「このコロナ禍でマスコミに連日『夜の街』と槍玉に挙げられ、人が寄り付かなくなった歌舞伎町では、ぼったくり店も立ち行かない。
そこでヤクザや半グレらが新しいシノギの場所として、世間的に夜のイメージが薄かった秋葉原に白羽の矢を立てたというわけです。
秋葉原は『オタクの聖地』と呼ばれる通り、実際、時間とお金に余裕があり、何より女性に弱い男性が多い傾向にあるようです。
かつて、若い女性販売員を使い、高額な絵画を売りつけるキャッチセールスや宗教勧誘が多発していたのも秋葉原でした。店側も『秋葉原にいるような男はキャッチに弱い』という思惑があるのでしょう」(前出・國友氏)
電気街からオタクの街、そしてオフィス街へと変貌を遂げてきた秋葉原。ついに「ぼったくりの聖地」になってしまった。
『週刊現代』2020年10月24・31日号より