河川敷広場で除草する生徒たち

河川敷広場で除草する生徒たち 河川敷広場で除草する生徒たち

 【小山】小山城南高1年生196人が30日、思川の石ノ上河川広場で除草作業を行った。新型コロナウイルス感染拡大に伴う一斉休校のため実現しなかった4月の遠足の代替行事で、1年生にとっては入学後、初めての学校行事となった。

 広場は同高が校内駅伝大会の会場として毎年利用している。市の予算不足で公園の除草に十分な人手が回らない現状も背景に、恩返しと地域貢献を兼ねて初めて除草に取り組んだ。

 生徒はマスクと体操着と軍手を身に着け、広場の両端から中央へ向かって約1時間かけて次々と雑草を取っていった。荒地遥南(あらちはるな)さん(16)は「遠足を楽しみにしていた気持ちを雑草にぶつけました。みんなで抜いた雑草を見て達成感を味わえました」と、爽やかな笑顔を見せた。

 生徒は除草の後、小山総合公園でレクリエーションと昼食を楽しんだ。