旅のルート
- 第1回
- 第2回
- ※2016年11月に撮影したときの情報です。
- ※黄色の線は、鉄道のルートを簡略化したものです。
1ロンドン London
イギリスの首都でヨーロッパ最大の都市。中でも、イーストロンドンと呼ばれる東部は、2012年のロンドン五輪を機に変化を遂げた地域です。
2リバプール・ストリート駅 Liverpool Street Station
イーストロンドンにある、イギリス北東部への玄関口。駅舎は140 年以上前に建てられ、今では近代的に改装されています。
3コルチェスター Colchester
ローマ帝国がブリテン島で最初に要塞を作った町。ブリテン島最古の町とも言われ、ローマ時代に建てられた壁の一部が今も残っています。アングロサクソン人が建てた教会やノルマン人が建てた城などもあり、イギリスの歴史を物語る町です。
4ノリッジ Norwich
産業革命以前は、ロンドンに次ぐ第二の都市として栄えた町。ヨーロッパ大陸とも近いことから中世から交易が盛んでした。教会の多い町としても知られ、使われなくなった教会は手入れされ、ショップやカフェ、劇場、学校、オフィスなどに再利用されています。
5ボストン Boston
かつて、ここからアメリカに渡った人々が、同じ名前の町を築いたと言われます。2016年にイギリスで開かれたEU 残留か離脱かを問う国民投票で、他の都市に比べて最も離脱支持者の割合が多かったことで注目を浴びました。
6ヨーク York
イギリスは鉄道発祥の地で、この町に世界でもっとも大きな鉄道博物館があります。9世紀頃ヨークに侵攻してきたバイキングの支配下で、町は北欧へ広がる貿易航路の拠点に成長しました。年に一度、バイキング祭りが開催され4万人を超える見物客が訪れます。
7ニューカッスル Newcastle
2つの世界大戦の前から重工業と造船業で栄えてきましたが、1970年代に炭鉱が閉鎖。高い失業率と治安の悪化に悩まされてきました。最近では観光業に力を入れて、町も活気を取り戻しつつあります。
8カーライル Carlisle
イングランドの端、スコットランドとの境界の町。カーライル城は、かつてスコットランド人がイングランドへと侵入するのを防ぐ砦(とりで)でした。イングランドとスコットランドの、両者の歴史に深くかかわる場所です。
9エディンバラ Edinburgh
スコットランドの首都。旧市街の重厚な石造りの街並みは世界遺産に登録されています。
10フォース橋 Forth Bridge
エディンバラ近郊にある、全長約2500メートルの、世界遺産に登録された橋です。イングランドとはデザインの違うスコットランドの20ポンド紙幣には、橋の絵とともに、その建設に現場監督として関わった日本人・渡邊嘉一(わたなべ・かいち)も描かれています。
11アーブロース Arbroath
港町のこの町の名前がついた、アーブローススモーキーという魚のくん製はスコットランドを代表する名産です。北海でとれる鱈(たら)を使い、伝統の製法を守って作り続けられています。
12アバディーン Aberdeen
北海油田の玄関口。油田の恩恵でスコットランド第三の都市になりましたが、いつかは枯渇する石油産業からの脱却を模索し、現在は地ビール産業が成長を遂げています。
13キース Keith
スコットランド伝統の生地タータンチェックの製造で知られる地域で、キースにはタータンチェックを使った伝統衣装キルトの作り方を教える学校があります。
14インバネス Inverness
スコットランド北部、ハイランド地方への玄関口。近郊には、イギリスの歴史上有名な、1746年におこった「カロデンの戦い」の跡地があります。