IS-Black Gunman-   作:reizen

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第13話 新たなる敵

 IS学園の上空。ほぼ成層圏にも近いところにて一台の男たち四人を乗せた輸送機が滞空していた。その内の一人が映像を確認し、一組と三組のクラス代表同士の戦ったのを確認した。

 ハッチが開き、風が吹き荒れて一番近くにいた人間が投影されていた映像を消した。

 

「これより任務を始める。オーガは予定通り第二アリーナに襲撃を。そして我々ファルコン部隊(チーム)は新たにできた施設の調査だ」

「「了解」」

「………」

「問題あるか、オーガ」

 

 その男の身長は165程度だが、オーガと呼ばれた男に近づく。大してオーガは180程あり、近づくたびに威圧度合いが増しているのにも関わらず物怖じしなかった。

 

「……問題ねぇ」

「そうか。だがまだ殺すな。場合によっては我々の苗床になるかもしれん存在だ」

「だろうな」

 

 そう言ってオーガと呼ばれた先に降りた。

 

「先に行かせてよろしかったのですか、隊長」

「……気にするな。ああ見えてきちんと仕事はする奴だ。では我々も行こう」

 

 隊長と呼ばれた少年とも言える男はそう言ってハッチから飛び降りる。下降中に彼らは光を纏い、身体に装甲を纏う。その姿はまるでISだった。

 

「我々の目標はあくまでもIS学園にできた施設の偵察だ。無用な殺しは避けるように」

「わかりました」

「が、頑張ります」

「あまり気負うな。いざとなればお前たちは逃がす」

 

 隊長と部下二名が着地し、IS学園に新たなに増設された施設へと移動を開始する。だがそこには既に白銀の鎧を身に纏う者がいた。

 

『……これ以上は進ませない』

 

 機械音声でそう言った相手に侵入者たちは驚きを露わにする。

 

『驚いた。我々の襲撃に勘付いたのか?』

『……ここは子どもたちの楽園。だから行かせない』

 

 白銀の鎧を纏った存在の言葉と同時に警報が鳴り響く。

 

『そこを退け。我々はこの下らない世界を―――』

 

 だがその言葉は最後まで言う前に白銀の鎧の両肩からビームが打ち上げられ、雨となって三機に降り注いだ。

 

 

 

 

 

 更識簪がいるピットに一人の来客が訪れた。その客は意気消沈している簪をいきなり蹴り飛ばす。

 

「無様ねぇ、更識簪。どうしてあなたみたいなのが専用機なんて持てるのかしら?」

「……誰?」

 

 その答えを言う前に簪は顔を踏みつけられる。

 

「酷いよね。コネ持ちってのは本当に酷い。ちょっと近い血筋の人間が凄いことやったからってそいつらもそうなるって思っちゃってる。アンタなんか! 典型的な! 出がらしなのに!」

 

 三度簪の顔を踏んだその生徒は痛みで動けなくなった簪の指から待機状態になっている打鉄弐式の指輪を回収した。

 

「……や、止めて……」

「嫌よ。だってこれは私の物になるんだから、さぁ!!」

 

 かかと落としが偶然にも簪の首に極まり、一時的に息ができなくなった。

 

「じゃあね出涸らしさん。さようなら」

 

 そう言って懐からワルサーPKKを取り出した女は簪に銃口を向けて引き金を引こうとした瞬間に無理矢理引っ張られる。

 

「うぇ!?」

 

 そして思いっきり蹴られてピットの壁に叩きつけられた。

 

「かんちゃん!」

 

 後から入って来た本音が簪に駆け寄ろうとした瞬間、急に地震が起こった。

 

「う、うわぁ!?」

「おっと」

 

 咄嗟に本音を掴んだのは先に入って攻撃をしていた女性―――もとい、女装男である。

 

「大丈夫?」

「う、うん」

 

 転がりかけていた本音を逆手で咄嗟に掴んだことで本人はまだ気付いていないがダイレクトに胸を触っており、恥ずかしさを見せる本音だったがすぐに体勢を立て直して簪の所に急ぐ。

