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精霊幻想記(Web版) 作者:北山結莉

第六章 今日より明日、明日より昨日へ

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第114話 沙月の気持ち

 リオはディナーのために沙月の部屋へと訪れていた。

 大きく豪華なテーブルに座り、沙月と向かい合う。

 室内にいる人間はリオと沙月の二人だけだ。

 本当はVIPの食事中となれば給仕が控えているのが一般的だが、プライベートな時間がなくなることを嫌い、沙月は付近に人を置くことはしていない。

 卓上には豪華な料理が並べられているが、その品目は見るからに少なく、お腹いっぱいに食べるにはちょっと物足りなさそうに見える。


「言われた通り献立を削って食事の量を減らしてもらったけど、春人君これで足りる?」


 小首をかしげ、沙月がうかがうようにリオの顔をのぞきこんだ。


「ええ、むしろ多すぎるかもしれません。『解放ディスチャージ』」


 リオが愉快そうに笑みを浮かべて呪文を唱えると、卓上の空きスペースに出来たての料理が盛られた皿と鍋が現れた。


「うっそ……」


 目と口を開けて、沙月がぽかんと机の上を見つめる。

 だが、漂い始めた料理の匂いに気づくと、ハッと顔つきを変えた。


「って、これって!」

「はい、和食です」

「和……食……」

「それが炊き立ての白米、そっちがけんちん汁、こっちが煮物で、これが長芋のわさび漬けですね」


 唖然と硬直している沙月に、リオがメニューの解説を行う。

 しばしすると沙月は目をキラキラと輝かせて、


「た、食べていいの? これ、ほ、本物よね? 本物の和食よね?」


 ずいっと身を前に突きだして、そう尋ねた。


「はい。夜会で沙月さんが和食を食べたそうにしていたので。今回の件のお詫びも兼ねて、どうぞ」


 と、リオが笑顔で言うと、


「あ……、あ、ありがとう! 春人君、好き!」


 沙月が嬉しそうに礼を告げた。


「大げさですよ」


 言って、リオが苦笑する。


「そんなことないわ! 大好……って、ち、違うわよ!」


 反射的に言葉を紡いだ沙月だったが、途中でその意味に気づき慌てて発言を否定した。


「す、好きっていうのは、そういう意味じゃなくて! 料理、そう! 料理のことよ! 勘違いしちゃ駄目なんだからね!」


 と、沙月が顔を真っ赤にして発言を訂正する。


「はは、わかっていますよ」

「もう! ホントに違うんだからね! わかっているの?」


 可笑しそうに笑うリオを、沙月がジト目でにらむ。


「わかっていますから。それより、冷めないうちに早く食べましょう」


 リオが笑いをこらえて告げる。


「う、うん。そうね。折角の食事だし……」


 それ以上ムキになって否定しても墓穴ぼけつるだけと判断したのか、沙月はリオの提案に乗ることにした。

 リオが白米とけんちん汁をよそって、沙月に配膳する。

 準備ができたところで、二人が声を揃えて「いただきます」の言葉を口にした。


「美味しい……」


 熱々のけんちん汁を一口すすると、沙月がぼそりと呟いた。

 懐かしい故郷の味が舌から全身にじんわりと染み渡り、ホームシックで渇きかかっていた沙月の心をうるおしていく。

 それから、沙月は黙々と食事を口に運び、舌鼓したづつみを打つことを繰り返し続けた。

 やがて、食卓の上に並べられた料理が綺麗に片づけられると、


「食べるのに夢中になっちゃうなんていつぶりだったかな。ついつい食べすぎちゃったよ。ご馳走様、春人君」


 嬉しさと哀愁あいしゅうが混在した面持ちで、沙月が言った。


「なら、作った甲斐があります」

「春人君、いつもこんな料理を持ち歩いているの?」

「ええ、普段作りすぎて余った料理を色々と」

「まぁ、家を持ち運びしているくらいだもんね。温かい食べ物を持ち運んでいても、今更驚いたりはしないけど……」


 そこまで語って、沙月はちらりとリオを見た。


「キミ、夜会で話した時、お米も醤油も味噌も、シュトラール地方には流通していないって言ってなかったっけ?」

「流通していないのは本当ですよ」

「……じゃあどうして春人君は持っているのかな?」

「細かいことはいいじゃないですか」


 沙月から向けられる意味ありげな視線を、リオは苦笑して流そうとした。


「いや、よくないから。日本人としてこれだけの品を捨て置けないから。入手ルートがあるなら、教えてほしいくらいよ!」


 つい先ほど食べた和食に用いられていた食材は、そのどれもがお嬢様育ちの沙月の舌をも唸らせるほどに上質な品々であった。

