新型コロナに伴う国の持続化給付金制度を悪用し給付金をだまし取った詐欺の疑いで県警は宇城市小川町に住む農業の江﨑優紀容疑者(41)ら6人を逮捕しました。同制度に絡む逮捕者は九州で初めてです。警察によりますと、同容疑者らは今年6月から7月にかけ、10~20代のアルバイトなどの男3人があたかも個人事業者であるかのように装ってインターネットで申請。3件合わせて300万円をだまし取った疑いです。申請者の親が中小企業庁から届いた給付完了の通知に気づき警察に相談したことから発覚。同容疑者が指南役で、仲介者がもうけ話として知人などを口コミで誘っていたとみられています。警察は同容疑者ら6人の認否について捜査に支障があるとして明らかにしていませんが「軽い気持ちで金がもらえると思った」と話している容疑者もいるということです。警察は申請者に振り込まれた金が同容疑者や仲介者にも流れていたとみて余罪についても調べを進めています。