今回はブレンデッドモルトウイスキー、ジョンソン12年を飲みます。

ロシアで人気がある(?)ブレンデッドモルト

このウイスキー、まともな情報がありません。
輸入元のサイトによると、このブレンデッドモルトはロシアで人気だそうですが、製造元が不明、キーモルトも不明と謎だらけです。
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とりあえず飲んでみます。

スペイサイド系のフルーティな印象

グラスからの香り、液色

グラスからは青リンゴとブドウの香りが感じられます。
液色は少々濃いめの琥珀色です。

ストレート

先にブランデーを思わせるブドウの香りがしっかりと広がり、後からリンゴ、カラメル、シナモンと続きます。

味わいは、苦さが先に強くやってくるものの、後から酸味がじわじわと広がります。アルコールからの辛みは少なめです。

ロック

先にシナモンの甘い香りが広がり、その後にブドウの香りがほのかに香ります。リンゴやカラメルは控えめになります。奥からフェノール系の刺激のある香りが感じられます。

味わいは苦みが抑えられて、後々から甘みが顔を出してきます。

ハイボール

リンゴ、シナモン、ブドウの香りが一斉にやってきて、かなり心地よい印象を与えてくれます。

味わいは、苦みが抑えられ、甘みがしっかり感じられるようになります。強炭酸水でも酸味が柔らかく、かなり飲みやすくなります。

まとめ

無名すぎるボトルで心配をしていましたが、存外悪くはなく、スペイサイドモルトを中心にした、比較的無難な出来に思えました。

ストレートは香りがしっかり来るものの苦みが強くて飲みにくく、加水するほうがバランスが良くなるように思えます。

700mL、アルコール度数40度、価格は3000円ほどです。

<個人的評価>

  • 香り B: シェリー樽原酒ならではの強いブドウの香り。奥からリンゴ、シナモン、カラメル。
  • 味わい C: ストレートでは苦みがきつい。加水されるほど甘みが目立ってくる。
  • 総評 C: 12年ものらしいまろやかさを持った無難な印象。