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*1 僅かな揺らぎ、睫毛の先が震えたほどの念だったが、その質量は膨大という言葉ごときでは追いつかない。もしも個我を持ったままこれに触れたら、宇宙規模のうねりを前に砂の一粒が呑み込まれていくかのように、龍水は掻き消されていただろう。
2020-11-02
2020-11-01