 もちろん作り手の腕も良いのだろうが、食材も最高級品でなければあの味はアマチュアには出せないと断言できる。

 だから、できることなら、いや、是が非でも、沙月は常食としてそれらを手元に確保しておきたい欲求に駆られた、が。


「……実をいうと、すべて俺がシュトラール地方の外に出向いて仕入れてきたものなんです。なので、市場には流通していません」

「う……。ちなみに、その生産地はこの国からどれくらいの場所にあるのかな?」

「ここから遥か東のヤグモ地方……おそらく徒歩で数年はかかるんじゃないかと。膨大な魔力に物を言わせて身体強化をして進めば大幅な時間の短縮は可能ですが、道中はひたすら道なき道を進むことになりますし、危険も大きいです」

「そりゃ無理だわ……。よくそんな場所に行ったわね」


 がっくりと肩を落とし、沙月が言った。


「ご存知の通り俺は空を飛べますからね。人より魔力も多いですから、現代日本人がヨーロッパに旅行する感覚で行けるんです」

「ああー、なるほど。しかも春人君、四次元収納できるもんね。輸送にあたって積載量の制限もないのか。なんかずるいわね……」


 沙月がむうっとした感じで唇を尖らせる。


「すみません。『時空の蔵』のことを含めて、俺は色々とこの地方では入手不可能な品を保有しています。なので、これ以上のことは可能な限り隠しておきたいんです。不必要に見せびらかして第三者から目をつけられたくはないので」


 と、リオが申し訳なさそうに語る。


「うん、キミ、規格外すぎるわ。正直、私なんかよりずっと利用価値があると思う」


 この世界の常識をくつがえす圧倒的な機動力と輸送力。

 権力者ならば喉から手が出る程に欲しがるだろう。

 正直、米や醤油に味噌を譲ってくれと言いたい気持ちは山々だが、それを言えばリオに迷惑をかけることになるのは容易に想像がつく。

 情報漏えいの観点から言えば、こうして沙月に和食を食べさせること自体が好ましくなかったはずだ。なのに、リオは沙月に和食を食べさせてくれた。

 沙月はその信用を裏切りたくはない。 

 とはいえ、残念な物は残念だ。


「となると、この味を日常食として味わうことはできないのかぁ……。うう、こんな美味しい食べ物があるってわかっているのに」


 沙月は未練がましく嘆息した。


「本当にすみません。いっそ食べなかった方が良かったりしましたか?」


 リオがすまなそうに尋ねる。


「いや、それはないから! こんなに美味しい物を知らずに生きているなんて人生損しているもの。そりゃ頻繁に食べられないのは残念だけど、またこっそり食べさせてもらえばいいんだし。春人君()のお風呂もつけて、ね?」


 語って、沙月がうかがうようにリオの顔を見る。


「……そうですね。機会があれば」


 一瞬、リオは困ったような顔をしたが、すぐに誤魔化すような笑みを浮かべ直した。

 すると、何かを察知したのか、


「やだ!」


 突然、沙月が叫んだ。

 リオがわずかに目を見開く。


「沙月さん?」

「やだよ。このままお別れなんて嫌。春人君、また会ってくれるんだよね? ちゃんと約束してよ、ね?」


 と、沙月が悲痛な表情で尋ねた。

 すがるような目つきでリオを見つめる、が。


「…………」


 リオは黙って見返すだけだった。


「な、何よ、何なのよ? 何も話してくれないで、こっちの気持ちも考えないで、自分一人で全部決めちゃって! もう会わない方がいいだなんて。これはお別れの晩餐なの?」


 沙月が小さなその手で机をたたき、立ち上がる。


「私は嫌よ! これっきりだなんて。美春ちゃん達とのことは関係なく、今後もキミとは友達でいたい!」

「友達、ですか?」


 リオが小さく目をみはる。


「そうよ、友達よ! まだ出会ったばかりだけど、私はそう思っているわ! 春人君だってそう思っていてくれているだろうって信じていた。違うの?」

「……いえ。ありがとうございます、沙月さん」


 かぶりを振って、リオは嬉しそうに少しだけ口許くちもとをほころばせた。

 沙月が自分のことをそんなふうに思っていてくれたなんて、申し訳ないと同時に嬉しいと思う気持ちが溢れ出てきたのだ。


「だったら、今後は疎遠になろうだなんて、そんな哀しいことは言わないでよ!」


 沙月が怒った様子でリオに語りかける。

 リオを心の底から友達と思っているからこそ、沙月はここまで強くいきどおりを感じているのだろう。

 せっかく仲良くなって、これからもっと仲良くなっていくはずだったのに、いきなりリオからもう会わない方がいいだなんて言われたら、ショックを受けて哀しい気持ちになってしまうのも無理はない。


