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精霊幻想記(Web版) 作者:北山結莉

第六章 今日より明日、明日より昨日へ

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第115話 いざ、出立

 翌朝、沙月はリオの部屋に押し寄せていた。


「ねぇ、春人君、パン一個とソーセージ全部食べてくれない?」


 並べられた食事を目にして、沙月がおずおずと尋ねる。

 ふんわりと焼き上がった温かい丸パン、牛肉と野菜のスープ、ソーセージ、スクランブルエッグ、新鮮なフルーツ。

 沙月のリクエストで朝食は比較的質素なメニューになっているのだが、それでも庶民から見れば比較にならないくらい豪勢な朝ご飯だ。

 使用されている材料も一級品ばかりである。


「残すのなら頂きますよ」


 リオはこころよく了承した。

 すると、沙月がパッと晴れやかな笑みを浮かべる。


「ありがと。残しちゃうのももったいないからさ。お城の食事ってどうも油っぽいというか、味が濃いというか、しつこめなのよね」


 と、沙月がお城での食事に対して不満を口にしながら、スッとリオに皿を差し出した。


「ただでさえ女性は朝食が少なめですもんね」


 言いながら、リオがお皿に載っていたパン一個とソーセージ数本を頂戴する。


「私はこれでも同年代だとけっこう食べる方なのよ。そもそも朝食を抜く子だっているし、飲み物にフルーツかヨーグルトだけって子も多いんだから」

「それでよく昼まで持ちますよね」

「そこは、まぁ、女の子の意地じゃないかしら?」

「なるほど」


 根性論的な回答に、リオは苦笑しながら感心した。


「じゃあ、そろそろいただきましょうか?」


 喋りながらパンとソーセージの支給を終えると、沙月が提案する。


「ええ、それじゃあ――」

「いただきます」


 二人が視線を交わし、言葉を重ねた。

 静かに両手を合わせてから、カトラリーを手にする。


「昨日の夜も思ったけど、春人君、食べ方が綺麗よね」


 沙月が感心したように言った。


「いえ、沙月さんが上品に食べるものですから、少し緊張しているといいますか。普段よりも行儀よく食べるよう心かげています」

「そうなの?」

「はい。ただ、昨夜の沙月さんは黙々と食事に集中していましたけど、今日の方が落ち着いていますね。会話をする余裕もあるみたいですし」


 口許くちもとにからかうような笑みを貼りつけ、リオが言う。

 昨晩の沙月は久々に口にした和食を前に、それはもう夢中になってご飯を食べることに集中していた。それでもがっついているようには見えなかったあたり、彼女の育ちの良さが現れているのだが。


「う、うるさいな。昨日は久々の和食だったから、特別だったの!」


 そう言って、沙月がべっと小さく舌を出す。気恥ずかしさを誤魔化すように手早くカトラリーを動かし、スプーンでスープを口に含んだ。


「それで、今日、お城を出たらどこに行くの?」


 ややあって、沙月が照れ臭さを誤魔化すように話題を変えた。


「西に向かいます。知人との約束があるので」


 リオが大人しくその話題に乗っかる。


「そっか。危ない真似はしちゃ駄目よ」

「ええ、できるだけ善処します」


 リオが首肯すると、沙月は手の動きを止めて、


(できるだけ善処、か。この人の性格だと、言っても聞かないんだろうなぁ。まぁ、変なことに巻き込まれないように祈るしかないか)


