今日の市場は、新しく生まれ変わったデイトレーダーの登場に騒然としている。鋭い反射神経に頼ってマニアックにボラティリティの大きい銘柄を1日に何度もトレードする代わりに、新時代のアクティブトレーダー(本書では「デイリートレーダー」と呼んでいる)は計画と忍耐を頼りに少し長めにトレードする。本書は、より慎重で、抜け目のないアクティブトレーディングによって、確実に利益を生み出すテクニックを紹介している。このテクニックは、忙しいプロのトレーダーも個人トレーダーも、最低限のストレスで最大限の利益を上げて投資のゴールを達成する助けとなってくれる。
ベテランの投資顧問で、MSNマネーのコラムニストでもあるジョン・マークマンが執筆した本書は、あらゆる経済状況において最高のセクターの最強の企業を探し出し、監視し、売買して、利益をもたらすための戦略を教えてくれる。この実践ガイドは、トレーディングの手法ごとに説得力のある実例を挙げて、その効果を示しながら、実際のトレードを最初から最後まで細かく説明している。本書では次のようなことを学ぶことができる。
監修者まえがき
謝辞
はじめに
第1章 日曜日
サイクルを探す
新しい上昇トレンドの始まり
底をピンポイントで当てる
トレンドに反する上昇
メジャートレンド
譲れない一線
第2章 月曜日
レラティブストレングスとスイングトレード
パターン認識によって銘柄を選ぶ
第3章 火曜日
歴史的なエッジ
第4章 水曜日
スピンオフ、株式分割、破産株、IPO
スピンオフ
株式併合
倒産企業
IPO
IPOを探し、観察する
第5章 木曜日
モデルのふるまい
コアセレクト――継続性の王者
第6章 金曜日
Nパワーと生態系
結論
付録A ダウ・ジョーンズのセクターと業種別指数
付録B 上場投資信託
本書への賛辞
「私は長年、銘柄選択においてはマークマンがナンバー1だと思ってきたが、まさに本書はそれを如実に証明するものになっている。彼は、デイトレーダーがデイリートレーダーになる――つまり毎日銘柄を選択し、チャンスを探しながら、ポジションを数日から数カ月保有するトレーダーになる――ことで、さらなるメリットが得られると主張している。本書はこれまでに出合ったなかで、最高の銘柄選択の教科書である!」――ブレット・N・スティーンバーガー(医学博士、『トレーダーの精神分析』(パンローリング)、『精神科医が見た投資心理学』の著者)
「私がまだヘッジファンドマネジャーだったころに読みたかった本がやっと登場した。ただし、これは一般の投資家向けに書かれている。明快で、簡単に使えて、楽しく読める本書は、毎日利益を上げたければ、ぜひ読むべきだろう」――ジム・クレーマー(『全米No.1投資指南役ジム・クレイマーの株式投資大作戦』の著者)
「さまざまなアプローチとたくさんの例を紹介している本書は、情報あふれる便利なツールとして、だれにとっても自分の武器庫や本棚に加えるべき1冊だ。トレードの現場において価値ある内容がほぼ全ページにわたって載っている」――ビクター・ニーダホッファ(『実践的スペキュレーション』の著者)
「トレードにおける本当に重要な掟のひとつは、自分のスタイルを現在のマーケットに適応させる能力だ。マークマンは、それをするための滑らかな作戦を立ててくれた」――トッド・ハリソン(ミニアビル・パブリッシング&マルチメディアCEO)
「お金の民主主義という新時代において、トレーディングと資産管理は経済的に自立するための重要な一部分になっている。マークマンはこのトレンドを予想し、進むべき方向を示してくれた。本書は、トレーダーが困難に直面したときの装備となる実践的なヒントと洞察を与えてくれる」――サタジット・ダス(『Traders, Guns & Money』の著者)
著者紹介
ジョン・D・マークマン(Jon D. Markman)
ベテランのマネーマネジャー兼ジャーナリストで、投資リサーチに関するニュースレターの『トレーダーズ・アドバンテージ・アンド・ストラテジック・アドバンテージ』の編集長兼創設者。全米各地やテレビ、ラジオで投資に関して多数講演するかたわら、MSNマネーに毎週コラムを掲載し、「ザ・ストリート・ドット・コム」にも寄稿している。
原書タイトル "The New Day Trader Advantage by Jon D. Markman"