「王様に利用されかねないから距離をとろうなんて、そんなの建前でしょ? 本当は美春ちゃん達の事があるから、私とも距離をとろうとしているんじゃないの?」

「…………」


 図星なのかもしれない。

 リオは咄嗟とっさに言い返すことができず、言葉に詰まってしまった。

 沙月はムッとした顔つきになり、


「ふざけないでよね。こっちの気持ちを無視して、自分一人で答えを出して、そんなの許さないんだから。もう会わない方がいいなんて絶対に認めない。それが私の意志よ!」


 決然と、そう告げた。

 リオの胸の内に、抗いがたい迷いが生じる。

 ここで沙月とも距離を置けばもう美春達との繋がりは完全に途絶える――、心のどこかでそう思っていたことは確かだった。

 でも、沙月は美春達を理由に距離を置くのは止めろと言った。すべてはリオの都合で、自分一人で考えて答えを出すのは一方的だとも言った。

 まったくもってその通りだ。

 沙月が言うことは正しい。

 本当に身勝手で、自分という人間が嫌になってしまう。

 でも、沙月はそんな自分を友達だとも言ってくれた。

 そんな資格があるかははなはだ疑問だが、それに応えたいと思う自分がいる、

 だから――。

 相反する理性と感情を抱えながら、リオはひどく悩ましげに顔を歪ませた。


「……わかりました」


 こくりと、リオは頷いたのだった。


 ☆★☆★☆★


 リオが沙月と夕食をとっている頃。

 ガルアーク国王フランソワは自らの執務室に第一王子ミシェルと第二王女シャルロットを呼び寄せていた。

 此度の夜会で気になった件があったかどうか報告をさせるためだ。

 そうして二人が夜会であった出来事をフランソワの前で一通り語り終えると、


「父上、本当にハルトをこのまま自由に動かせてよろしいのですか?」


 ミシェルがおずおずと尋ねた。


「かまわん。本人が国に仕えるつもりがないのだ。好きにさせろ」


 フランソワがあっさりと一蹴する。


「しかし、僭越せんえつではありますが、サツキの友人達をセントステラ王国へ身柄を譲り渡した今、サツキをこの国に縛り付ける保険がないのでは?」

「保険としては奴を名誉騎士にしたことで十分だ。幸いサツキ殿とあの男の仲は極めて良好なようであるしな。のう、シャルロットよ?」

「はい、お父様。サツキ様はこの数日間で見間違えるくらいに明るくなりましたわ」


 シャルロットがにこやかにほほ笑んで首肯した。


「ならば良いのですが……」


 釈然としない様子ではあるものの、ミシェルが納得してみせる。

 リオと沙月の仲がどのくらい発展したのかは強く気になるところだが、私的な好奇心に従ってこの場で確かめるべき事項ではないと考えこらえた。

 フランソワの命令に従い二人の仲を近づけるように動いていたのはシャルロットであるから、後でそれとなくいてみればいい。

 そうしてミシェルが心の中で小さく揺れ動いていると、


「此度の夜会の隠れた目的は先に言った通りだ」


 フランソワがおもむろに言った。


「サツキの興味を惹く者がいるようであれば観察し利用する……ですか?」

「そうだ」

「しかし、そうであるならばサツキの友人達の方が利用価値は高いのでは?」

「ふむ、セントステラ王国との防衛同盟締結にあたって、サツキ殿のご友人方の扱いに関していくつか必要な事項を条約に盛り込みもしたが――」


 フランソワはそこまで語って、一息おいた。


「どうであろうな。友人の関係がそうであるように、男女の関係もまた水物なのだ。たった数日過ごした相手よりも十年の付き合いがある友人の方が必ずしも親しいと言えないのが人間だ。存外、サツキ殿のハルトへの想い入れは強いようであるぞ?」


