「愛知地域労働組合きずな」の定期大会が名古屋市熱田区労働会館本館を会場に行なわれました。
「30年の活動に確信、31年目をスタート」と銘打って、威勢はいいものの、愛知県労働委員会に不当労働行為で申し立てられている、恥ずかしい事実は隠しようがありません。
ユニオン「支え」&合田さんを支える会は、多くの参加者でビラまきとマイク宣伝を行ないました。
「きずな」で被害に遭った元組合員
マイク宣伝は、労働会館周辺はもちろん、建物屋内にもクリアに響きわたり、「愛知地域労働組合きずな」の実態を暴く行動は大成功をおさめました。
きずな大会の様子↓ 会場外ではマイク宣伝
「愛知地域労働組合きずな」よ、きずな裁判を総括し、解雇事件の全容を解明し、ユニオン「支え」との団体交渉に応じよ!
マイク宣伝文はこちら
労働会館周辺にお住まいの皆さま、おはようございます。私たちはユニオン「支え」と市民団体「合田さんを支える会」です。朝から、お騒がせご迷惑をおかけし、大変申し訳なく思っております。
実は、本日この労働会館で「愛知地域労働組合きずな」という組織の、年に一度の定期大会が開かれようとしています。この「愛知地域労働組合きずな」は、ここに入居している労働組合なのですが、労働組合が一番やってはいけない、不当・脱法・非行行為をやり続けています。愛知地域労組きずな上層部が、しでかしている悪事を、この宣伝行為で市民の皆さまや組合員ひとりひとりに知らせたいと思います。
この「愛知地域労働組合きずな」は、「一人の解雇も許さない」というスローガンをもち、労働者なら誰でも一人でも入れる地域労組です。組合員の半分以上は、小学校・中学校・高校でアルバイト状態で働く臨時教員です。きずな組合員は臨時の学校の先生なんです。
「教育に臨時はない、だから臨時教員を正規採用にせよ」と要求しています。それはそれで大変結構なことなのですが、実はその裏で、この愛知地域労組きずなの職員である、合田さんを、こともあろうに、一人の解雇も許さない、などと言っておきながら、解雇におよびました。何のまともな説明もなく、具体的資料の呈示もなく、にです。
「労働組合が、そのような乱暴なことをしてはいけない」と多くの批判が上りましたが、それらをものともせず、「愛知地域労組きずな」は、「本部執行委員会で決まったから」「大会で多数決で決まったから」と結果論に終始し、理由のない解雇を強行しました。
その後、この愛知地域労働組合きずなは名古屋地方裁判所に訴えられ、被告となりました。それだけでも前代未聞の恥ずべきことなのに、この「きずな」は、受けて立ち、一年半も、不自然でつじつまの合わない、証明不能の事を主張をし続けました。解雇を正当付ける事実はただのひとつもありませんでした。その間、組合員には、ほとんど事実や経過を封印していました。この組合の書記長を名乗る大竹信彦さん、この人が証人尋問に立つことになりまして、法廷で堂々と証言するかと思いきや、なんと、皆さん、きずなの組合員さん、聞いていますか。証人尋問が始まろうとする、その日の朝に、この「きずな」は裁判を突然辞めてしまったんです。法律用語で認諾といいます。和解じゃないんです、認諾、原告の訴えを全面的に認めて、降参する、裁判の負けを認める、大統領選挙の敗北宣言のようなものです。そういった認諾の表明をしました。
ということで、この「きずな」という組織は、裁判に白旗を上げて全面的に降参しました。降参はしたけれども、裁判はうやむやになってしまいました。うやむやにするために認諾したの? という声も聞かれましたが、でも、みなさん、裁判は終わっても、裁判の中身は残るんです。
この、きずな裁判では、きずなの粉飾決算や組合費使い込みなどが発覚しました。恐ろしいことです。組合員の皆さんの、汗水たらして得たお金から払われた組合費が、「浄財」が行方不明になっているんです。多額のお金が消えたのに、「きずな」は真相にふたをしたままで、今の今まできちんと説明していません。福島原発の放射能まみれの汚染水がそのままため置かれている、それと同じなんです。こんなことが許されていいのでしょうか。恐ろしいですよね。きずな財政部長の深谷修さん、聞いていますか?
