漫才でもコメディでもありません。
団交を、申し入れたのではなく、申し入れられた「愛知地域労働組合きずな」
セ ク ハ ラ を 全 面 否 定 !
12/1に行なわれた団交で、きずな石川悟委員長は、専従職で書記長を名乗る大竹信彦さんのセクハラ行為を全面否定し、「大竹はセクハラをしていない、そんな問題は存在しない。大竹は団交に出ない」と居直り、謝罪要求を拒否したうえ、協議を打ち切る意思を示しました。
大竹信彦さんは、自らのセクハラ言動を2007年6月に、薄笑いを浮かべて自白し、しかも録音テープに証拠が残っています。私たちは、この問題について、協議を重ねることを何度も要求してきました。
職場のハラスメント問題を積極的に解決し、防止していくはずの労働組合が、一転、自組合内で発生したセクハラ事件を問答無用のように、なかったことにしています。許されることではありません。
<要求事項>
ユニオン「支え」は、「愛知地域労働組合きずな」に対し、大竹信彦さんが引き起こしたセクハラ事件を調査報告し、文書で謝罪させるように要求しました。
次回団交までに誠意ある対応が見られない場合は、大竹信彦さんのセクハラ言動を公開することもあり得ると通告しました。重ねて、実行当事者の大竹信彦さんを団交に出させるよう要求しました。
「愛知地域労働組合きずな」の会計報告
労働組合法では、組合員への会計報告を義務付けられています。ところが、「愛知地域労働組合きずな」は、一部の組合員に会計報告を見せない差別的取り扱いをしています。組合の責任者・石川悟委員長に、組合員に等しく会計報告を見せるよう要求しました。
石川悟委員長は、「決算書は支部を通して要求して下さい。支部に見せるよう指導しておきます。」と回答しました。
<団交の成果>
1. タイムカード制を廃止させ、出勤管理は従前の出勤簿制に確定させました。
2. セクハラ防止対策として、大竹信彦さんの机の向き変更やパーティション設置について、こちらのリクエストを具体的に提示することにしました。
なお、タイムカードを押さないことで、賃金を支給しない場合は、労働基準法に違反することを知らせておきました。
◆愛知地域労働組合きずな◆スローガンは、ご存知
★ひとりの解雇も許さない★ですね。
そして2008年定期大会で追加されたスローガンは、
★臨時教員の任用を守ろう!★です。
雇用重視の「愛知地域労働組合きずな」ですが、実態はどうなっているのでしょうか?スローガンの字句の美しさゆえに、現実の醜さが際立っているのではないでしょうか。
団交時には「きずな」事務所から姿をくらます大竹信彦さん
団交終了後も、事務所は夜遅くまで明々としていた。
2008/12/1 22時頃撮影
<次回団交のお知らせ>
2008年12月19日(金) 19:30 きずな事務所
場所はこちら↓3階です。
http://www.roren.net/roudoukaikan/
悩みがあっても声をあげられない働く仲間、どうしたらいいのか困っている働く仲間にとって、労働組合が手をさしのべていく重要性を、「きずな労組」はどう考えているのでしょう。全労連の理念やモラルにも反しています。
合田さんに、パワーハラスメントやセクハラ行為があったという事は裁判でも証明されるハズだったのに、解雇無効の判決の前に裁判から撤退し、ダンマリやセクハラ前面否定を行うなど「きずな」幹部は卑怯と感じている組合員も多いことだと思われます。
平4・4・16の福岡地裁の判例では、女性編集者に対するセクハラなどに対する使用者責任を認め、職場や取引先に私生活上の性的な噂や悪評を流し続け、被害者の評価を低下させ職場に居づらくさせたとして慰謝料300万円、弁護士費用67万円などを賠償させています。
本来、女性からセクハラ行為の訴えがよせられたさい、けっしてこれをあいまいにする態度をとらず、事実関係を厳正・公正に調査し、それにもとづいて幹部にたいするきびしい処置を決めるとともに、みずから問題を公表する態度をとるのが革新系の団体の常識です。
まして、労働組合が、セクハラの克服でも、率先したとりくみと積極的役割をはたさなければならないことは、当然のことです。そこからの逸脱があったさいには、だれであれ厳格な対処が必要となってきます。とりわけ専従書記長という重責をになうものにたいしては、そのことがいちだんときびしくもとめられることは、当然です。
では、なぜ、このような評価があるにも関わらず、セクハラや不正経理の問題が起こるのでしょう。私は一つの原因として、ある政党の綱領と規約の基本をグループ幹部が逸脱しているからではないかと思いました。
その党の規約には、労働組合などの各種の団体・組織では、党グループを組織し、その構成と責任者の選出について対応する指導機関の承認をうけ、またその指導をうけて活動する。活動のなかで、その団体の規約を尊重することは、党グループの責務であると規約で決めています。
また、規約の第五条の党員の権利と義務の一つには、市民道徳と社会的道義をまもり、社会にたいする責任をはたす。とあります。
しかし、党員個人を社会正義や市民道徳の上に置いたら規律違反です。だからこそ、党員は常に自分を謙虚に客観的に自分を見なければなりません。きずな労組の党員のみなさん、労働者組織を守るために「なぜ今、きずな幹部が批判されているか」話し合ってみてください。
みなさんの党の綱領にも、「人間が、ほんとうの意味で、社会の主人公となる道が開かれ、「国民が主人公」という民主主義の理念は、政治・経済・文化・社会の全体にわたって、社会的な現実となる。終局の目標として、人間による人間の搾取もなく、抑圧も戦争もない、真に平等で自由な人間関係からなる共同社会の実現をめざす。」とあります。
つまり、未来社会の第一歩は個人、個人がお互いを理解するために話し合い、相互の有機的結びつきが個人の自立を支えあっていくことではないでしょうか。
日本労働年鑑 第61集によると、愛知の「きずな」などを典型とする「地域労組」の場合、その特徴は、(1)だれでも一人でも入れる、(2)安心して加入できる、(3)実利を重視するの三つで、
その性格は、(1)零細事業所・商店の労働者をおもな組織対象とする、(2)産業別結集・運動と地域別結集・運動を結合した個人加盟組織、(3)要求は事業主向けと一事業主では解決できないものとを区別すると同時に、いずれも事業主とは話し合い、理解と納得をえる、(4)単なる共済事業・福利厚生事業を目的とするのではなく、法的にも原則的にも労働組合の要件を具備するなどとなっている。とあります。
大衆団体を政党の構成員が支えている部分というのは、党員個人が支えているのではなくて、上記のような、その組織の特徴と性格がその発展を支えているのだと思います。
その意味でも、党員個人を社会正義や市民道徳の上に置いたら規律違反です。セクハラや不正経理を改め、市民道徳と社会的道義をまもり、社会にたいする責任をはたすために、次回の団交をみんなが納得できる団交にしましょう。
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