 ジトッとリオを見つめた。

 リオが沙月の視線に気づき、不思議そうに首をかしげる。

 沙月は小さく吐息をらすと、


「それでさ、春人君が旅立つ前に、私が思っていることを言ってもいいかな? 昨日の話の続き。美春ちゃん達のこと、私が考えて感じたことを伝えたいの」


 いて、リオの瞳を真っ直ぐ覗きこんだ。


「はい、構いませんよ」


 沙月の瞳を見つめ返し、リオが頷く。

 すると、沙月はおずおずと語り出した。


「キミが考えて決めたことを間違いだと決めつけるつもりはないわ。でも、最後にもう一度だけかせてほしいの。ハルト君は、今の状況に納得できている?」

「ええ」


 リオが躊躇ためらわずに首肯する。


「本当に?」


 沙月は一度唇を噛んでから、再度追求した。


「はい」


 間髪かんはつれずに頷くリオに、沙月がうかがうような視線を向ける。

 だが、その目つきや仕草から心の揺らぎは全く感じられない。


「そっか……」


 そうして相づちを打つ沙月の表情は、いまだに何かを承服しかねているように見える。


「納得できないのは沙月さんの方みたいですね」


 小さく苦笑し、リオが言った。


「だって……」


 沙月が消え入りそうな声を出す。


「俺は恋人がいるかもしれない……いえ、恋人がいる人を好きになってしまった。美春さんは貴久さんと付き合っている、そうなんでしょう?」

「そう、だけど……」

「なら、俺がしたことは横恋慕になります。恋人がいるのに他の人と付き合うことができないのは当たり前です」

「…………」


 確かにリオの言う通りだ――そう思って、沙月は言葉に詰まった。

 恋人がいて、他の人から告白されたとして、沙月ならばその気持ちに応えることはできないから。

 それをすれば二股――つまり、浮気になってしまう。

 日本人である沙月の価値観からすれば、普通は二股されてこころよく思う人間はいないと思えた。


「美春さんが貴久さんの恋人なのかもしれないってことは覚悟していました。けど、それでも俺は自分の気持ちにケリをつけたかった。だから告白したんです。そして、だからこそ俺がしていいのはそこまでなんです。自己満足のためにそれ以上踏み込むわけにはいきません」


 リオに正面から言われ、沙月はキュッと唇を噛みしめた。

 そして、ぽつりと口を開く。


「……キミが言っていることは正しいと思う。理性的で、相手の事を考えた大人の判断だと思う。でも――」


 喋りながら、沙月の語気が強くなる。


「私としてはちゃんと向き合って、とことん話し合ってほしい。たとえ美春ちゃんがキミの気持ちに応えられないとしても。ハルト君も、美春ちゃん達も、私にとっては大切な友達だから。ちゃんとした話し合いを避けたまま、お互いの心にみぞなんか作ってほしくない」

「それは……」


 今度はリオが言葉に詰まる番だ。

 そんなリオに、沙月がストレートに自分の想ったことを伝える。


「感情に任せて何も考えずに動き回るのはただの子供だけど、考えすぎて行動に移せないのは、悪い言い方をすると、ヘタレっていうのよ」


 歯に衣着せぬ沙月の物言いに、リオがわずかに面食らう。


「……手厳しいですね」


 と、リオは自嘲じちょう気味に呟いた。


「そうよ、生徒会長だからね。迷える後輩には助言しないとね」


 言って、沙月がフッと微笑む。


「でも、勘違いしないでほしいの。私の意見を押しつけようってわけじゃないから。春人君が春人君の考えを私に示したように、私も私の考えを示しただけ」


 視線を交えながら、リオは沙月の話を真面目な顔つきで聞いていた。


「私は応援するよ。ハルト君が考えて、本当に良いと決めたことを応援する。あまり寂しいことは考えないでほしいけど、その決断が何であれ、ね」

「沙月さん……」


 そして、数瞬の沈黙が降りる。

 じっと見つめあう二人だったが、ふと気恥ずかしくなったのか、沙月が少しだけ照れ臭そうに頬を染めてそっぽを向いた。


「まぁ、そういうことだから。一つの意見として受け取ってちょうだい」

「はい。ありがとうございます」


 リオが頷くと、沙月はこほんと咳払いをして、


「それと、今後、私が美春ちゃん達と会った時、無暗にキミ達の仲を引っ掻き回すような真似はしないって約束する。でも、私はちゃんと美春ちゃん達の話も聞きたい。だから、それを許してほしいの」


 少しだけくちびるを尖らせ、そう言った。

 今回の美春達の態度について、沙月にはどうしても腑に落ちない点がある。

 春人と亜紀の確執は置いておくとして、いくら貴久と付き合っているところに春人から告白されたからといって、美春が何も告げずにリオの前から立ち去るような薄情な真似をするとは思えないのだ。

 本当は美春もリオと――いや、幼馴染である春人と向き合って話をしたかったのではないか。

 でも、止むに止まれぬ理由があってセントステラ王国に向かわざるを得なかったのではないか。


(それだけの理由があるはずなのよ……。急いで帰らないといけなかった理由が)


 そんなことはリオも百も承知なのかもしれないが、沙月はリオが実際に積極的な行動に移ることはないだろうとにらんでいる。

 これまで話を聞いた限り、リオはどこか自分の中で線引きして、とどまっている節があった。

 口で説明している理由はもっともらしく正論である――いや、それも理由の一部であることに間違いはないのだろう。

 だが、根っこにある本音はどこか別の場所にあるように思えてならない。

 リオは妙に自分に自信がないというか、どこかで他人を信用していないというか、何かかげを感じさせる側面があるのだ。

 まだ出会って間もないが、沙月はリオのそんな屈折した本質を漠然ばくぜんと見据えていた。

 そして、こうも思っていた――リオが肝心なところで自らのエゴを突き通しきれないのは、そんな根っこの部分が大きく影響しているのではないか、と。

 リオの過去に何があったのか、そのすべてを沙月は知らない。

 でも、そんなの関係ない。


(私は私が思った通りに動くまでよ)