きずな書記長を名乗る大竹信彦さんは、2006年のきずな定期大会で、こんな暴言をはきました。「きずなの会計は正しい。おかしいところなんかない。会計報告は、組合員の承認を得ている。組合員のみなさんが承認したから正しいのだ」
これは、まるで組合員に責任を転嫁する暴言であります。とんでもないことです。
今日のきずな大会に多くの学校の先生がきておられますが、例えば、職場の学校で、「先生、みんなの給食費の金額がね、クラスの人数分に足らないよ、計算が合わないよ。」と生徒さんに聞かれたら、どうしますか。紙のように真っ白な純粋な子どもたちに「あぁ、それね。いいんだよ。大分前の話しだし、だれも何にも言わずに賛成したろう。だから正しいのさ。調べなくてもいいんだよ。」
って。そう応えますか。応えませんよね。きちっと再度計算するべきですよね。でも、皆さんが所属している「きずな」は、みんながいいって言ったから、いいんだよ。とそう言っているんです。組織の責任者として、まったく不適格な発言だと思います。
一連の会計疑惑に始まって、この「愛知地域労働組合きずな」は、きずな裁判を組織として、正式に総括・反省し、謝罪をしていません。解雇事件を起こしたことについて、これは誰の発案で、何が起こって、裁判をどのように進め、なぜ認諾にいたったのか、この大失敗を今後のきずな発展のために、どのように戒めとして、教訓づけていくのか、おとなの組織なら、総括するべきではありませんか。
労働組合は、仲良しグループが集まって、サークル活動みたいにやる所ではありません。労働組合というのは、憲法・労働組合法で存在や活動を保障された、働く人にとって、大切な公益団体であります。だからこそ、労働組合を名乗るなら、けじめをつけることが要求されます。
愛知地域労働組合きずなよ、だんまりを決め込まないで、きずな裁判を総括し、けじめをつけよ!
合田さん解雇は、2004年の本部執行委員会で確認されました。当時の本部執行委員会執行委員のみなさん、今日、来ているのなら、出てきて、説明してください。吉田知子さん、丸地雅夫さん、神勝幸さん、城下英二さん、工藤尚子さん、小原洋子さん、この労働会館2Fの大会会場におられますか。
丸地雅夫さん、あなた、こう言いましたね。「どこの零細企業の社長だって、経営難になればパートのひとりやふたり、くびにするわ。」 きずな東三河支部の組合員が解雇されたら、そのように言うのですか。解雇されたら、撤回させるため、全力をあげるのが、組合執行委員ではないのですか。で、パートのひとりやふたり、合田さんを解雇して、なんでまた、裁判認諾したんですか?
聞きたいなぁ。(全員大笑い)
工藤尚子さん、あなたは強い口調でこう言いました。「合田さん、あなたも、きずな事務所で働いているんだったら、きずなの財政難ぐらい、わかるでしょう」 合田さんは、わからないから、資料を示して説明してください、と要請しましたよ。あなた、説明しましたか。説明せずに、裁判認諾して、解雇を撤回しましたね。非常に不思議に思っています。あなた、学校現場でも、いろいろ不思議なことを子どもたちに言っているのですか。
合田さんは、裁判に完全勝利し、この労働会館3Fにある「きずな」の事務所に晴れて復職しました。が、卑怯にも、この「きずな」は、解雇を撤回しておきながら、合田さんを排除し、合田さんに次から次へ嫌がらせをしかけ、いじめ抜いております。
皆さん、私たちは、このような態度をとる「愛知地域労働組合きずな」ほど、卑怯な人たちを知りません。きずなの卑劣さを怒る声が全国津々浦々から届き、今も止むことはありません。今日、ここに集まっている、きずな組合員さん、知っていますか。
本日の大会議案、ここには、今年度、8名の臨時教員の組合員を新しく迎えることができました、と書かれています。学校の臨時の先生である、その8名の新組合員のみなさん、今日、ここに来ていますか。皆さんが加入した、きずなの、こんなにも暗い部分を知っていますか。入ったばかりで、まだ何も知らないと言うならば、ぜひ知って下さい。私たちは、みなさんに真実を語る用意があります。みなさんに資料を示して、証拠を見せて、説明します。どうぞ、私たちのところに来てください。
この「きずな」の問題解決のため、合田さんを支える会は「きずな」に協議の申入れをしました。一度ではありません。3度も4度もしました。しかし、「きずな」からは何の返事もありませんでした。きずな書記長を名乗る大竹信彦さんは、「合田さんを支える会のような市民団体と話し合う義務はない」といなおっていました。
そのため、合田さんはユニオン「支え」に加入し、ユニオン「支え」から「きずな」に団体交渉申入れをしました。ご存知のように、労働組合からの団体交渉は断れませんよね。労働組合法7条です。「きずな」もこのことを知っていたのか、団交に応じてきました。出席者は名古屋法律事務所の樽井直樹弁護士と石川悟委員長、二人だけでした。いつも、この二人だけ。書記長を名乗る大竹信彦さんは一度たりとも、顔を見せません。不思議ですね。労働相談者の相手方との団交は、勢い勇んで、大竹信彦さん、団交に行くのに、なぜゆえに、ユニオン「支え」との団交には来ないんでしょう。私たちは団交に大竹さんをよこす様に毎回要求しましたが、一回も来ません。
