旅のルート
- ※2016年9月に撮影したときの情報です。
- ※黄色の線は、鉄道のルートを簡略化したものです。
- ※列車故障のため、ルンド?ヘッスレホルム間は代行バスでの移動となりました。
1マルメ Malmo
デンマークとの国境にかかる橋がある港町。都会にいながら自然を楽しめるようにデザインされ、電力は太陽光でまかなわれています。
2カルマル Kalmar
バルト海沿岸に位置する、海上交通の拠点。海辺にはカルマル城が建っています。「カルマルを制するものはバルト海を支配する」と言われていました。
3エーランド島 Oland
スウェーデン人の祖先、バイキングの島と呼ばれています。島の草原には、千年前のバイキングの墓が今も残っています。
4アルヴェスタ Alvesta
スウェーデンは9万もの湖が点在する“森と湖の国”です。夏の風物詩は、湖で取ったザリガニをゆでて食べるザリガニパーティー。スウェーデンではアッレマンスレット(自然享受権)という権利が認められ、自然の恵みはすべての人が共有できるものとされています。
5ストックホルム Stockholm
スウェーデンの首都で、人口90万人を擁する北欧最大の都市です。14の島の上に築かれた、“北欧のベネチア”とも呼ばれる水の都です。ストックホルム市庁舎の大広間では、ノーベル賞祝賀晩餐会が開かれます。
6レットヴィーク Rattvik
スウェーデン中部、ダーラナ地方の町。ダーラナ地方は失われた伝統的な文化が残されていることから“スウェーデン人の心の故郷(ふるさと)”と呼ばれ、毎年6月には夏の訪れを祝う夏至祭が盛大に開かれます。町はこの地方に古くから伝わる民族音楽が盛んです。
7ダーラフローダ Dala-Floda
ダーラナ地方の村。この地方の家々の赤い塗料は、近くのファーレン鉱山で銅の精製の時にできる酸化鉄を利用したもので、木が腐るのを防ぎます。村では、伝統の毛糸刺しゅうポーソムやスウェーデン固有種の羊を受け継ぎ守っている人々がいます。
8ウプサラ~ルーレオ間 Uppsala- Lulea
1000kmの距離を14時間かけて走る夜行寝台列車が通っています。スウェーデンの線路はすべて国有で、その線路を国鉄や私鉄のさまざまな鉄道会社が使って列車を走らせています。
9ボーデン Boden
森の中にあるツリーホテルがあります。木の上に部屋があり、「自然に還りたい」と願う都会の人たちが、森の中に身も心もひたすことができます。
10イェリバーレ Gallivare
北緯66度33分の北極線より北の北極圏に位置する町。スウェーデンの北極圏には、先住民族サーメの人たちが、およそ2万人暮らしています。イェリバーレの北のラポニア地域には、太古の自然とサーメの文化が今も残り、世界遺産に登録されています。
11アビスコ・ツーリストステーション
Abisko turiststation
スカンジナビア山脈の山々が迫る、アビスコ国立公園の拠点。ヨーロッパ中からトレッキングを楽しむ人たちが訪れます。全長440kmのトレッキングコースは、スカンジナビア山脈の雄大な自然を満喫できるため「王様の散歩道」と呼ばれています。
12リクスグレンセン Riksgransen
旅のゴール。「リクスグレンセン(国境)」の意味のとおり、ノルウェーとの国境にある町です。