 

「かんちゃん!」

「死ね!!」

 

 そう言った女は先程まで簪が動かし、エネルギーを補給していた打鉄に乗り込んでおり、アサルトライフル《焔備》を本音と簪に向けて発砲した。

 

「ザマァ!!」

 

 そう吐き捨てた女性はすぐに廊下の出入り口を出て廊下を飛ぶ。彼女は今の攻撃で二人が死体になったと思ったのだろうが、実際は女装男が咄嗟に割って入り、大型の盾を展開して守っていたのだ。

 女装男は簪の方に駆け寄るとそこの傷―――そして彼女の右手の中指にあるはずのものがなかった。

 

「………あの女か」

 

 簪は涙を流す。それを見た瞬間、空間が歪むほどの殺気が放出し始めた。

 

「何が起こった―――ひっ!?」

 

 現れた瞬間、楯無は悲鳴を上げるが女装男の近くで倒れている簪を見つけた瞬間、駆け寄った。

 

「簪ちゃん! 一体どうしたの!?」

「お嬢様、ダメです。今彼女は―――」

「とりあえず冷やしておけ。知り合いに無免許だが名医がいる。最悪そいつに頼む」

「む、無免許って―――」

 

 楯無は言葉が出なかった。保冷剤を受け取った楯無だがそれ以上に放出される殺気の源から黒い翼が生えていたのだから。

 

「ちょっと悠夜君、それ―――」

「楯無は簪に付いて医療室まで。俺はちょっと取り返してくる」

 

 そう言って悠夜は姿を消す。楯無は言われた通りに簪をと考えたが、それよりもすでにアリーナ内でも戦闘が始まろうとしている。ピット内に弾丸が入らないようにするためか防弾シャッターが降りて締め出した。

 

「お嬢様、悠夜の方に行ってください。彼女は私が」

 

 真剣さが増した本音はストレッチャーを操作して簪を寝かせる。

 

「で、でも、私は―――」

「今行かないと、あの敵は死んでしまいます」

 

 その言葉が効いたのか、楯無はすぐに悠夜の後を追った。

 

 

 

 

 

 突然の乱入者に第一管制室にいる面々も混乱し始めた。

 

「な、何だあのISは!?」

「山田先生、すぐにレベルDの警戒態勢を。動ける教員はすぐに準備させてください」

「わ、わかりました」

「―――必要ありません」

 

 唐突の声に全員がその場で一時硬直した。

 

「こ、子ども? 何故ここに―――」

「―――全システム掌握完了。第二アリーナ内のバリアの強度上昇完了。シャッター閉鎖。シャッターの表面にバリア展開。お兄ちゃん、銃姫のスペック解放をレベル6まで使えるよ」

『わかった。邪魔だから他の奴は入れるなよ』

 

 武の声に一番驚いたのは他でもない箒だった。

 

「どういう意味だ、今の会話は。何故お前の顔はそんなに―――」

「束お姉ちゃんに似ているのか?」

「…そうだ」

 

 今にも掴みがかりそうな勢いだが、それを制したのは千冬だった。

 

「落ち着け箒。今その事で争っている場合ではない」

「ですが!」

「……イノシシ」

 

 楓がその言葉を呟いた瞬間、箒の怒りが頂点に達した。 

 

 

 

 

 

 ■■■

 

 

 

 

 

 突然、何かが光ったと思ったら地震が起こった。余震とかがなかったので人為的と判断するとすぐに楓の場所を確認すると、第二アリーナ内に反応が見つかった。

 

『楓、今どこにいる!』

『第一管制室だよ。箒お姉ちゃんと千冬ちゃんと一緒』

『……とりあえず安全、か』

 

 フィールド内ではさっきまで織斑と三組のクラス代表が戦っていたはずだが、今は二人の近くに灰色の二本角を持った全身装甲の機体が現れた。俺はすぐさま銃姫を展開して相手の情報を探すが、出てきたのは【UNKNOWN】という言葉だった。

