県知事選挙は、今月２５日の投票日に向けて選挙戦が激しさを増しています。期日前投票をした人は１８日までの１０日間で１０万人を超え、前回選挙の同じ時期に比べて３倍以上となり、県民の関心の高さを示しています。

　知事選には、届け出順に、いずれも無所属で、新人の新田八朗候補（６２）、同じく新人の川渕映子候補（７１）、現職の石井隆一候補（７４）の３人が立候補しています。

　期日前投票は告示翌日の今月９日に始まり、県選挙管理委員会によりますと、１８日までの１０日間に投票した人は１０万１１８２人でした。前回４年前の知事選の同じ時期に比べて３．１６倍と大幅に増加しています。当日有権者数はおよそ８８万人の見込みで、その１割を超えています。

　市町村別では１５市町村全てで前回を上回り、立山町の５．３８倍が最も高く、次いで高岡市が４．２４倍、富山市も３．６１倍と５番目に高くなりました。県選挙管理委員会は今回、県民の関心が高いことや、新型コロナウイルス感染防止で投票日の「密」を避けるため、期日前投票を積極的に呼びかけていることが影響しているとみています。

　期日前投票は、一部の投票所を除いて今月２４日までです。知事選の投票日は今月２５日日曜日で、即日開票されます。