徹子の部屋 伊集院光~雑学王も家では妻から数々のダメ出しが…~ 豊富な知識を生かしテレビのクイズ番組では…


出典:EPGの番組情報


徹子の部屋 伊集院光[解][字]

~雑学王も家では妻から数々のダメ出しが…~伊集院光さんが今日のゲストです。

詳細情報
◇ゲスト
豊富な知識を生かしテレビのクイズ番組では「雑学王」の異名を持つ伊集院光さんがゲスト。
◇番組内容
そもそもクイズ番組で頑張る原動力は学歴コンプレックス。高校中退のため、高学歴には負けたくない一心で挑んでいるという。そんな伊集院さんも自宅ではダメダメ亭主。結婚25年になる妻からは「クイズで優勝するよりゴミの日を覚えて」と苦情が…。少しでも妻を労おうと家事を手伝うが結果邪魔をすることに。そこで考えたのが“ホテル避難”。1週間ホテル暮らしをして帰宅した時の妻の生き生きした姿には少し複雑だったと語る。
◇おしらせ
☆『徹子の部屋』番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/


ジャンル :
バラエティ - トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 - インタビュー・討論
福祉 - 文字(字幕)


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徹子の部屋 伊集院光~雑学王も家では妻から数々のダメ出しが…

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(黒柳)今日のお客様は
小さい時から

お顔 ほとんど変わってないと
思いますけど

すごく可愛いと思います。

まあ お子さんの頃は

成績優秀でトップクラス。

現在は クイズ番組で大活躍。

伊集院光さん 今日のお客様です。
どうも。

ご無沙汰してます。
ご無沙汰してます。

よろしくお願いします。
しょっちゅう なんか テレビで

拝見しているような気が
しますけど。

でも まあ
「ヒラメキの天才」という…。

学校で習った勉強じゃない…。
そうなんですよ。

今 ちょっとね 褒めてもらって
始まったんですけれども

僕は 高校も 結局 出ずに
この世界に入ってるんです。

中退になっちゃったんですって?
中退しました。

高校を。
はい はい。

小学校 中学校は すごい

勉強 大好きだったんですけど

高校入った辺りから…

今 考えると 変な理屈
なんですけどね

子どもの頃って 例えば 社会だと

自分の街の勉強なんかを
するじゃないですか。

そうすると ちょっと
高学年になると

東京都全体の勉強して。

で 中学行くと
日本の勉強するじゃないですか。

ある日 突然 勉強すればするほど

わかんない事が増えるんじゃ
ないかって思い始めたら…。

うん。 そう。

勉強するの損なんじゃないかって
思い始めて。

うん。 すごい…。
で 高校辺りで もう

どうにもこうにも もう
行く気にならなくなっちゃって

フラフラしてましたね。
あっ そう。

おうちで「行きなさい」って
言われなかったの?

これが 今 思えばですけど
両親とかは

多分 歯を食いしばって
言わなかったんだと思うんですよ。

偉い。
ねえ。

多分 性格が
「行け 行け」って言うほど

意固地になるというのを
知ってますから。

多分 本心では
そりゃ 世間体もあるし

イヤだったんでしょうけど。
あっ そう。

でも すごいのは 今
インテリ芸人と言われてですね

東大生とも
やってらっしゃるんですけども。

クイズ『Qさま!!』の
ちょっと VTRをご覧ください。

(ナレーション)「第2位は
個人戦 優勝回数6回」

「正解数は
1410」

(ナレーション)「ニックネームは“ヒラメキの天才"」

「その人物は もちろん この人」

(ナレーション)「第2位は 伊集院光」

すごい!

(ナレーション)「その伊集院光

最大の武器といえば ヒラメキ力」

(ナレーション)
「答えを知らない問題でも

推理を駆使して正解する事から

“ヒラメキの天才"の名が付いた」

(清水)「おっと!
ここで 伊集院さん 勝負!」

ええー! どうして?

(清水)「読んだ! 読んだ…!」

すごい…。 どうして あの2本で
「鱈」って わかったの?

