2008年04月22日

「愛知地域労働組合きずな」による不法行為事件解決へ向けて~東京大行動のご報告~

「合田さんを支える会」は
愛知地域労働組合きずながしでかしている不法行為を止めさせるため、「偽装請負を内部告発する非正規ネット」と東京大行動をともにしました。

2008年4月11日
●東京・霞ヶ関「厚生労働省」要請 
 対応者 職業安定局需給調整事業課 課長補佐
         需給調整係    係長
      労働者派遣事業係   係長
 
 派遣期間3年を超えた場合は、期間の定めのない正規雇用を行うよう企業に指導し、それに従わない場合は企業名を公表するなど、罰則実施を含め、強く指導するよう要請しました。

舛添要三厚生労働省大臣への要請文書詳細 http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/51145587.html

要請には、民主党枝野幸夫衆議院議員、共産党小池晃参議院議員、国民新党議員秘書らと多数の報道関係者が出席し、雇用の安定を実現するための運動の高まりを感じさせられるものでした。

小池晃参議院議員秘書に愛知地域労働組合きずな不法行為事件の資料を手渡す「合田さんを支える会」のメンバー(厚生労働省内にて)
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●日本経団連が「偽装請負を内部告発する非正規ネット」の要請書を受け取る
 ナショナルセンター以外の団体からの要望は受け付けないとしていた経団連でしたが、非正規労働者らの熱い要望に応え、要請書を受け取りました。

 御手洗富士夫経団連会長への要請書を堂々と読み上げる「偽装請負を告発する非正規ネット」のメンバー。写真左はじっと耳を傾ける経団連職員。御手洗会長に手渡すと約束。
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 メディア・マスコミ関係者も多く集まった、大手町・経団連会館正門前。
この後、愛知地域労働組合きずな不法行為事件のチラシを大量に撒きました。
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●表参道「ILO駐日事務所」
 長谷川真一代表

偽装請負の実態について
 「本部(ジュネーヴ)に伝えておきます」と明言。

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 請負や委託といった契約で働かされ、労働者保護の本質がなくされている労働現場と、この違法性を告発した非正規ネットの仲間らに対して、企業が人間としての尊厳を奪うような人権侵害を行ったことを証拠写真を示して報告。
 企業の違法性を改めさせようとしない日本の行政や司法に、ILOが国際的に働きかけてくれるよう要望しました。長谷川真一代表からは、
「本部に伝えておきます」と建設的な言葉をいただきました。

 さらに、合田さんを支える会メンバーが愛知地域労働組合きずな不法行為事件を詳細に説明しました。資料を熱心に読むILO駐日事務所代表の真剣なまなざしが印象的でした。

●新宿・河田町「シンポジウム 偽装請負内部告発その後、、、」 

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 東京大行動の締めくくりとして、盛大に開催されたシンポジウム、会場一杯につめかけて下さった聴衆の皆様に非正規ネットのメンバーが次々に発表しました。

 朝日新聞偽装請負事件
 松下プラズマディスプレイ偽装請負事件
 光洋シーリングテクノ偽装請負事件
 キャノン偽装偽装請負事件
 東芝家電製造偽装請負事件
 神戸刑務所偽装請負事件

事件の詳細は http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/51145587.html
をご覧下さい。

★愛知地域労働組合きずな不当解雇・不法行為事件★
シンポジウム発言    2008/4/11
「非正規ネット」シンポジウム発言(要約)

 名古屋から参りました合田と申します。あらゆる職場で偽装請負や違法派遣が蔓延し、低賃金と社会保障のない非正規の労働者の方々が増加しています。非正規では、働いても働いても収入が増えない、まさにワーキングプァを強いられます。

 でも、女性の労働者は、今に始まったことではなく、ずっと以前からワーキングプァでした。働く女性の多くは、貧乏を余儀なくされてきました。正社員でも男性賃金の約6割、パート主婦なら、もっと低くて、請負や派遣と同様、社会保険やボーナスもない状態でした。

