和問題の解決のために
同和問題の解決のために 鳥取市職員同和問題研修資料
発行日 | 1997年1月 |
発行所 | 鳥取市 |
見られる場所
- 鳥取市立中央図書館
内容
- p103 隣保館組織再編成表
古海(283世帯)山カ鼻(6世帯)嶋(7世帯)中村(21世帯)下味野(236世帯)倭文(48世帯)円通寺・国安・馬場(677世帯)宮長(21世帯)大杙(40世帯)谷山(38世帯)高殿(16世帯)西品治・田島・松並・元品治・八千代・千代(361世帯)
山陰之教育第20号
書誌情報
山陰之教育第20号
発行日 1897年1月8日
発行所 私立鳥取県教育会事務所
部落解放同盟は『山陰之教育第20号』について以下のように述べている。
『山陰之教育第20号』が1897年(明治30年)1月8日に発行されたこと、本資料に「新平民に関する調査報告書」という記事の掲載があり、被告主調のような記載があることは認めるが、その余は不知ないし否認。『山陰之教育第20号』はもともと鳥取県内の教育に関心を有する人が読み手として想定されたもので、教育の課題のための一種の学術的な資料であり、広く頒布されたものではない。そして、すでに発行から120年が経過しており、すでに歴史的価値を有する資料となっている。図書館に所蔵されているとしても、一般人には当該資料を知り、アクセスすることは極めて困難である。
また、そこに一覧として記載されているのは、鳥取県内の当時存在した6つの郡中の村の大字を「新平民」の居所として示したものに過ぎず、限定された地域に関するものである。そしてこの調査が教育環境の改善のために行われたものであることも、『山陰之教育第20号』から読み取ることができる。
「同和地区の暴露を差別扱いしながら自らは同和地区を暴露している」部落解放同盟や行政の確信的な差別を批判する為に運営されている。部落の地名が掲載された『山陰之教育第20号』について
鳥取県内の教育に関心を有する人が読み手として想定されたもの
学術的な資料
広く頒布されたものではない
発行から120年が経過
図書館に所蔵されているとしても、一般人には当該資料を知り、アクセスすることは極めて困難
現存しない郡中の村の大字
限定された地域に関するもの
調査が教育環境の改善のために行われたもの
の「いずれか」[3]の要件を満たしている為「部落地名総鑑」でないと自己弁護している。このように本書の内容の公表は差別では無いと部落解放同盟の御墨付きが得られており、それに従いそれ、に伴いほんブログは本書の内容を公表している。
見られる場所
鳥取県立図書館
内容
p23-28 新平民に関する調査表
メディア:山陰之教育20.pdf
●岩美郡
○富桑村
西品治 田島村
○美保村
宮長村 富安村
○倉田村
圓通寺村 國安村 馬場村
○國府村
町屋村
○法美村
麻生村
○面影村
大杙村
○本庄村
恩志村
本庄村
●八頭郡
○國中村
久能寺村 萬代寺村 土師百井村 石田百井村 米岡村
○船岡村
船岡村
○國英村
山手村 釜口村
○河原村
稻常村
○曳田村
曳田村
○五總村
中井村
○佐貫村
佐貫村 八日市村
○隼村
福井村 上野村
○逢郷村
南村 島村 重枝村
○八東村
才代村 東村
○若櫻村
高野村
○中私都村
市場村
○大村
鷹狩村
○用瀬村
別府村
○社村
古用瀬村
○口佐治村
小原村 葛谷村 大井村
○智頭村
智頭宿ノ内本折
○中田村
三田村
●氣高郡
○大和村
倭文村
○美穂村
味野村
○海徳村
古海村 徳尾村
○福富村
中村
○松保村
布勢村
○豐實村
島村
○吉岡村
吉岡村
○大郷村
松原村
○光元村
光元村
○日置谷村
藏内村
●東伯郡
○上灘村
嚴城村 駄經寺村 圓谷村
○倉吉町
河原村 福吉町
○下中山村
田中村
○榮村
龜谷村
○小鴨村
中河原村
○福米村
上米積村 下福田村 上福田村
○東郷村
田畑村
○豐定村
出上村
●西伯郡
○米子町
新法膳寺町 新博勞町
○手間村
宮前村
○法勝寺村
法勝寺村
○五千石村
八幡村
○縣村
福萬村
○王子村
赤井手村
○大高村
尾高村
○所子村
中高村
○庄内村
押平村
●日野郡
○江尾村
江尾村
○根雨村
根雨村
○安井村
榎市村
○福榮村
神福村
○野上村
三部村
○福成村
神戸上村
○石見村
上石見村
○宮内村
矢戸村 三榮村
2 décembre 2018
POP TATARI
岩美郡岩美町
概況
鳥取県同和教育実践事例集(1980)によれば2箇所の同和地区があり、1箇所の隣保館があるとされる。
域内同和地区
本庄
恩志
3 décembre 2018
POP TATARI
八頭郡八頭町
概況
鳥取県同和教育実践事例集(1980)によれば、旧郡家町に5箇所の同和地区と1箇所の集会所があり、旧船岡町に4箇所の同和地区と1箇所の集会所があり、旧八東町に5箇所の同和地区と1箇所の隣保館があるとされる。
POP TATARI
八頭郡若桜町
