「魔法科高校の劣等生」に登場する四葉真夜は凄く美人ですが、何か謎めいたキャラクターですよね。
魔法師集団「十師族」の中で七草家と並び最強と言われる四葉家の当主であり、司波達也と深雪の叔母です。
やはり当主だけあって、とんでもない雰囲気であまり近寄りがたい感じですが、アニメを見ているだけではどんな存在なのかわからないですよね。
実は四葉真夜は過去に大きな事件に巻き込まれ、その事件から真夜自身に大きな影を落としています。
今回は四葉家の当主・四葉真夜の過去の事件について解説していきます。
さらに達也との関係についてもまとめてみました。
目次
魔法科高校の劣等生/四葉真夜の過去について
四葉家の当主・四葉真夜の過去について解説していきます。
まずはその前に四葉真夜という人物についてご紹介します。
四葉家の当主・四葉真夜について
四葉真夜は十師族の中でも有力な「四葉家」の当主です。
「魔法科高校の劣等生」の主人公・司波達也と深雪の母親・深夜(みや)の双子の妹で、血縁上では達也と深雪の叔母ですが、2097年1月に達也の戸籍を改ざんし息子としたため、戸籍上では現在は達也の母親となっています。
2097年2月の時点では真夜は47歳で未婚ですが、年齢を感じさせないほど綺麗な容姿ですね。
世界最強の魔法師の一人と称されるほど魔法の能力が高く「極東の魔王」「夜の女王」の異名を持っています。
アニメ1期や劇場版ではほとんど登場する事がなく、どんな人物なのかわからなかったのですが、ライトノベル「追憶編」で真夜の過去の出来事について詳しく描かれています。
四葉真夜の過去
四葉真夜は12歳(2062年)の時に、国際魔法協会アジア支部主催の少年少女魔法師交流会に参加するため訪れた台北で崑崙方院(こんろんほういん)に誘拐されます。
崑崙方院とは、かつて中国の南半分が分離独立して建てられた大漢にある魔法師開発機関で、大陸における魔法研究の中心人物でした。
真夜は泉州にある崑崙方院の支部研究所に連れられ、人体実験の被験者にされました。
のちに解放された真夜は姉の深夜に自分が受けた人体実験のことを話しています。
「姉さん、私ね・・・・・強姦されたの
そして、身体中弄り回された。身体の中までかき回された。私の体であいつらに汚されていない場所なんて、何処にも無い。」
引用元:「魔法科高校の劣等生追憶編」
人体実験の被験者にされた結果、真夜は生殖機能を失い、子供が産めない体になってしまいました。
そして真夜の恋人であり婚約者だった七草弘一も、誘拐犯との戦いで右手、右足の裂傷、骨折、さらに右目を失う怪我を負います。
この事件により真夜と七草弘一の婚約は破談になり今に至っているのです!
世界最強の魔法師で「極東の魔王」「夜の女王」の異名を持っている真夜は、誰も寄せ付けないくらいの強さがあるから未婚だと思っていました(汗)
こんな悲しく壮絶な過去を背負っていたなんてかわいそうです(泣)
四葉真夜誘拐事件のその後
四葉真夜の誘拐事件のその後はどうなっていたのでしょうか?
真夜の心のケア
真夜はこの事件で心に傷を負い、心を閉ざしてしまいます。
目を開けたまま誰の声にも反応せず、自分の意思で何かをすることも無くなりました。
父親の四葉元造が、姉の深夜に精神構造干渉の魔法を使い、真夜の記憶を「経験」から「知識」に改変するように指示します。
これに従い深夜は真夜の記憶の形を作り変え、真夜の心の傷のケアをします。
しかしこの事で真夜はこれまでの自分が自分以外のものに変えられたと感じ、深夜を恨み、そこからは姉妹の関係が険悪化してしまいます。
深夜はその後、精神構造干渉の魔法を酷使してしまい、体調を崩し入退院を繰り返したのちに、2094年に死去してしまいます。
四葉家による崑崙方院への復讐
真夜の父親・四葉元造は崑崙方院への恨みを晴らすため、四葉一族の魔法師を集め、大漢にある魔法研究所を次々と攻撃していきます。
そして最後に残った崑崙方院本部に四葉元造を含む魔法師3人が乗り込み、総院長やその一味の権力者、大漢政府の軍務長官を殺害します。
しかしこの戦いで元造は何度も魔法を行使したため精神の限界を超え力尽きてしまいます。
そして四葉家は30人の魔法師を犠牲を出すものの、4,000人以上の大漢の閣僚、高級官僚、士官、魔法師、研究者を暗殺。
これにより四葉家は、全世界の魔法関係者から「四葉に手を出してはいけない」「アンタッチャブル」と恐れられるようになります。
四葉真夜の能力・魔法や達也との関係について
四葉真夜は壮絶な過去を背負っていたなんて驚きましたね。
そんな「極東の魔王」「夜の女王」と呼ばれる真夜の能力・魔法はどんなものなのでしょうか?
