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寿都町長宅へ投げつけた火炎瓶は「自作」2回投げガラス破損も放火未遂…"核のごみ"反対 77歳男起訴

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火炎瓶による放火未遂などの罪に問われている東田被告

 10月8日未明、北海道寿都町の片岡春雄町長の自宅に火炎瓶を2回投げつけ火をつけようとしたとして、77歳の男が放火未遂などの罪で起訴されました。

 現住建造物等放火未遂と火炎びん使用等処罰法違反の罪で起訴されたのは、寿都町に住むアルバイト従業員、東田敏雄被告(77)です。

 起訴状などによりますと、東田被告は10月8日午前1時20分ごろ、寿都町の片岡春雄町長の自宅の敷地内で、ビール瓶を使った自作の火炎瓶を町長の自宅の窓に投げつけ、火のついた布を窓枠に置きシンナーをまいたうえで、再びビール瓶を窓に投げつけ放火しようとしたものの、町長に消火され目的を遂げなかった罪に問われています。

 東田被告は、ビール瓶にシンナーを入れ布を差し込んでライターで点火する火炎瓶を自作していました。

 片岡町長の家は、1階の寝室の窓ガラス2枚が割れ、網戸の一部が焼けました。

 警察は東田被告を逮捕した際、認否を明らかにしていませんが、取り調べで東田被告は「核のごみの最終処分場をめぐる調査応募に反対していた」という趣旨の話をしていたということです。

 函館地検は東田被告の認否を明らかにしていません。