これは なんかね
この前段があって

ゴルフの渋野選手に関する問題が
ずっと出てたんですよ。

で 恐らく この漢字の問題も
渋野選手のエピソードが出ると。

渋野選手が好きなお菓子が…

鱈のおつまみっていうやつ
あるじゃないですか。

ええ ええ。 干してあるような。
はい。

あれが好きだっていうのを
どこかで聞いてたんですよね。

へえー…。
それで 20画っていうのは これは

相当 密な字だぞ となって
うわーって考えてるうちに

確か 「鱈」ってエピソードが
あったよっていうので あれが…。

すごい! でも 記憶力もいいのね
やっぱり そういう意味のね。

なんかね 無駄な事を
覚えちゃう癖があって。

多分 これは学歴コンプレックスからだと
思うんですけど。

例えば 一緒に
クイズ出てる人たちも

東大 京大の人
いっぱい いるわけですよ。

そうするとね
平場でやっても勝てないんですよ。

彼らが知らないような事だけ
頑張ろうと思うんですよ。

なるほど。
そうすると

余計な事を
知るようになるっていう。

そうすると そういう時に
ふっと思い付くっていうね。

でも それにしても まあ

あの2本だけで「鱈」って出るのは
すごいと思いますよね。

ありがとうございます。
本当 本当。

でも あれでしょ?
高校中退でいらっしゃる。

だもんですから
クイズに燃える理由は

今 おっしゃったように
学歴で負けたくないという。

フフフフ…!
で 僕も そうなんですけども

この 高校中退の話なんかが
ほうぼうで出ると

例えば それを
ラジオで聴いた人とかが

街角で声かけてくれて

「俺も学歴ないんだけどさ」
っつって。

ああ そう。
「頑張ってくれよ」って言われると

なんか ちょっと… その人たちを
背負ったような気になって

ちょっと やっぱり 燃えますね。
そうですよね。

そういう事ありますよね。
半分 シャレなんですよ。

半分 シャレで「俺なんて 俺なんて」
って言ってるんですけど

やっぱり なんか その後ろで

「俺たちの代表だから
頑張ってくれ」って言われると

やっぱ ちょっと
頑張っちゃいますね。

そりゃそうですよね。
ただ 雑学王ではあるんだけど

あなたの場合 一般常識が

ちょっと欠けてるところが
あるんですって?

うちのかみさんが言うには
なんか ああいう

余計な漢字なんか
知らなくていいから

ごみの日 覚えてくれとか。
ハハハハ!

必ず言われますね。
ごみ… ごみの日?

はい。 いいんだと。
そんな雑学は いいから。

随分 あなた 可愛い奥様ね。
女優さんだった?

一応 タレントの…

アイドルみたいな仕事は
してたんですけど。

歌手をやったり
してたんですけど。

あなた うれしそう。

それこそ 和歌山の田舎の女の子…
活発な女の子だったのが

「のど自慢」で
ピンク・レディー歌って優勝して

「私もピンク・レディーになる」
っつって

東京 来ちゃうような子なんで。
すごい。

行動力のある元気な子です。
でも 結局 その後は…。

しばらくは
歌手活動もやってたんですけども

まあ ある程度いった時に… はい。

悪いけど 家 入ってくれ
っていう形になりましたね。

そうなの? でも よかったですね。
あなたにお会いになってね

奥様の方もね きっとね。

今 テレビの前で どう言ってるか
わからないですけどね。

変なとこいっちゃったって
思ってるかもしれませんけど。

あんなでいて
結構 怖いんですよ。

フフフフ…! 可愛い。
「いいから!」。

「変わった動物なんか
覚えなくていいから

燃えるごみを覚えて」なんっつって
すごい言われたりとか。

「靴下を そろえて脱ぐって事を
先 覚えてくれ」って…

怒られてばっかりです。

なんか 結婚25年で
うちに帰れば普通の夫。

普通どころか 能力が普通…
ちょっと欠けてるぐらいなのに

この大きさだから
まあ 邪魔な夫ですね。

そう…。 でも コロナ禍で
専業主婦の奥様を休ませるために

あなたは ある事を考えた。
これ でも 私はいいと思いました。

最初に 自分が 仕事が…

割と テレビの収録が
どんどん なくなっちゃうから

休みになるじゃないですか。
で 家にいて。

で かみさんは 専業主婦だから

そこまで仕事量 変わらないんだと
思ってたんですよ。

なのに 割と 疲れきってくるから

じゃあ 俺が 家事を
手伝ってやろうと思ったら

やり慣れない事をやると
倍 手間が増えるんですよ。

それで 「どうしてほしい?」って
言われたら

「一番いいのは あなたが
家にいないのが一番いい」

っていう事になって。
そうだね。 どうしたって

うちに長くいれば それだけの
あれはありますもんね。

僕が休むっていう事は

かみさんの心が
休まらないって事になるんで。

最初は じゃあ 「お前 どこか…

お前が都内のホテルへ泊まるか?」
っつったら…

うちは 老犬がいるんで
その世話が 今度できないから

じゃあ…。
お子さんは?