 欧米先進国は移民労働者を、日本はパート主婦を安く使うことで経済成長を遂げました。同一価値の仕事をしても、うんと安い賃金しか支払われてこなかった女性労働者、こういった労働の女性差別を放置してきたからこそ、現在、若い男性を中心に、偽装請負や派遣などの問題が広まってきたのだと思います。

 この私もパート労働者です。職場は労働組合の事務所でして、名古屋にある、組合員数250名ほどの「愛知地域労働組合きずな」というところです。そこで9年ほど勤務していたのですが、ある日組合役員から呼ばれまして、いきなり「財政難でもう給料が払えない」と解雇通告をされました。

 財政難と言われても、なかなか納得がいきませんでした。私の月給は5万円ほどですし、だいいち、その組合のスローガンは「ひとりの解雇も許さない」なんです。 (会場内、大爆笑)

 財政難の具体的説明もなく、誠実な話し合いもされなかったので裁判になりました。裁判で組合は、私とは「組合の仕事を委任する準委任契約を結んでいた」と労働者性を否定し、解雇ではなく準委任契約の解除であると強弁してきました。 (会場内、ため息まじりの失笑)
 
 もちろん、私ときずなは雇用契約であり、時間給で賃金を受け、有休・産育休の取得、労働保険も加入していましたから、労働者であることは確かでした。
 組合きずなは、このような暴論と珍論を繰り返し、こちらの反論に再反論もできずに、最後は言うこともなくなって、最終準備書面はたったの3ページというお粗末な有様でした。

 さらにお粗末なことに、きずなは裁判証人尋問の直前になって、裁判を取り下げてきました。裁判放棄と言ってもよいでしょう。原告の私の請求を全て認め(認諾といいます)、自動的に解雇が撤回され、裁判は私の完全勝利で終結しました。

 晴れて職場に戻ったのですが、案の定、嫌がらせが待っていました。事務所に常駐する大竹信彦という従業員は、怖い顔で私を監視し続けるかと思うと、突然卑猥な冗談を言ったり、組合情報の詰まったパソコンに鍵をかけて触らせない、重要書類を隠して基幹業務をやれないようにするなど、企業がよくやるやり口の、いじめセクハラのオンパレードでした。

 組合きずなは裁判に白旗を揚げておいて、握手を求めて復職した私に、今度は別のやり方で攻撃し、再び排除しようとしています。この様なやり方をする愛知地域労働組合きずな、「卑劣」「卑怯」-こういった言葉が、これほどぴったりのところはないでしょう。

 実は裁判で、この組合が持っていた様々な問題が露呈されました。まずは不正経理です。100万円以上の使途不明金が発覚しました。おそらく使い込みがあったのでしょう。なのに、組合きずなは「大会で決議されたから正しい」と開きなおり、解明しようとしません。(会場内、張り詰めた雰囲気)

 理由のない解雇事件を起こし、裁判ざたになったというのに、労組として、組織総括も反省も全くないままです。なぜ、このようなことになったのか、真実を封印したままの隠蔽体質を持ち続けています。愛知地域労働組合きずなは、このような問題を抱え込んだままで、はたして苦しむ労働者を守る活動ができるのでしょうか。将来展望を持てるのでしょうか。

 労働者のためになる確かな労働組合が必要である、と感じる人は相当多くなっています。労働組合が良くなれば、きっと労働者も守ることができると思います。愛知地域労働組合きずなが、自身の問題を解決し、労働者のために活動ができる、真の労働組合になるよう、改善を訴え続けたいと思っています。皆様のご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。ご清聴ありがとうございました。 (会場内、大きな拍手)
 

 
 


posted by 支える会 at 15:45 | Comment(7) | TrackBack(0) | 愛知地域労組きずなニュース
この記事へのコメント
きずなの上部団体愛労連もきずな組合員も、大竹らの妄言にだまされず、自分の頭で考え、事実を見極めてほしい。いかに、「きずな」が間違っているのかということを。
 疑問点があれば、こそこそ逃げて悪口を言うだけではなくて、合田さんを支える会に堂々と議論をぶつけてきたらよい。私も会員であるが、その場合はとことん話しをするつもりでいる。待っている。
 大竹信彦よ、付け加えるが、合田さんを支える会はどんどん大きくなっている。会は分裂・消滅の方向に進んでいるなどといった貴様の流言は名誉毀損と損害賠償の対象となるかもしれないことをよく承知しておくこと。
Posted by きずな元組合員 at 2008年05月07日 17:44
「うえむら通信」は、名古屋市の小学校に勤める上村和範さんが発行する個人通信です。
http://qlove-1947.at.webry.info/theme/bc9e033986.html
「使途不明金」のところをクリックして下さい。