 自分がリオや美春達の代わりに動かなければと、沙月はそんな使命感に駆られていた。

 何が沙月を突き動かしているのか、それは沙月本人もちゃんと理解はしきれていない。

 だが、少なくとも今の状況に納得できていないということだけはハッキリとわかる。


「で、どうなの?」


 逡巡しゅんじゅんするような表情を浮かべて黙していたリオに、沙月が焦れて返事を催促した。


「……はい。わかりました」


 ややあって、リオが観念したようにゆっくりと頷く。


「よろしい」


 沙月は満足げに微笑むと、再び手にしたカトラリーを動かし始める。

 リオも苦笑してそれにならい、それから和やかな朝食の時間が流れた。

 そうして朝食を済ませ、食後のお茶を飲むと、


「そろそろお暇させていただいてもよろしいでしょうか? 午前中に王都を出なければならなくて」


 リオが出発の時間が迫っていることを打ち明けた。


「もちろん。付き合ってくれてありがとね。すごく楽しかった」

「俺もです。またいつか会いましょう。必ず」


 と、リオが穏やかな笑みを浮かべて告げる。

 沙月は一瞬だけ呆けた表情を浮かべて、


「……うん。また会いましょう!」


 すぐにはにかみ、嬉しそうに頷き返したのだった。


 ☆★☆★☆★


 ガルアーク王国の王都ガルトゥークは、東部にある湖を背景に、ブロックごとにいくつかの城壁と市門が設置されている。

 まず、巨大な湖と接し高位の王侯貴族が暮らす最東ブロック――通行許可が与えられた者でなければ出入りすることができない厳重警備区域だ。

 続いて、低位の貴族や市民が暮らす中央ブロック――出入りには市門で一定の通過税を納めることが必要となる区域である。

 美春やセリアが滞在していたのはここ中央ブロックにある宿屋であった。

 なお、西ブロックなる区域も存在するが、ここには市門の中で暮らすことができない者達が暮らしており、城壁は存在せず、出入りは完全に自由なのだが、治安はあまりよろしくない。

 リオは別れを済ませて王城を立ち去ると、中央ブロックにある宿屋に接近した。

 そこで宿の中にいるアイシアに念話で出発を伝え、セリアと一緒に西ブロックへと来るよう呼び出した。

 そうして一足早く中央ブロックを後にすると、門を出た付近でアイシアとセリアの到着を待つ。

 すると、三十分もしないうちに二人がやって来た。

 ――春人。

 アイシアの念話が脳内で鳴り響き、リオが周囲に視線を走らせる。

 そして、すぐにそれらしき人物を発見した。

 アイシアもセリアもそれぞれ黒と白のフード付きのローブを羽織っており、人目を惹く容姿を隠している。


「その恰好を見るのも何だか久しぶりな気がするわね」


 会話ができる位置まで接近すると、旅装束姿のリオを見やり、セリアがどこか嬉しそうに言った。


「そうですか?」


 リオが自分の格好を確認し、首をかしげた。

 今のリオは黒飛竜と呼ばれる強力な亜竜の革を用いた薄くて丈夫な軽鎧とロングコートを装備し、腰には精霊の民の技術で特殊な加工が施されたミスリル製の剣をたずさえ、鎧の下にはミスリル繊維のクロースアーマーを着込んでいる。

 確かにセリアの前で最後にこの格好をしたのはわりと前の事だったかもしれない。

 リオがそう考えていると、


「それで、ミハル達はどうしたの?」


 セリアが周囲を見渡しながら、おずおずと尋ねてきた。


「美春さん達はセントステラ王国へ行きました」


 リオが少し気後れしたような表情で事実を伝える。

 すると、セリアは小さく目をみはって、


「そっか。行っちゃったか……」


 しんみりとした顔つきで、嘆声を漏らした。


「すみません。セントステラ王国の方々が緊急で帰国することになりまして、お別れをする時間すら作れないで」

「別にハルトが謝ることじゃないわよ。ミハル達が登城するのが決まった時から、そうなるかもしれないって、何となく感じてはいたしさ」

「そうなんですか?」


 いて、リオがセリアの反応をうかがう。


「まぁ、悩んでいる様子は伝わってきたからね。それに、付いていった人はアキとマサトにとっては家族なんでしょう?」

「はい」

「なら、仕方ないわよ。家族、って――」


 妙に悟ったふうに語るセリアを、リオは意外そうに見つめていた。

 すると、セリアが可愛らしく小首をかしげて尋ねる。


「どうしたの? 私の顔、何か付いている?」

「いえ、意外と達観しているんだなと思いまして」


 リオが苦笑しながら、かぶりを振って言った。

 セリアは空を仰ぎ考えるそぶりを見せると、


「うーん、まぁ、私とリオだってこうしてまた会って一緒にいるわけだし。上手く言えないけど、もう絶対に二度と会えないってわけでもないと思うから、かな。そりゃ驚いたし、寂しいけど、何となくまた会えると思えるの」


