東京都町田市立小山ケ丘小学校3年の島崎杏朱(あんじゅ)さん(8)と朱里安(じゅりあ)さん(8)の双子の姉妹が、長野市で3月28日に開催された「NAGANO全国バレエコンクール」の学年別の部門で、それぞれ1位、2位に輝いた。姉妹は好成績を喜び、将来はプロのバレリーナになることを夢見ている。
姉妹は3日、町田市役所を訪れ、石阪丈一市長にコンクールの結果を報告。石阪市長が「世界で賞が取れるようになって」と声をかけると、「ありがとうございます」と笑顔で応じた。
2人が出場したのは、小学1、2年生で競う部門。全国から59人が参加し、1分30秒以内で演目を披露する。姉の杏朱さんは「アスピシア」、朱里安さんは「アレルキナーダ」という難度の高い演目に挑戦。表現力の豊かさが審査員の高い評価を集めたという。
姉妹は4歳のとき、母の博美さん(46)の勧めでバレエを始めた。神奈川県相模原市のバレエ教室「KOTO―BALLET」(コトバレエ)などで週5回レッスンをこなし、プロのバレエ団の公演にも子役として出演している。
双子だが性格は対照的。活発な杏朱さんは最前列でレッスンを受けるが、控えめな朱里安さんは目の届きにくい後ろの方に回る。ともに「うまく踊れると楽しい」と話し、ローザンヌ国際バレエコンクールで1位になった菅井円加さんに憧れているという。