医療事故や医学部・大学等の事件の分析から、事故の無い医療と適正な研究教育の実現を!金沢大学准教授・小川和宏のブログ

医療事故や医学部・大学等の事件の分析から、事故の無い医療と適正な研究教育の実現を!金沢大学准教授・小川和宏のブログ

医療事故死は年間2万-4万人と推計されており(厚労省資料)交通事故死の約4-8倍です。医療問題やその他の事件が頻発している金沢大学の小川が、医療事故防止と事故調査の適正化や医学部・大学等の諸問題と改善を考えます。メール igakubuziken@yahoo.co.jp(なりすまし注意)


テーマ:
金沢大学に新学域の報道/
 金沢大学監事が年度途中で交代か/
  研究室配属授業/
   researchmapの研究者情報
    (医学部大学等事件240)


1、金沢大学に新学域の報道

 金沢大学の新しい学域の設置が認められたと、本日(10/27)報道されました。

石川テレビ-Yahoo
https://news.yahoo.co.jp/articles/6434b6b06856774e200bc4b7ef4fc7834a882cff

金沢大学HPでの案内
https://innov.w3.kanazawa-u.ac.jp

2、金沢大学監事1名が年度途中で交代か

 今年9月1日に、浅野哲夫氏が金沢大学監事に就任されたと、金沢大学HPにあります。
https://www.kanazawa-u.ac.jp/university/administration/yakuin

 合計人数は2名と不変なので、1名が年度途中で退任されたようです。

3、研究室配属授業

 コロナ対策で密を避けるため人数は例年と異なり5名にしましたが、領域は例年と同様に、薬物治療での事故や裁判の分析、創薬、既存薬の新たな使い方など、1人1人が薬関係で興味を持ったテーマを選んで取り組んでいます。

 今年の期間は、今月(10月)8日から11月24日までです。

4、researchmapの私の研究者情報について

 前回お知らせしました、researchmapの私の情報が、一般検索(GoogleやYahooなど)で名前を入れても出ないというご指摘を頂いています。

 確かに一般検索では出にくいようで、一般検索でまず”researchmap”を入れると「研究者をさがす」が枝として出る場合が多く、その「研究者検索」画面で「小川和宏」を入力して「検索」ボタンを押すと私1人だけがヒットして、クリックすると情報本体が出ます(URLは次の通り)。
https://researchmap.jp/OGAWA20Kazuhiro

テーマ:
小川和宏の研究者情報(researchmap)のURLが変更になり、情報内容も大幅更新しました
 (医学部大学等事件239)


<10月22日夜追記>

 小川のresearchmap情報のトップページが載っていないと、ご指摘を頂きました。次の通りです。
https://researchmap.jp/OGAWA20Kazuhiro

 このトッップページの上の方に、「研究キーワード」、、、「講演・口頭発表等」、、、「産業財産権」、、、「社会貢献活動」「メディア報道」とならんでいるところをクリックすると、その分類の情報に飛べます。

<10月22日夜追記ここまで>

 研究者情報の公開データベースは幾つもありますが、その中の1つ "researchmap" の小川のページのURLが最近変更になるとともに、情報内容を大幅に更新しました。

 データの領域別にある程度細かく分けられていますが、以下に3つのデータ領域のURLを挙げます。

●社会貢献活動(活動全体の中の一部です)
https://researchmap.jp/OGAWA20Kazuhiro/social_contribution

●メディア報道(報道された中のごく一部です)
https://researchmap.jp/OGAWA20Kazuhiro/media_coverage

●講演・口頭発表等(発表の中のごく一部です)
https://researchmap.jp/OGAWA20Kazuhiro/presentations

 なお、今年2月の衆議院第1議員会館での公益通報関係の招待講演は、日弁連(主催団体)のホームページやチラシで「金沢大学事件」と案内されていたのであり、「金沢大学事件」は私・小川が命名したものではありません。

●衆院会館講演のスライド抜粋や関連情報のリンク付き記事
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12627304386.html

テーマ:
クマが13時間、JR加賀温泉駅前の商業施設に/
 金沢市内の複数の住宅地でも本日(10/19)クマ目撃情報、市が確認しHPに
  金沢大学角間キャンパスでも以前より時々クマ出没、ガラスドア破壊も
   (医学部大学等事件238)

 今回は、最近ニュースで頻出している、クマについての情報です。

1、クマが13時間、JR加賀温泉駅前の商業施設に

石川テレビ-Yahoo
https://news.yahoo.co.jp/articles/7458c36853599ca46cac566c92bfb079e6665516

