新型コロナウイルスの感染状況を把握するために県が独自で行った1回目の抗体検査の結果、陽性率は0.13%で、県内では蔓延している状況にないことが分かりました。
この抗体検査は、県が広島大学に委託して計3回実施するもので、1回目の検査は、ことし8月から9月にかけて、県内5つの市や町から無作為に抽出した7500人を対象に血液検査とアンケート調査を行いました。
その調査結果によりますと、調査した3025人のうち陽性だったのは0.13%にあたる4人で、県内では大半の人は抗体を持っておらず、まん延状況にないことが分かりました。
結果を受け、湯崎知事は、「感染者は再び増加傾向だったが、抑え込みはできている」との認識を示した一方で、抗体保有者が少なく今後、蔓延する可能性もあるとして県民に、改めて感染防止対策の徹底を呼び掛けました。
【湯崎英彦知事】
「今週末のハロウィーンを始めとして、これからの年末年始、多くの人が集まる季節の行事が控えているところです。これまでと同様に基本的な感染防止対策の徹底をお願いします」