かみさんが世話してくれるんで。
お子さんは いらっしゃらない…?

子どもは いないです。
ああ そう。 それじゃあね。

そうなんですよ。 だから
夫婦と老犬1匹なんですけど。

「じゃあ 俺が しばらく 都内の
ホテルに泊まるわ」っつって。

で 寂しがって 「帰ってこい」って
言うんだろうなと思いながら

1週間ぐらい 都内の安いホテルに
泊まったんですよ。

1週間経って 帰ってきたら
生き生きとしてました。

フフフ…! そうなの?
やっぱり 疲れるんだね。

だから 俺が
疲れさせてたんだなっていう。

そうね。
だけど 難しい問題ですよね。

いや でも そうじゃないですか。

例えば 学校がお休みになった
子どもとか

それから 会社がお休みになった
お父さん いっぱいいるけど

こと専業主婦は その2人を
家で世話しなきゃならないから。

普段はいないのにね。
仕事 何倍にも…。

休みどころか
何倍にもなってるでしょ。

そういうものなんだなと思って。

ホテルにいらっしゃる時 奥様は

訪問していらっしゃいました?
そちらに。

1回 生存確認に来てくれまして。
ハハハ…! 生存確認。

「こんなとこに泊まってるのね。
はい わかりました」。

「さようなら。 犬が心配なんで」
っつって 帰っていきましたね。

本当? 犬は なんていう犬なの?

犬は うちね カプチーノっていう
名前の犬なんですけども。

あっ これ?
はい はい。 これ 犬と…。

可愛いわね!
これ なんていう種類?

これ ミニチュアダックス。
あっ そうなの。 可愛いわね。

最初 それこそ
子どももいないし

かみさんが欲しがって

ミニチュアダックスを
つがいで飼ったんですよ。

そしたら
それが 今度 子ども産んで。

で 俺は かみさんが
飼いたいから

飼うと思ってたんですけど

俺が これ
大好きになっちゃって。

まあ… 溺愛してますね。
ああ そう。

もう でも 17歳とかなんで。

もう そんな…?
長生きなんだね。

でも ちょっと
元気をくれるのは

もう おじいさん犬なんで…。
うちで生まれたのに

もう おじいさん犬なんで
若い頃ほど元気もないし

目も ほとんど
見えなかったりするんですけど

なんにも気にしない。
自分のペースで。

動物だから当たり前なんだけど。
でもね… 気にしてないのね。

もう 全然 おっとりしたもんで
可愛いもんですね。

奥様は どういう方なんですか?
なんでしょうね。

とにかく…
田舎の生まれなんですけど

すごく社交性のある人で。
キレイな方ですもんね。

今どき 割と 都会の
コンビニエンスとかって

冷たいものじゃないですか。
レジに ものを出して

受け取って
帰るだけじゃないですか。

それを やっぱり
田舎の このノリで

「どれがおいしい?」
なんて聞いて。

で 向こうも 苦笑いしながら

なんか こう… 買い物したりとか。

あと 外国の店員さんが
いっぱいいるじゃないですか。

この頃は そうなの? うん。

ある日 突然 俺に パソコンで

ベトナム語で「ありがとう」を
調べてくれって言うから

「何に使うんだよ?」っつったら
「ありがとう」を…

ベトナムの店員さんがいるから
「ありがとう」を とにかく

ベトナムの言葉で言いたいんだ
みたいな。

優しいんだか 抜けてるんだか

とにかく 人と話さないのが
気持ち悪いみたいな。

それで 言ってあげたら
どうだったって?

だから 「喜んでた」っつって。
そうでしょうね。

次 来ると あいさつし合う仲に
なってたりするんで。

ああ よかったね。
それは 割と… 僕は堅物で

割と 人見知りなんです
こんなに見えて。

あっ そうなの?
だから 彼女を見てると

頼もしいやら
心配やらなんですけど。

奥様とは
どうやって仲良くなったの?

この世界で うちの妻も
仕事をしてましたので。

ああ そう。 さっき出て…。
はい。

僕が司会の番組で いわゆる
リポーターみたいな事をやってて。

みんなで
お友達付き合いしてたんですよ。

そのうち 僕が ちょっと
腰を ひどく悪くして

なかなか
生活が不自由だった時に…

介護をしてくれたんですよ。
あら 親切。

だから 介護が先で
交際が次なんですよ。

フフフフ…!