概況
鳥取県同和教育実践事例集(1980)によれば1箇所の同和地区があり、1箇所の隣保館があるとされる。
若桜町ふれあい交流センターの設置及び管理に関する条例によれば、次の隣保館が設置されている。
若桜町ふれあい交流センター 若桜町大字高野113番地の1
域内同和地区
・高野
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八頭郡智頭町
概況
鳥取県同和教育実践事例集(1980)によれば2箇所の同和地区があり、隣保館と集会所がそれぞれ1つ存在するとされる。解放新聞(1976年10月25日)に「鳥取の山村部落の実態」として特集がされている。そこで本折と久志谷が被差別部落であることが述べられている。
水平社創立大会にも出席した部落解放運動家、松本兼松の出身地である。
地元住民によれば、JR智頭駅がある河原町も被差別部落だったという説がある(鳥取ループ取材)。
域内同和地区
•本折
•久志谷
4 décembre 2018
POP TATARI
米子市
鳥取県同和教育実践事例集(1980)によれば5箇所の同和地区、2箇所の隣保館、1箇所の集会所があるとされる。
米子市隣保館条例によれば、隣保館の場所は次のとおりである。
米子市中央隣保館 米子市冨士見町50番地1
米子市前田隣保館 米子市尾高1424番地11
米子市下福万隣保館 米子市福万199番地1
米子市地区会館条例によれば、地区会館の場所は次のとおりである。
米子市陰田地区会館 米子市陰田町649番地13
米子市八幡三区地区会館 米子市八幡483番地5
米子市上赤井手地区会館 米子市赤井手63番地6
米子市は施設からは6地区が特定できるが、文献では5地区である。1地区が後で同和地区指定されたのか、あるいは施設はあるが同和地区でないのか検証することが今後の課題である。
域内同和地区
・冨士見町
・前田
・下福万
・陰田
・八幡三区
・上赤井手
5 décembre 2018
POP TATARI
西伯郡大山町
鳥取県同和教育実践事例集(1980)によれば旧大山町に1,旧名和町に2,旧中山町に1の同和地区があるとされる。旧町にはそれぞれ1箇所の隣保館があった。
大山町押平集会所条例、大山町浜ノ上地区集会所条例、大山町隣保館条例により同和地区施設の場所が明らかになっている。
集会所の場所は次のとおりであり、それぞれ旧名和町、旧中山町にある。
大山町押平集会所 大山町茶畑28番地
大山町浜ノ上地区集会所 大山町御崎1713番地
隣保館の場所は次のとおりであり、それぞれ旧中山町、旧大山町にある。
大山町中山ふれあいセンター 大山町田中762番地8
大山町中高ふれあい文化センター 大山町平木297番地1
旧中山町にある浜ノ上地区集会所と中山ふれあいセンターは近い位置にあり、大山町の同和地区は1ヶ所とされていることから、これは同じ同和地区に設置された施設と考えられる。また、旧大山町の同和地区も押平と特定できる。
旧名和町の同和地区は中高しか特定できておらず、もう1箇所の特定が課題である。
域内同和地区
・中高
・押平
・浜ノ上
8 décembre 2018
POP TATARI
日野郡日野町
鳥取県同和教育実践事例集(1980)によれば3箇所の同和地区と1箇所の集会所と1箇所の隣保館があった。
部落問題・水平運動資料集成補巻一には日野村下榎の名前がある。
日野町隣保館の設置及び管理に関する条例によれば、次の隣保館が設置されている。
日野町下榎隣保館 日野町下榎字宮﨏157番地1
日野町立下榎集会所の設置及び管理に関する条例によれば、次の集会所が設置されている。
下榎集会所 日野町下榎156番地3
下榎が代表的な同和地区であることは疑いないが、あとの2箇所の特定が必要である。
域内同和地区
・下榎
9 décembre 2018
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日野郡日南町
概況
鳥取県同和教育実践事例集(1980)によれば2箇所の同和地区と1箇所の集会所があった。
部落問題・水平運動資料集成補巻一には福栄村神福猪子原と宮内村三栄の名前があり、それぞれ現在の神福上、上三栄に対応する。
日南町集会所の設置及び管理に関する条例によれば、次の集会所が設置されている。
上三栄集会所 日南町三栄1,715の10
神福上集会所 日南町神福1,525
域内同和地区
・上三栄
・神福上
POP TATARI
日野郡江府町
概況
鳥取県同和教育実践事例集(1980)によれば1箇所の同和地区と1箇所の集会所があった。
部落問題・水平運動資料集成補巻一には江尾村江尾下毛の名前があり、これが現在の江府町大字江尾である。
江府町集会所設置及び管理に関する条例によれば、次の集会所が設置されている。
本町5丁目集会所 江府町大字江尾94番地15
域内同和地区
・江尾