「一分一秒を争う」と言われる命の現場。
救急車が到着するまでの間、傷病者の容体によっては「救命措置」が求められるのだが、「女性の傷病者に男性が措置を行う」場合について、あるツイッターユーザーの投稿が波紋を広げている。
■女性にAEDを使用した男性が「痴漢扱い」数年前に書き込まれた「交通事故現場に遭遇した際の出来事」が記された投稿を、あるツイッターユーザーがツイッターに投稿。その衝撃的な内容にネットが揺れている。
たまたま交通事故の現場に遭遇した男性。運転手の男性は軽傷だったものの、助手席の女性が危険な状態であったため、人工呼吸と心肺蘇生法を行った後、救急と警察への通報とAEDの調達の指示を周囲に出した。
間もなくしてAEDが届けられ、付属のハサミで衣服を切ろうとすると、運転手が「なんで服切るんですか! やめろ! 痴漢だ!」などと騒ぎ、男性の腕にしがみついた。
■男性は適切に対応したが…男性は、「一刻を争う事態だ」と説明したが聞き入れられなかったため、無理やり腕を解き、女性の衣服を切りAEDを装着。間もなくして救急・警察が到着し女性は病院へ搬送された。
男性が事故について警察から事情聴取を受けていると、別の警察が到着。なんでも、運転手が男性を「痴漢」だと通報したというのだ。
その場ですぐに男性の容疑は晴らされ、素早い措置のおかげで女性も一命を取り留めたものの「後味が悪かった」と投稿を締めくくっている。
■「とんだ災難」に戸惑うネット民救命措置を行おうとした人を「痴漢だ」と通報する人が存在するという事実に、ネットでは戸惑いの声も見られる。
中には「救急隊が来るまで待っているのが得策」や「女性の救助は戸惑う」などという投稿も。
あまりにも「理不尽だ」という声が後を絶たない。
■素早い措置が傷病者の生死を分ける「心肺停止」などの状態に陥ってしまった人への素早い措置が、その後の生存率にどう影響するのか。
しらべぇ編集部は、「上級救命技能認定」の資格を有する「赤十字救急法救急員」であり、養護教諭として働くKさんに取材を行なった。
――救急車が到着するまでに行う心肺蘇生などの措置は重要?
Kさん「循環サインが見られない、突然の『心肺停止』は多くの場合、心室細動という不整脈が原因と言われていて、AEDによる電気的除細動(電気ショック)が最も有効です。
除細動の効果には時間の経過が大きく影響するので、できるだけ早く除細動を行うことが、患者さんの生死を分けます。
心配停止に陥ってから、心肺蘇生開始までに5分以上かかり、除細動開始までに10分以上かかってしまった場合の生存確率は、0%に近くなると言われています。
しかし、5分以内に心肺蘇生が開始され、10分以内に除細動を行えば生存率は37%。たった数分の差が生存率を大きく左右します」
今回問題となった「女性にAEDを装着する場合」に配慮すべき点についてもお話を伺った。
――女性にAEDを装着する場合に配慮すべき点は?
Kさん「AEDは素肌に直接装着する必要があるため、今回男性が行ったように、女性であっても衣服やワイヤーの入ったブラジャーなどは切るようにと、AEDの講習などでも指導されています。
女性を救助する際は、可能であれば周囲の女性達でバリケードを作って目隠しになってもらうなどの配慮があれば、望ましいですね」
一刻を争う命の現場での、「心無い言動」により、助かるはずの命が助からなかった…なんてことは絶対にあってはならない。
正しい知識を身に着けておくことの大切さを、思い知らされる。
・あわせて読みたい→【救急の日】誰かが突然倒れたら?現役内科医が応急対処を解説
(取材・文/しらべぇ編集部・もやこ)
↑ リンク確認しましたがデマと判明してるモノではないようですよ
左翼マスコミとフェミが作ってきた男女関係の結果である。目的は人口削減
デマであろうとなかろうと、私は女性が倒れたらAEDは使用せず直ちに人を呼びます
これデマだということが判明してるものでは https://www.j-cast.com/2017/12/22317403.html?p=all