順を追って まあまあ
介護にいくもんじゃないですか。

なのに 一番…。
でも 介護が最初?

最初で。 すごく良くしてくれて。

それで それこそ…
「責任取って」っつって。

でも あなたは 随分 もう
芸能界 長いでしょ?

そうです。 僕 全部入れると
どれぐらいになるか…。

僕 最初 落語の修業をしてて

そのあと ラジオDJになって
っていうのがあるんですけど

17の時に
落語の門をたたきましたので

もう 35年とか…。
そのぐらいね。 すごい。

そう。 それで あの…
落語家になりたいっていう

お気持ちもあった?
あった…。 それで 僕

すごい思い出した事が
あるんですよ 今回。

僕 その17歳の時に
師匠が 今の円楽…

当時の
三遊亭楽太郎なんですけど

ここに弟子入りするんですけどね
弟子入りして すぐ

「お前 かばん持ちでついて回れ」
って言われて。

最初について行った
テレビの仕事が

『徹子の部屋』っていう
番組だったと思うんです。

面白い。 だったら 面白いわね。
はい はい。

へえー…。 多分 そうでしょ。
こんな時だったわね。

はい! こんな感じの時です。

こんな感じ… うわっ!
ああ… 師匠 どうも!

今 随分
年齢いきましたけども。

そうそう そうそう。
はい。

当時 この方は
34歳の時だったのね。

1984年。 へえー…。

多分 この時
楽屋のお菓子なんか食ってるの

俺だと思うんですよ。 17歳の時の。

師匠の本番中は
多少 気ぃ抜いてますから。

フフフフ…!
懐かしいな。

本当ね。
でも この頃の楽太郎さんって…

楽太郎さんっていうか 円楽さんは
どんな感じでした?

これは なんか…
僕は落語家になりたいって

まず 漠然とした夢があって。
知り合いが

「だったら 楽太郎がいいぞ。
楽太郎を見ろ」って言われて

それで それこそ… 師匠のとこに
お世話になったんですけど。

当時 他の こう…
もっと年配の師匠たちって

教え方が昔の教え方なんですよ。
ええ そうですね。

だから 「見て盗め」に近いし。

でも うちの師匠は
大学出て 理論派だから。

「お前 ここは30秒間の間
ギャグは入ってないけど

それは そのあとのギャグを

大きく笑わせるための
30秒だから

ここは 我慢しなきゃ
いけないんだよ」とか。

「怖い人は 怖きゃ怖いほど

ボリュームを上げるには
限界が来るから 一番 怖い人は

むしろ 静かにしゃべった方が
怖いんだよ」みたいな。

なんていうんでしょうね
理路整然と教えてくれるんで

僕としては ありがたかった…。

それで どうして
おやめになっちゃったの…?