テレビ金沢-Yahoo
https://news.yahoo.co.jp/articles/3567c172e210cb94cf06b8f0ff182de0851f98fd

時事-Yahoo
https://news.yahoo.co.jp/articles/aeb28271f15115e41333b197746e516a579e22dc

日経
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65164370Z11C20A0000000/

 石川県内で昨日まで3日続けてクマによる人的被害が出ているところ、速やかな対応で人的被害が防げて良かったですが、商業施設は1日営業できなかった模様です。

2、金沢市内の複数の住宅地で本日(10/19)クマ目撃情報、市が確認

 本日(10/19)、金沢市内の複数の住宅地でクマの目撃情報があり、金沢市のHPにクマであったと結果報告が掲載されています。

3、金沢大学でもクマ出没、昨年はガラスドアの破壊も

 金沢大学の本部や理工系、人文社会系などがある角間キャンパスやその付近は、以前より時々クマの目撃情報があり(学内メールで警報が配信されます)、昨年はガラスドアの破壊も報道されています(次の毎日新聞、2019.10.24など)。
https://mainichi.jp/articles/20191024/k00/00m/040/300000c

テーマ:
学会発表の演題が採択、今年はオンライン開催/
 5年目の研究室配属授業、コロナ対策で5名で始動
  (医療事故80)


<10月18日夜追記>

●翌日は山代温泉にクマ襲来、前日はパトカーのタイヤパンクも

毎日
https://mainichi.jp/articles/20201017/k00/00m/040/243000c

朝日
https://www.asahi.com/articles/ASNBK4QZ7NBKPISC00T.html

NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201017/k10012668221000.html

石川テレビ、FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/96668

<10月18日夜追記ここまで>

<10月16日夜追記>

(1)アビガン、新型コロナ治療薬として承認申請

 今年3月2日に本ブログ「医師・薬剤師・博士・小川和宏の薬の部屋1」でも紹介しましたアビガンですが、本日(10/16)、新型コロナ治療薬として承認申請されました。

日経
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65084450W0A011C2EA5000/

時事
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020101600574&g=eco

朝日
https://www.asahi.com/articles/ASNBJ3RSFNBJULFA00L.html

(2)クマに襲われ4人ケガ、石川県白山市(本日10/16)

テレビ朝日
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000195803.html

NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201016/k10012667161000.html

FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/96315

 今年はエサとなるドングリなどが不作でクマの出没が多いそうで、私の自宅近くでも複数の目撃情報があったばかりです。

<10月16日夜追記ここまで>

1、学会発表の演題が採択、今年はオンライン開催

 医療の質・安全学会の学術集会は例年11月頃に行われますが(次の写真は2年前の発表)、
https://ameblo.jp/iryouziko/image-12421586359-14309894314.html
https://ameblo.jp/iryouziko/image-12421586359-14309894415.html
今年は新型コロナの影響でオンライン開催になりました。

 私の今年の応募演題「医療事故調査報告書と法的手続との関係のあり方」(副題あり)は、査読で要旨の一部修正指示があり、それに沿って修正したところ、10/7(先週水曜)に採択通知がきました。

 薬物(治療)関係での事故調査や事件で、私が体験した事案や見聞した事案などを中心に、制度面での調査分析・提案などにも役立てるものです。

2、5年目の研究室配属授業、コロナ対策で5名で始動

 医療裁判判決例などを用いる研究室配属授業が今年で5年目になります(次は研究室の配属授業案内など)。
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12606406833.html

 昨年まで定員の5名(教員1名の研究室の標準受け入れ人数の上限)を超えて希望者を受け入れてきましたが、今年はコロナ対策のため5名までとし、5名の配属で先週木曜(10/8)から始まりました。

 1週間近く経って1人1人のテーマ(薬物や薬物治療の領域を中心)が概ね定まってきたところで、新しい話題に取り組んだり、以前からの問題に新たな切り口で取り組んだりと、それぞれの興味の方向性を大切にしつつ進めています。

テーマ:
「長期入院中に自宅謹慎命令」の金沢大学提出書面と命令権者/
  堀修・第3解剖教授・研究科長関係者の事件への登場
   (医学部大学等事件237)


 コメント欄以外にも、私信で次のようなご指摘やご質問などを頂戴しています。

●(逮捕後に2回目の)長期入院中の学生に今年2月に自宅謹慎を命じたという主張書面を、金沢大学が申し立てた事件で金沢大学が裁判所に提出して小川にも送られてきたというが、本来の自宅謹慎の命令権者は学長か、部局長か、医学類長か?