 

『もしかしてこれ、ISじゃない?』

『どういうことだ?』

『でも零司が密かに開発していたあのタイプとも違う。もしかしてあの男以外にも天才がいたの?』

 

 俺も素直に驚いている。零司の技術力もある意味異常だが、そんな奴が他にもいるなんて、世界は広いな。

 すぐに奴が開いた穴に向かう。

 

「な、何だ? 何が起こって……」

「一夏、試合は中止よ! すぐにピットに戻って!」

 

 次の試合に出るため準備でもしていたのか、凰が織斑にそう言った。

 

「一夏、早く!」

「ついでにその三組の生徒も回収しろ。邪魔だ」

 

 穴から降りる中に入り織斑たちと所属不明機の割って入る。だがすぐに動くつもりはないようだが。

 

『……殺す』

 

 相手は機械音声ということは、身元バレは防ぎたいということだな。

 

「どこの所属かは知らないが、今すぐ引くと言うならば深追いはしない」

『………何故お前はこいつらの味方をする?』

 

 話し方が零司に似てるなと思いながらも質問の意図を探る。

 

「………お前が何を言いたいのかわからないな」

『わからない……こんなゴミ共を守って……お前に何が残る……』

「さぁな。というか俺は何も守りに来たんじゃないぞ」

『お兄ちゃん、銃姫のスペック解放をレベル6まで使えるよ』

 

 レベル6。それは俺が数か月前まで使っていた銃姫のスペックまで使えるという事だ。流石は賢妹。

 

「わかった。邪魔だから他の奴は入れるなよ」

 

 そう言うと俺は銃姫の制限をレベル6まで解除した。

 

「俺は戦いに来た。それでビームがバリアを突き破って誰かが死のうがぶっちゃけどうでも良い。この学園に来ている以上は全員死ぬ覚悟ぐらいできているだろうしな」

『………こっちが言うのもなんだけど、ちょっと無茶ぶり』

「そうか? つうかもう始めようぜ? そっちだって戦いに来たんだろ?」

『………人呼ばないのか?』

 

 相手の言葉に俺は思わず噴いてしまった。向こうとしては気遣ったつもりかもしれないだろうが、こっちとしてはそんなのはいない。

 

「悪い悪い。生憎俺に合わせられる奴は全員出払っていてな。それに俺は一人の方が戦える」

『…………なるほど。同種か』

 

 瞬間、敵から殺気が放たれた。その濃さはこれまで戦って来た誰とも比較的にならないほどだ。

 

『貴様のような思いきりの言い操縦者は嫌いじゃない―――精々楽しませろ』

「……上等だ」

 

 こうして俺たちの戦いは幕を開けた。相手は近接ブレードを展開して俺に斬りかかる。その様相はさながら鬼の様で俺から冷や汗が出てきたが、それを近接妖刀ブレード《村正》を展開して受け止めた。その太刀筋から恐らく奴は剣道とかの類はしていないと思われるが、それでも力だけはあるようで押される。

 見た目からは感じられないほどのパワー。機体のおかげと感じたかったが、それはすぐにそうじゃないと気付く。

 

 ―――ミシミシ

 

 嫌な音が銃姫からもそうだが、何故か向こうの装甲からも聞こえてきた。俺はすぐに身体を捻って力を逃がしつつ距離を取る。

 

「やべぇな。どうやらアンタを相手にするにはこっちも本気で行かないといけないみたいだな」

『……来い』

 

 俺は《リヒトブリッツ》を両手に展開し、周囲にビットを飛ばす。そして《リヒトブリッツ》の銃口でエネルギーを貯めて放出した。相手は瞬時に移動して俺の首を取ろうとブレードを振るうがそれよりも先にビットが光線で阻害する。すると向こうの背中がビームが曲がりながらこっちに迫ってきた。