やめたのは いろんな事が
重なってくるんですけど

若かったんで 僕にはできないって
諦めちゃった事や

もうわかったって
思い込んじゃった事もあるし。

あと そのうち
ちょっと 師匠に内緒で

えっと 違う芸… それこそね

僕は 当時 「三遊亭楽大」っていう
師匠からもらった名前が

あったんですけど。 「らくだい」。
学校を落第して来たから。

「伊集院光」っていう名前で
内緒で ラジオ出たりして…。

そしたら それが ちょっと
大ごとになってきちゃって。

うちの師匠は認めてくれる…
バレても認めてくれるんですけど。

ああ そう。
お歴々方が 「三遊亭」の名前が

恥ずかしいとでも言うのか?
っていう話になっちゃって。

ええ…?
要は なんで そんな 2つも

名前を使い分けるんだって
なっちゃって。

そうすると
うちの師匠は優しいんで

その間に立って こう
なんていうんですかね…。

あの方 優しい方なの?
楽太郎さんって。

優しいんです。
言い方は悪いんですよ。

「うちのはバカだから

やんなきゃわかんないんで
やらせてやってくれ」っていう

言い方をするんですよ。
でも お利口ね。

そう…。 一番 角が立たない
言い方なんですよ。

でも そうすると上の人からは
「いや それはダメだ」。

「お前が…
教育が甘いんじゃないか」って

怒られてるうちに 「じゃあ
落語の方は もう あんまり

僕も… 才能もないんで」っていう
感じで出ちゃいましたね。

ああ そうだったの。

優しい人で コロナの最初の頃に

やっぱり ラジオ番組も
ゲストに決まった方が

どんどん
キャンセルが出るんですよ。

そうなの? うん。
なかなか 表にも出れないし

お知らせする予定だった公演が
なくなっちゃったりすると

そもそも ラジオで話す意味が
少し なくなっちゃうんで。

その時に
師匠から電話かけてきて。

円楽さん?
はい。 円楽から電話かかってきて

「空いてるんだったら
出してくれよ」って。

うわー…。
わかってるんですよ。

今 ゲストがスカスカになってるの
わかってるんですよね。

「空いてるなら ちょっと
出してくれよ」っつって。

「俺じゃ ゲストの格に
合わないかい」なんて事 言って。

で 出演していただいて。

ああ そう…。
はい。 出演していただいて。

で ここで 大ハプニングが
起こるんですよ。

どうしたの?
生放送で 若い子…

女の子のアシスタントが
師匠に 急に…

時間が
ちょっと余ってたんですよ。

「伊集院さんは もう 落語を
やらないんですか?」って

師匠に聞いたの。
世界の事がわかんないから

「伊集院さん もう 落語
やっちゃいけないんですか?」

みたいな聞き方をしたら
その場で 生で 師匠が

「やりたきゃ やっていいよ」って
始まって。

で 更には
「お前 やるか?」って言い出して。

なんなら 二人会…
「2人で会でもやんねえか?」って

生放送で言い出した…。
うん。

「はい…」。

だから もう何十年ぶりかに 実は

ちょっと このコロナが
平たくなったら

落語をさせていただこうか
っていう。

その 生放送の流れで。
フフフ…!

でも 最後におやりになったのって
もう 何十年も前なんですか?

いや もう 何十年も前です。
何十年も前です。

むしろ もう二度と
やらないつもりで出ましたから。

実は お客様よりも 師匠に

落語を ちょっと見せたいっていう
気持ちもあるんですって?

そうなんです そうなんです。
なんか…

復帰しようなんて思ってないし
二刀流をやろうなんて

そんな才能もないの
わかってるんです。 だけど

あの時 わからなかった事で
いくつか のちの生活で

わかるようになった事が
ありますというのを

前に座っている師匠に
ちょっと 聴いてほしい。

もう 無観客でも
本当はいいんです 僕は。

だけど 師匠に 少なくとも
教えていただいた事の いくつ…

「ゼロじゃなかったです 僕」
っていうのを

ちょっと 聴いてほしくて。

今は だから
家で稽古したりしてますね。

ああ そうなの?
それは 楽しみです。

ただ 正座が…。
ハハハハ…!

これがね 何が きついっつって

落語は やっぱ
30分ぐらいありますから。

30分 正座が
一番 稽古がいります これ。

こういう箱みたいのがあって

その上に
お尻 乗せるものがあるけど

ああいうのは使えないの?
あれが

サイズが全然合わないんですよ。

あれは あくまで 一般体形の人に
合うように あれは できてる…。

でも あれ 大工さんに
作ってもらえますよ。

ハハハハ…!
作ってもらえばいいじゃない。

もはや 衣装じゃなくて
大道具さんとかに

ああいうのを作ってもらって…。
うん。 高さを測って。

いや そうでもしないと
多分 落語 終わって

「おあとがよろしいようで」って
やったあと…。

そのあと 大変ですよ 立つのが。
はい。

実は その師匠から…

円楽さんから
メッセージがございますので

ちょっと ご覧ください。
イヤだな おい…。 えっ?

「ええ… 伊集院は 落語家を
廃業したと言ってますがね

私は
クビにした覚えがございません」

「だから いまだに
私の弟子だと思ってます」

「そして ラジオやテレビで
活躍をしてくれる」

「で ひょんな話から
二人会やろうじゃないか

一緒に落語会やろうって
話になりました」

「これはね なぜかといいますとね

名前のあるヤツが
落語に触ってくれると

我々の業界も助かるわけですよ」

「それでもって
伊集院の落語に興味を持って

お客さんが来てくれて
我々も 落語ができて

そして そこから また
落語のファンが増えていく」

「相乗効果っていうの
ありますから

伊集院
一生懸命 落語やってくれよ」

「それこそ 私を追い抜くような
落語をやってもらいたいと

そう思ってます。
だから クビにはしてないからね」

「いつでも遊びに来て
ネタがなくなったら

私の事を言ってなさい。
そんな感じでございます」

「元気で頑張ってね」

どうもありがとうございました。
本当 ありがとうございます!