 自身の心を探るように言葉をつむいだ。


「なるほど」


 それも一つの物の考え方なのだろう――リオは感心したようにうなった。


「うん、それに――」


 言いにくいことを告げるかのように、セリアが悩ましげに口許を歪める。


「それに?」


 リオが先を促す。

 すると、おもむろにアイシアがスタスタと近寄ってきて、リオの手をぎゅっと握った。

 セリアがギョッと目をみはる。


「えっと、アイシア?」


 アイシアは折に触れてこうしてリオの手を握ってくることがよくある。

 その度にリオの瞳を深く覗きこみ、すべてを見透かされるような錯覚さっかくをリオは抱いていた。

 だが、不思議と嫌な気はしない。

 そうしてリオとアイシアが至近距離からじっと顔を見つめあっていると、いつの間にかセリアが横に回り込み、リオの服の袖をくいっと引っ張った。


「ちょっと、何、二人の世界を築いてるのよ? 私を放置しないでよね」


 言って、セリアがリオの顔をジトッと見つめた。


「いや、二人の世界と言われましても……」

「行こう。春人」


 たじろいだリオの手をアイシアが引っ張り、そのままスタスタと歩き始める。


「……ちょ、待ちなさいよ! もう!」


 唖然と二人の後姿を見つめていたセリアだったが、慌ててその後を追いかけた。


「ところで、アイシア、いつまでリオの手を握っているの?」


 ちらちらとアイシアに握られたリオの手を見やり、セリアが尋ねる。


「駄目?」

「い、いや、駄目っていうわけじゃないけど……」


 正面から尋ね返されて、セリアが返事に詰まる。


「セリアも春人と手を繋ぎたいの?」


 きょとんと首を傾げ、アイシアがいた。 


「なっ、ち、ちが! 違うし! 貴方達が手を繋いでいると、私一人だけ浮いちゃうじゃない」


 セリアが泡を食って顔を真っ赤にし否定する。


「だったらセリアも春人と手を繋げばいい」


(そこはアイシアが手を離す選択肢もあるんじゃないだろうか?)


 リオはそう思ったが、アイシアがしっかりとリオの手を握っているため、さりげなく手を離すことはできない。


「それは……」


 もごもごと呟き、セリアがアイシアと手を繋いでいない方のリオの手をちらりと見る。


「いや、それは流石に色々と問題があるんじゃないかな。アイシア」


 三人並んで手を繋いでいる姿を想像し、流石にそれはないだろうと、リオが口を挟んだ。


「じゃあ、セリアが諦める?」

「いや、それは……。アイシアも手を離す、とかさ」


 と、リオが何とか説得を図ろうとする。


「私は春人と手を繋いじゃ駄目なの?」

「う……」


 アイシアの純真無垢な瞳で見つめられ、リオは思わず「駄目じゃない」と答えそうになってしまった。

 すると、セリアが焦ったような顔になり、


「い、いいわ! 私もハルトと手を繋ぐから」


 そう言って、空いているリオの手を握った。


「ちょ、先生」

「い、いいでしょ。アイシアはよくて、私は駄目なの?」


 セリアが頬を紅潮させ、矢継ぎ早に言い放つ。


「駄目……じゃないです」


 恥ずかしさを押し殺すように薄っすらと目じりに涙をためているセリアの顔を見ていると、リオは駄目と言うことはできなかった。

 リオががっくりと肩を落とす傍らで、セリアがホッと息をつく。


「じゃ、じゃあ、行きましょうか」


 声を弾ませてそう言うと、セリアがリオの手を引っ張る。

 反対側の手もアイシアが引っ張って、都市の外に出て空を飛ぶまで、三人は手を繋いで並んで歩くことになった。

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2019年8月1日、精霊幻想記の公式PVが公開されました
2015年10月1日 HJ文庫様より書籍化しました(2020年4月1日に『精霊幻想記 16.騎士の休日』が発売)
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精霊幻想記のドラマCD第2弾が14巻の特装版に収録されます
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「読める!HJ文庫」にて書籍版「精霊幻想記」の外伝を連載しています(最終更新は2017年7月7日)。
登場人物紹介(第115話終了時点)
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