●第3解剖(神経解剖学)関係者が裁判や刑事手続、逮捕などにしばしば登場するが、時系列で出来事を並べてみたらどうか。

 今回はこれらについて述べます。

1、「長期入院中に自宅謹慎命令」の主張文書冒頭と学内規程での命令権者

 金沢大学が6月11日付で作成し裁判所に提出して、私の代理人弁護士へ約1ヶ月後に裁判所からファックスで送られてきたその書面の冒頭は、次の画像です。

 本来は相手方である小川の代理人へも金沢大学側から直送が必要ですが、金沢大学代理人が直送を忘れていたと裁判所が説明し、裁判所から約1ヶ月後にファックスで送られてきました。

 昨年12月から4月27日までの入院期間だと金沢大学が主張する、期間の中頃である2月26日に自宅謹慎を命じた、という内容です。

 学生への自宅謹慎の命令権者について、金沢大学の規程では、部局長となっています。

2、第3解剖(神経解剖学)関係者の事件等への登場(時系列)

2005.10 小川が前任地大学助手から金沢大学助教授に転任(後に准教授に)。

2006.1  当時の薬理学教授の不正経理を大学本部に相談、すぐ漏洩し、否認に転じた。

2006.3 金沢大学が一旦「不正なし」の結論を出すとともに、当時の小川智・第3解剖教授が、賃貸住宅の小川の隣室へ同月下旬に入居してきた。

この間、不正経理有無の争いが続き、職場で小川が頭を床に叩きつけられて1ヶ月休業のケガ、当時の事務部長が労災で処理するよう指示した。1ヶ月で復帰し、金沢大学に対する裁判所調停など。

2007.3  当時の薬理学教授が不正経理を理由に出勤停止2ヶ月の懲戒処分に。

2008.3 「殴られた、見たね、B君!」「ハイ!わかりました」で傷害事件ねつ造開始、
   当時の第3解剖・OK研究員が薬理学教室に居て、警察への通報を直ちに申し出た。
  (後に訴訟で、B技術職員は殴るのを見ていないと認め、小川へ解決金を支払い和解)

2008.4 第3解剖・OK研究員が薬理学教室の助教になった(以下、「OK助教」)

2008.7 当時の小川智・第3解剖教授が、教授会で若くして辞職のあいさつ(翌月辞職)、後に堀修氏が教授になる。

2009.11 当時の部局長が、「傷害事件が起きた」情報について、教授会で小川の名誉回復措置をして、裁判で和解

同月のその後、「小川に『突き飛ばされた』と叫ばれてOK助教が不眠になって労災だ」の組織的ねつ造が始まり、翌2010年1月にOK助教や総務課長などを提訴、同年3月にOK助教は若くして退職した。

2012年4月 裁判で被告側が次のことなどを認め、被告側が小川へ解決金を支払い、OK元助教(被告の1人)が労災請求を取り下げることで、和解が成立した。

・小川は「突き飛ばされた」発言をしていない。

・大声を上げたのはOK助教のほうで、薬理学へ来ていたT・第3解剖技術職員が遠ざかって行ったため聞こえるように大声を出した。

・OK助教は、M病院(後の逮捕学生と同じ病院)で精神科名誉教授の診療を1回受け、血液検査で高脂血症(正式名称は「脂質異常症」)の結果が出ていたものの、その検査結果を聞かずに、(労災の請求時効が近づいた)2年近く後になってから検査費用などを労災請求した。

・OK助教は「不眠だった」と主張している時期も、週1回の病院当直アルバイトを休まず続けていた。

・当時の総務課長(和解時は事務部長)は、「冷蔵庫の使い方の会話があった」ことを確認して、その確認でもって「小川に『突き飛ばされた』と叫ばれてOK助教が不眠になって労災」だと証明しようとした。

2017.3 金沢地裁が、金沢大学に対し、教育妨害、研究妨害、名誉毀損、職場環境整備義務違反などを理由に、小川へ賠償金を支払うよう命じる一審判決を出し、金沢大学は控訴せず翌月確定した。

2017.夏から秋口 「薬理学」科目について、小川が点数と成績の逆転があることに気づいて指摘すると、金沢大学が小川へ成績入力を依頼したが、その後、ID・パスワードなどを現在まで与えず、入力できない状態のまま。

