ことしの冬は、新型コロナとインフルエンザの同時流行が心配されています。
こうした中、国はインフルエンザワクチンについて、26日から高齢者以外についても接種を呼びかけています。
病院への予約の申し込みは例年以上に多くなっているということです。
例年、多くの人が接種するインフルエンザワクチン。
ことしは新型コロナとの同時流行が心配されていて、国は10月1日から重症化しやすい高齢者などを対象に、優先的に接種するよう医療機関に呼びかけていました。
そして26日からは対象が全ての人に広げられました。
ただ、大分市の大分こども病院では子供の重症化のリスクを考えて1日からインフルエンザワクチンの接種を進めてきました。
26日も30件の予約が入っていて、接種を希望する人の姿が見られました。
病院によりますとことしは新型コロナとインフルエンザの同時流行に備え、ワクチンの接種を例年よりも早めに希望している人が多く、10月の接種件数は去年のおよそ3倍に上るということです。
◆大分こども病院 光武伸祐医師「症状自体でインフルエンザかコロナかという判断はかなり難しいと思うので重症化を予防するという意味でも早めのインフルエンザ接種をしていただくといいと思う」
国はことし、過去5年間で最も多い6300万人分のインフルエンザワクチンを供給する予定です。