 愉快そうな笑みを浮かべて、フランソワが語る。

 すると、ミシェルが少しだけ悔しそうに顔をしかめた。


「優先されるべきは国益だ」

「……わかっております」


 淡々(たんたん)と告げたフランソワに、ミシェルが硬い声で返事をする。


「ならば、わかるな? 勇者は六賢神の使徒とされる存在、取りこめば万能薬となるが、扱いを間違えると毒にもなる」

「無論です。だから勇者であるサツキの意志は最大限尊重しなければならないのでしょう?」

「その通りだ」


 感情を押し殺して語るミシェルの言葉を、フランソワが大仰にうなずいて肯定した。

 シュトラール地方の人間族は六賢神と呼ばれる多神を信仰している。

 魔法を始めとする様々な技術を与えてくれた六賢神なくして、シュトラール地方に暮らす人間族がここまで発展することはなかったからだ。

 ゆえに、シュトラール地方に存在する数多くの国王達は、六賢神の神威しんいを借りることで――六賢神由来の品を国宝としたり、自国に関係した伝承を語ったりすることで――、国の権威を正当化するよう努めてきた。

 ちなみに、シュトラール地方においては、国から独立した司祭組織や階級は存在せず、教皇のような神の意志を代理する者も存在しない。

 各々(おのおの)の国における王こそがその国における信仰の首長であり、祭祀さいしつかさどる神官達はみな国に所属することになる。

 そうした宗教事情は大国であるガルアーク王国においても何ら変わりはない。

 つまり、フランソワの立場は、あくまでもガルアーク王国における信仰の首長として、六賢神の神威しんいを借りて統治を行っているということになる。

 一方で、沙月は統治するための権力こそ持ってはいないが、六賢神の使徒として神威しんいをそのまま体現する存在だ。

 とくれば、統治者である王が、勇者である沙月が持つ宗教的かつ政治的な価値を、是が非でも手中に収めたいと考えるのは必然であろう。

 国が勇者をようすることになれば、自国の権威と威信を高めることに直結するのだから。

 ゆえに、可能な限り沙月を強く国に縛り付けることが必要となる。

 とはいえ、仮にも神威しんいを借りている権力者が、神威しんいを体現する勇者を権力で無理やり縛り付けるというある種の自殺的な矛盾行為に踏み切ることが言語道断であることは自明だ。

 国の方針と沙月の意志とが相反した場合であっても、友人を人質にとるという真似はもろ刃の剣として本当に最後の最後までとっておかなければならない。

 というよりも、そういった力技に頼るのではなく、国の方針と沙月の意志をいかに上手く迎合げいごうさせるかが、統治者であるフランソワの手腕が問われるところであろう。

 そのためにも沙月の信頼を勝ち取る必要があったのだが、沙月がつい最近までガルアーク王国を警戒しているふしがあったことはフランソワも十分に理解していた。

 フランソワはこれまでに沙月の警戒心を解きほぐすための懐柔策をいくつか実行してきたが、今回の夜会もその一環として開催されたものだったのだ。

 結果、沙月はリオや美春達と出会ったことによってかつてないほどに明るく柔らかくなってきている。狙いは十分に果たされたと言っていいだろう。


「サツキ殿に惚れたそなたの気持ちは親ながらに応援してはやりたいが、今後はお前の個人的な恋慕れんぼで状況をかき回してもらいたくもない」

「っ……、ご存知だったのですか?」


 ミシェルが大きく目を見開く。


「お前にサツキ殿と親しくなり信用を得るよう命じたのは余だぞ? 見抜けぬと思ったか? 惚れさせるどころか、逆に惚れてしまうとは少し想定外であったがな」

「……申し訳ございません」

「別に謝る必要はない。一応、分はわきまえていたようだからな。だが、シャルロットが嫉妬しておったぞ。お前が相手をしてくれなくなったとな」


 くつくつと愉快そうに笑いながら、フランソワが言った。

 ミシェルがハッとしてシャルロットを見やる。


「そうだったのかい?」

「もう、知りませんわ」


 シャルロットはねたようにぷいとそっぽを向いた。


「ごめんよ、シャルロット」

「構いませんわ。お兄様よりハルト様の方がお優しいですから」

「き、君まであの男が良いというのかい?」


 ミシェルが慌てて尋ねる。

 そんなふうに兄が取り乱す様子を見て、シャルロットがフフッとほくそえんだ。


「サツキ様にお兄様を取られた私の気持ちが少しはお分かりになりましたか?」

「……う。わかったよ。あまり僕を困らせないでくれたまえ」


 ミシェルがバツが悪そうに苦笑する。

 そんなシスコンとブラコンの気がある兄妹二人に、


「兄妹喧嘩はそこまでにしておけ。余も忙しいのでな。続きをやるならば後にしろ」


 フランソワは呆れがちに声をかけたのだった。

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2015年10月1日 HJ文庫様より書籍化しました(2020年4月1日に『精霊幻想記 16.騎士の休日』が発売)
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登場人物紹介(第115話終了時点)
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