 ウイングスラスター上部に備わっている《コンヴェルジェンザ》を展開してビームごと奴を吹きとばす。さらに《リヒトブリッツ》とビットでおまけもやる。

 今のでかなりのダメージを食らっただろう。だがそれはあくまでも俺の希望的観測に過ぎなかった。相手の推定全長の二倍はあると思われるメイスが迫ってきたのだ。

 

「嘘だろ!?」

 

 回避したが今ので後ろにいたビットがいくつか破壊される。これまで破壊なんてされたことなかったのに。

 

『どうした? 何を笑っている?』

「……笑っている? 俺が?」

 

 ああ、たぶんそうだろう。だって―――こんなに楽しいことはない。

 

「最高な気分だ」

 

 《リヒトブリッツ》を収納してまた《村正》を展開した俺は《村正》の特殊システムを起動させた。

 

 

 

 

 

 ■■■

 

 

 

 

 

 西条(さいじょう)朋美(ともみ)は成し遂げた自分を褒めながら打鉄で指定されたポイントに向かって飛行する。聞けば既に仲間がこちらに向かって飛んでいるとのことだった。

 

「勝った。勝ったんだ、私!」

 

 後は二つの土産を献上すればいいだけ。そう考えていた朋美は一瞬で地獄に叩き落とされそうた気持ちだった。

 

「え?」

 

 ハイパーセンサーからアラートが発令。高威力のエネルギーが自分に迫っているとのことだった。後ろを向くと黒いエネルギーが自分に向かって飛んでくるのだ。咄嗟に身体を捻って回避する朋美だったが、打鉄の右側の盾が一瞬で消え去ったのである。

 

「う、嘘で―――」

 

 だが朋美が驚くのはこれからだった。後ろには戦闘機が物凄いスピードでこちらに迫ってくると思えば、自分を抜き去って人型に戻ったのである。

 

「な、何よそれ―――」

『やっぱり死ね。今すぐ死ね。死ぬことが義務と心得ろ』

 

 暴論なんて言葉で足りないほどの暴論をぶつけられた朋美だが、相手の攻撃力は凄まじく反論も反撃もできない。

 

『萌えもロマンも理解できない無能風情が、死ね』

 

 朋美が最後に見たのは、黒い機体から出て来る力によって形成された三本の黒い巨大剣。それらが自分が使用する打鉄に襲い掛かり、零落白夜を上回るスピードでシールドエネルギーを削りきった。

 

(……なんなのよ……)

 

 彼女は銃姫の強さにも驚かされた。それが自分よりも下であるはずの男がたった一人で作り上げたということも信じられなかった。その上―――明らかに常識外の攻撃を行う兵器と来た。

 意識を手放しかけた朋美に待っていたのはアッパー。腹部を思いっきり殴られ、強制的に戻される。

 

「な、何を―――」

 

 頭を掴まれたと思えば打鉄弐式の指輪を奪われるだけでなくそのままIS学園に戻され、港に着くとすぐに地面に叩きつけられた。

 

「がっ、がはっ、げほっ」

 

 ISが強制的に解除され、打鉄から放り出された朋美はそのまま逃げようとしたが、右足に衝撃が走りそのまま倒れた。

 

「な……なに……」

 

 そこにあったのは自分の右足。そして自分の右足があるはずの場所になく、朋美は悲鳴を上げたが誰も助けないどころか前に立つ存在はそれを許すつもりはないようで、朋美の右腕を奪った。

 

「み、みぎ、みぎぃいいいい」

「喚くなブタ」

 

 朋美はその声を聴き、目の前にいる存在がどういうものかをようやく理解した。

 

「え? お、男……なんでぇ」

「死ね」

 

 今度は首を落とそうとしたのは女装を解いた悠夜だった。そんな時、誰かが悠夜に跳びついたのである。その存在はすぐさま悠夜の唇を奪って何度もキスを繰り返した。

 状況を理解できなかった悠夜だが、次第に相手が誰か理解するとそのまま受け入れてし返す。犯人とはいえ瀕死な人間が目の前にいるのにやっていい光景ではないだろうが、それでも暴走を止める手段としては有効だった。