真夜の能力・魔法
真夜の能力・魔法は流星群(ミーティア・ライン)です。
ミーティア・ラインは「空間の光分布」に作用する収束系の系統魔法 です。
光の分布を偏らせることで光が100%透過するラインを作り出し、有機・無機や硬度、可塑性、弾力性、耐熱性を問わず対象物に光が通り抜けられる穴を穿つ能力です。
見かけ上は、空間内の光を無数の光球と光条と闇に分ける魔法であり、夜空のようなその光景からか「夜」とも呼ばれています。
この魔法は光を介して間接的に物質の構造に干渉し、熱や圧力によらず固体・液体を気化させます。
光子を反射・屈折・遮断させる障壁は意味を持たないため、十文字家のファランクスでも防げず、あらゆる物理・魔法防御が困難とされます。
四葉真夜と達也の関係
ここからは四葉真夜と司波達也の関係について解説していきます。
戸籍上で四葉真夜と達也は親子
司波達也は生まれた時から「分解」と「再成(再構築)」の能力だけで、人工魔法演算領域を植え付ける精神改造手術を受けても、一般の魔法師の持つ先天的な魔法演算領域に比べ性能が劣っていました。
そんな達也は四葉家の中では虐げられていました。
そのため達也は四葉家に対し忠誠心はなく、いずれは深雪と共に四葉家の支配から脱したいと考えていましたが、四葉家の当主の真夜も達也の考えを見抜いていました。
真夜にとっても世界を支配する力を持つ達也を敵に回すのは極めて危険で、自分たちが滅ぼされてしまう可能性があります。
そこで真夜は達也を四葉家に引き留めておく策として、2097年の正月にの慶春会で達也は真夜の息子であると虚偽の発表をして、さらに達也を次期当主の深雪の婚約者に指名したのです。
達也を深雪の婚約者にすることにより、真夜と達也が対立する構図は無くなります。
達也も自分にとって一番大切な妹の深雪なので、真夜も次期当主の深雪に害をなすことは考えにくくなりました。
これにより真夜の思惑はうまくいくように考えられます。
真夜vs達也はどっちが強い?
四葉真夜と司波達也が対戦したらどっちが強いのでしょうか?
「さすおにファン」だったら気になるところですよね。
筆者の勝手な考察ですが、達也の方が強いと考えています。
一つは真夜のミーティア・ラインは達也の魔法と相性が悪いこと。
二つ目は達也には「再成」の能力があり、ダメージを受けてもすぐに復活するからです。
真夜の能力であるミーティア・ラインは魔法防御でも防ぐことが困難なので最強と呼ばれていますが、構造情報に直接干渉する達也の魔法には相性がよくありません。
また傷を負っても「再成」の能力ですぐに復活してしまう達也の方が有利だと考えられます。
ただ、もし二人が対戦したらお互い無傷では済まないと考えられるので命がけの戦いになることは間違いありません。
まとめ:魔法科高校の劣等生の四葉真夜の過去が壮絶過ぎてヤバい!
魔法科高校の劣等生のアニメを見ていて、四葉真夜は47歳に全く見えないほど美貌ですよね。
そんな真夜が未婚の理由も過去の出来事が原因だと知りかなり、壮絶な人生を歩んでいます。
達也にとって真夜は叔母に当たりますが、まさか虚偽で親子関係だと言うなんて驚きです。
真夜の思惑が凶と出るか吉と出るのか今後の展開に注目です!