この団交、5回重ねたところで、「きずな」は突然、団交拒否をしてきました。裁判認諾といい、この団交拒否といい、きずなって「突然」が好きなんですね。団交拒否の理由も言いませんでした。その後、回を重ねて団交申入れをしましたが、全然だめ。返事もしない。
今日、きずな大会に来ている、臨時教員の組合員の皆さんにお尋ねします。
皆さんは、臨時教員制度の改善を求める会に所属して、署名活動をしたり(写真下)、
教育委員会と交渉をしていますね。この交渉が、教育委員会から拒否されたことはありますか。もし拒否されたらどうですか。おかしいと思うんじゃないですか。でもね、「きずな」を構成する皆さんが、ユニオン「支え」との交渉を断っているのですよ。「きずな」のやっていることは皆さんの意思なのですよ。矛盾していませんか。悪事の片棒をかついでいるんじゃないですか。今度、新加入した8名の組合員さんには、このこと、どう釈明するんですか。
「あなた方の量るそのはかりで、自分も量られるであろう」
これは、聖書・マタイによる福音書の一節であります。善悪を測るために使う、皆さんの心の中にある「はかり」です。あなた方が使ったはかりは、あなた方自身も量られるのですよ。あなた方のはかりは、基準が二つ、目盛りは2種類あって、「きずな」の団交拒否は善になるのですか。悪は善になり、善は悪になるんですか。
「きずな」の団交拒否に戻って、私たちは、2010年3月、愛知県労働委員会に団交再開のために「あっせん」をお願いしました。労働委員会委員の方々は熱心でした。とりわけ、労働者側委員の、この方は連合愛知の要職にある方ですが、きずな石川悟委員長に、「石川さん、あなたのところは労働組合なんだから、団交に応じて、問題解決をされたらどうですか」とまで言われています。石川さんは、「はーっ」と頷いていたそうですが、頷くだけで実行に移さず、団交参加人数を5名以下にしなきゃだめ、とここでも急に、理由も言わず条件付けをして、あっせんを断ってしまいました。労働組合の信用もなにもあったもんじゃありません。
あっせん不成立を受けて、私たちユニオン「支え」は、この4月に労働委員会に不当労働行為救済命令の申立を行いました。労働委員会は、これを「きずな事件」と呼んでおられます。大会にお集まりの組合員の皆さん、恥ずかしくありませんか。きずな裁判に続いて、今度は労働委員会に申立られて、「きずな事件」ですよ。まだ無関心でいられますか。
きずな組合員の皆さん、本日はきずな大会です。この場で、弁舌なめらかに、どんな感動的な理念が響き渡り、どんな理想的な決議がなされようと、皆さんは、「きずな」がやっている不法・不当・非行行為に目をそむけないで下さい。善悪を見極める、皆さんの目で、きずなの不当・不法・非行を止めさせて下さい。 皆さんには、「きずな」のやっていることについて責任があります。
最後に、「合田さんを支える会」とユニオン「支え」は声明を発表します。
① 愛知地域労働組合きずなは、きずな裁判を総括し、二度と過ちを起こさないことを誓い、合田さんに深く謝罪せよ。
② 職場復帰した合田さんに対する嫌がらせをやめ、従前どおり、合田さんがまともに仕事を出来るようにせよ。
③ 愛知地域労働組合きずなは、愛知県労働委員会に申し立てられた救済命令に従い、ユニオン「支え」に謝り、速やかに団体交渉に応じよ。
2011年6月26日
きずな臨時教員組合員の皆さん、悪いことやめてから集まって下さいね。
****お知らせ****
人権派弁護士を訴えた原告を支援する会HPに当ブログをリンクしていただけました。
ぜひ閲覧して下さい!
http://hikokunakanomami.jimdo.com/
宣伝後、会員が会場の中を見に行くと、上村和範(元きずな大会議長)さんと伊藤信広(きずな常任執行委員)さんが、「覗かないで下さい」って怒ってきました。
そんなことくらいしか言うことできないんですかね。熱心に臨教運動やってるわりにはねぇ、、、その程度。
ドア入り口に「臨教」としか書いてなくて、何だろうと思い、中を見たんですよ。
秘密組織でもあるまいに、ちゃんと「愛知地域労働組合きずな・臨時教員支部大会」って示したらいかがかな。
きずな石川委員長は公道でもびらをまくな、と強弁しましたが、上村さん、伊藤信広さん、公道びらまきはよろしいんですかね。
復職を願う私の気持ちは拒否されましたし、未払い賃金も労基署の方の尽力で解決しました。大竹さんの労ではありません。
電卓たたいて計算してましたけど。
会社からわずかの解決金をもらい、その一部をきずなにカンパしてくれと言うので、しましたが、「領収書はいらんよね」と強く大竹さんに言われて、労働組合ってそういうところなのかと思い、お金だけ払って帰ってきましたけど。
ここ、不正経理や使い込みとか、あると思います。無いと思えと言われても、私の経験から、それは無理な話です。
きずなに相談に行く方、再考したほうがいいですよ。後戻りできませんから、あそこ。
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