 正気に戻ったと判断したその存在―――楯無は悠夜から離れて深呼吸する。

 

「はぁ。良かった。戻ってくれたのね」

「……あ、うん」

「……ところで」

 

 打鉄が大破。右腕と右足が切断された生徒を見て、楯無は悠夜に尋ねる。

 

「これ、何かしら?」

「………家畜の末路」

「やり過ぎよ!!」

 

 気絶している朋美を見てすぐに楯無は行動に移るが、悠夜はどこか不満げだった。

 

 

 

 

 

 白銀の鎧―――正式名称は『白鋼(しろがね)』といい、広域殲滅を目的にかつて女権団にその存在を狙われた平坂零司に合わせたカスタマイズがされている。ISに似た存在ではあるが機体相称としては『アチーブ・ストレングス』と呼ばれる。「成し遂げるための力」の名を付けられたそれらは零司のある目的のために元から考えられていたものだ。

 確かに零司自身もISの二番煎じだとは思っているが、彼もまた行使するための力として必要と感じて完成させたのである。

 そんなことは全く知らない敵は脅威度が高いと考えた。

 

『……今日の所は引こう』

『………』

 

 零司は武装を向けるが、それ以上は攻撃するつもりはないようだ。その様子に少し安堵した隊長と呼ばれた男は動けない二機を掴んで離脱する。

 

『……良いのか?』

 

 零司の後ろに別の機体が現れて問いかける。

 

『……甘いかもしれないけど、僕は人を殺すためにASを作ったわけじゃないから。……それに向こうは最初からこちらを攻撃する様子はなかった。たぶん、偵察が目的』

『そうか。だが何にせよ、あっさり引いてくれて助かった』

 

 すぐさま反転して姿を消す零司。もう一機もそれに倣って同じように姿を消した。

 

 

 

 

 

 第二アリーナの戦闘。そこもまた激しくなっていく。

 二機の機体は攻撃をして回避し、相手のダメージを回避する。観客は今ピットにいる一夏と鈴音、そして三組のクラス代表。管制室にいる各教員と箒とセシリア、楓のみだ。二人は鍔迫り合いを行っていたが、《村正》から離れた武は《リヒトブリッツ》を展開して相手に撃った。しかし銃と言うには異質な形をしたものを展開した相手はビームを撃って相殺する。

 

「舞え、《村正》!」

 

 ひとりでに動いて攻撃を加える《村正》を援護するように舞う武とビット。だが敵は見た目とは裏腹に俊敏に動いて攻撃を回避する。

 

『……何? そうか。了解した』

 

 すると何かに応えるように返事をした相手は上昇した。

 

「逃がすか!」

 

 武もその後を追うと、敵は既に待ち構えていた教員部隊に包囲されている。

 

「撃て!!」

 

 隊長と思われる存在がそう叫ぶと全員が引き金を引く。だがさらに加速した敵機は攻撃を回避して離脱したことで味方が放った弾丸がそれぞれに直撃した。出てきた武もすぐに後を追う。

 

『待て武! 深追いはするな!』

 

 千冬はすぐに通信を繋いで武にストップをかけるが、それよりも先に別の機体が現れた。

 

『……二人目か』

「退け! 俺はアイツに用がある!」

『そう急くな。君がここにいる限り、僕たちは何度も対峙するだろう』

 

 そう言い残した別の機体も離脱する―――が、その後ろにさらに加速した銃姫がいた。

 

『この機体に付いてくるだと!?』

「女とは違うんだよ、女とは!!」

『……あ、でももう無理よ』

 

 すると銃姫の背部から煙が噴き出し、減速する銃姫。距離を開けられた武は舌打ちして停止し、飛行形態に変形してIS学園に戻るのだった。




解説作るべきか否か、考え中

ひぐらし業の4話見たせいで眠れない

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