 上村和範さんは、愛知地域労働組合きずなと、さらに名古屋市教員組合(名教組)にも二重加盟しています。

 そして、名教組に多額の使途不明金があることを「うえむら通信」に書いています。

 名教組の大会費に230万円もの支出があることに上村和範さんは疑問を抱き、大会で発言したそうですが、名教組は「正当な支出で問題はない」と一蹴したとのこと。

 あれあれ、これって、上村和範さんが二重加盟している「愛知地域労働組合きずな」で問題になっている事象と一致していませんか????

 合田さんが、きずな大会で、97万円もの行方不明金を追求しても、組合きずなは「組合員が承認したんだから正しい」っていう、臨時監査をも請求されているのに、知らぬそぶりで、これ、上村和範さんへの名教組の対応と一致していませんかね。

 上村和範さん、名教組に組合員として金銭疑惑を追及されるのは大変ご立派ですが、その前に「愛知地域労働組合きずな」の方の行方不明金などを追求しないのですか。

 なぜしないのだろう、不思議だなあ。
一方の組合には追求して、もう一方には黙っていて。二つの組合に加入しているのならば、二つとも統一した行動をされたらいかがですかね。

 えっ???「愛知地域労働組合きずな」なんて知らない???うっそぉ!!冗談はよして下さいよ。
 名教組は二重加盟を禁じているから、「きずなにはこっそり入っているんだよ」って、あなた、仰っているのを聞きましたよ。

 それに、合田さんが追求発言をした、きずな大会では、あなた、議長を務めていたじゃありませんか。知らないなんて、とんでもないこと。

 とにかく、黙っていないで、名教組に解明要求するのと同様に、あなたが二重加盟する「愛知地域労働組合きずな」にも疑惑追及されて、合田さんたちと一緒に「愛知地域労働組合きずな」の改善を求めていくのが筋ではありませんかね。

松下プラズマディスプレイ偽装請負事件ブログ投稿済
http://blog.livedoor.jp/fmwwewwmf/archives/51145587.html

 
Posted by 二ついっしょ at 2008年05月16日 14:55
きずなは地域労組ですが、なぜ学校の先生が加入しているのですか?元組合員の皆様、教えていただけませんか。
Posted by いさく at 2008年05月19日 13:09
 合田さん、お久しぶりです。
 愛知地域労組きずなの解雇事件の宣伝は、全労連関係の集会だけでなく、連合関係と全労協関係の集会でも行うことです。
 大阪では、これらのナショナルセンターだけでなく大阪ユニオンネットワークもあります。
 私の住んでいる地域でも宣伝をしたいのです。私は、15分以上の原稿なしで街頭宣伝ができます。
Posted by ぶどうちゃん at 2008年05月20日 20:45
きずなよ、大竹よ、
 裁判の認諾は謝罪とはちがう。
解雇事件を起こし、裁判までやったことを、「きずな」労組として総括の上、反省謝罪をしなければならない。
 合田さんへの嫌がらせをやめ、元通りの状態にしてこそ、反省が実のものとなる。
 そして大竹は、速やかに「きずな」労組から去らなければならない。
Posted by 市民 at 2008年05月25日 14:56
きずな共済会の臨時監査はどうなりましたか。相変わらず、きずなは無視ですか。あきれますね。
Posted by 匿名 at 2008年06月09日 14:59
 金づるの組合員さえ、騙して納得させておけば、それでよし、殻に閉じこもって外部からの批判に無視を決め込む、まるで鎖国状態の腐敗組織ですね。組合員が増えるわけない。
 役員の娘や奥さんを加入させて、ホイホイ拡大宣伝をしておりますが、こっけいで漫才みたい。
Posted by にしき at 2008年06月13日 13:50

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