本当にありがとう…。
優しい方なんですね。

あれは 優しいのと
あと 自信があるんですよ。

要するに…
僕には言うんですけど

「お前が どんなにスベったって
ウケなくたって

俺の落語で
なんとかできるんだから」。

それは もうね
現役の時から そうなんですよ。

自分が緊張してると
「お前が いくらスベったって

お客さんは 俺が納得させて
帰すから」っていう人なので。

心配しなくていいと。
そうなんですよ。

で 多分 本心は そんな事を
思ってると思うんですけど。

でも 今の… さっきの円楽さんに
何か 決意表明を。

そうですね。 なんか…

やっぱり
やめて よかったんだよって

思われるような出来は…。

「惜しい」って やっぱり
言われたいですよね。

師匠に あの…
「お前が弟子でよかった」って

やっぱり 言われたいっていう
ちょっと スケベ心がありますね。

でも あなた それだけ
お話が上手なんだからさ

普通の方に比べりゃ
そりゃ 落語には近いですよ。

いや それを徹子さんに言われると
プレッシャーが倍になります。

フフフフ…! いや
そんな事はないと思いますよ。

養老孟司先生と なんか ご本を
お出しになったっていうけど

どんな本なんですか? それ。
はい。 あの…

世間とズレちゃう… 世間と自分が
ズレちゃったら どうしようって

不安に思ってる人が
いっぱいいると思うんですけど

もう 世間とズレちゃうのは
しょうがないっていう

まさに… 本で。

僕は もう
体格的にズレちゃうのを

どうにか 必死に ズレないように
頑張ってきたタイプで。

養老先生は 人間なんか
ズレるもんなんだから

仕方ないよっていうタイプで。

2人で こう…
世間って なんなんだろうとか

ズレちゃうって
どういう事だろうっていうのを

ずっと対談して
それを本にまとめました。

なんか 今日 私に
聞きたい事があるとかって…。

はい!
なんですか? そんな…。

僕は
皆さんに聞いてるんですけど

今 52歳なんです。
自分より上の人に聞く事は

「皆さんは 52歳の時に
何やってましたか?」

っていう話を聞くんですね。
徹子さん なんの時ですか?

私はね 52ぐらいの時っていうのは
やっぱり

『ベストテン』だとか
『徹子の部屋』とか。

それから 『世界ふしぎ発見!』が
ちょっとあとで始まりますけど

そういう テレビを バンバン
やってた時代でしたから。

じゃあ 僕が 今
なんか 終わりに近付いてるって

勝手に思ってるけど
割と スタート… いろんな事が?

それからスタートですよ 私は。

『徹子の部屋』は40代でしたけど。
へえー…!

だから なんだって
できるんじゃない?

そういうものですか?
新しい事… うん。

もう1つ聞きたいのは 逆説的に

「僕 もう52だ」って言うと
上の人たちは…

「まだ52じゃん」って
言われるんですね。

徹子さんが今 52歳に戻れるんなら
何します?

ハハハ…! 私ね もう
戻りたくないのよ あんまり。

もう やる事は やった?
でも まあ… うん。 もうちょっと

食べたいお菓子やなんかで
食べてないのがあるから

そういうのを
食べたいかもしれない。

うわあ…。 新製品に興味持って?
そうそう…。

こんな珍しいの出たんなら…。
そうそう そうそう…。

いや なんかね 自分たちの
同年代… 52ぐらいが

ちょっと
エアポケットに落ちてて

楽しみな事がなかったり
じゃあ 新製品が出ても

「どうせ こんなの 昔あったやつの
焼き直しだろ」みたいな

憎まれ口を利くように
なってるんですけど

徹子さんだったら
「新しいのあるじゃん」ってなる?

そうそう そうそう。
新しいのあったら

食べたいっていうね… うん。
でも そうなんですよね。

自分たちは
「もう…」って思うんですけど

先いってる人たちは 「そんなの
まだまだじゃない」って…。

まだまだ。
そういう事なんですね。

あっ! もう 終わりですので
あなたね

落語をおやりになるんだったらね
正座の練習…。

お風呂屋さんにある
籐椅子みたいなもんでしょ?

丈夫なやつで。
そうそう 丈夫なやつ。

どうもありがとうございました。
ありがとうございました。

ご成功を祈ってます。
ありがとうございます。

『徹子の部屋』は


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