2017.12 堀・第3解剖教授が、「調査委員長」と称して面談を開き、小川が提出済みの書類を「提出がなかった」と主張して打ち切り、後に書類送検され、現在も裁判で係争中。

2018.3 定期試験終了の約10分後に、堀研究室のアルバイト学生(後に入院させられ退院後に逮捕されることになる)が小川を訪れ、寝坊したので今すぐ同じ問題で受験したいと申し出た。すぐに同じ問題での受験は無理なので、後日で良いので診断書を出しておいたほうが無難と説明した。「寝坊」の説明に加え、後に提出された診断書内容と言動の不一致があるなどしたため、追試験は認めず再試験(満点を取っても合格最低成績のC)のみ認めることにしたが、同年12月には普通に受験してCだった学生よりも良い成績のBになっていた。

同月、前年秋から点数入力ができない状態が続く中、金沢大学が小川に対して、点数提出を求めて提訴した。実質的には点数提出義務の有無の争いだが、2年半が過ぎた現在も金沢大学は証明できない。

2019.2 金沢大学が、懲戒に必要な手続き(文書の交付など)をせずに、学内外へ小川の懲戒情報をいきなり発信した。

2019.3 上記の堀研究室のアルバイトだった学生が、半年ではなく1年間の休学届けを出すよう指示され、M病院に入院、なかなか退院が認められず(退院請求を審査するのは、石川県精神医療審査会)、小川の懲戒不服審査手続が終了した4日後にやっと解放された。

2019.6頃より 解放された当該学生を支援している者のような書き方で、小川のブログに、堀教授などにひどい目に遭ったこと、当該学生が精神科病棟へ閉じ込められて退院請求も認められなかったこと、大学が入院させたり退院させないようにという指示を出して良いのか、これらの情報を全て公開して欲しい、という投稿が始まったが、小川は慎重にごく一部を公開するにとどめた。

2019.7 翌月(8月)19日に東京地裁で堀・第3解剖教授らを被告とする裁判の第1回口頭弁論が予定されていたところ、小川の本物ブログの写真などを貼り付けた偽のブログが立ち上げられ、小川になりすまして「裁判は中止」などの虚報が投稿された。

2019.8.19 東京地裁の上記裁判は予定通り開かれ、偽ブログでの虚報流布にもかかわらず22名以上が傍聴した

その数日後、「殺すぞ」「放火するぞ」といった脅迫の投稿が始まり、断続的に続くとともに、同じIPアドレスから脅迫以外の嫌がらせの着信も止まらないため(堀教授などへの恨みと思われる投稿も続いた)、秋に被疑者不詳で刑事告訴した。

2019.11 当該学生が逮捕され、警察発表として実名と容疑を認めていることなどが、新聞、テレビ、Yahooニュースなどで報道された。その直後、担当の刑事さんは、(退院後の投稿の)はじめの頃は小川さんに助けを求めていたのではないか、と説明した。

2019.12 延長された拘留期限が切れる日に、検察の担当副検事から小川へ電話があり、措置入院させるので別の形で拘束が続く、M病院以外の県内の病院になる、と説明があったが、後の金沢大学の主張や本人からの情報によるとM病院であった。

2020.2 前年のネットでの脅迫、暴言、なりすましなどについて、金沢大学ほか2名を、東京地裁に提訴。しばらくして、金沢大学はこの訴訟を、金沢地裁へ移送するよう申し立てた。

2020.4 「調査委員会」と称して面談が開かれたが、委員は名乗るのを拒否して2回引き上げ、3回めにやっと名乗った。1名は石川県精神医療審査会の弁護士であることが、後に判明した。

2020.6.11 この日付けで金沢大学が上記1の画像の「長期入院中の2月26日に自宅謹慎を命じた」の主張書面を作成し、約1ヶ月後になって、(本来の金沢大学あるいは同代理人ではなく)東京地裁からファックスで送られてきた。東京地裁は、「金沢大学代理人が小川側へ直送するのを忘れていた」と説明した。

テーマ:
金沢大学幹部2名の告訴状を金沢中警察署へ提出/
 金沢大学等との訴訟の次回は12/14午後3時に
  (医学部大学等事件236)


<10月6日夜追記>

新件訴訟の初回弁論が11/13

 専用のIPアドレスが他人に使用され、T准教授がその説明を急遽撤回し、情報担当理事が説明をしないことなどで、9/24に金沢大学などを提訴した新件訴訟ですが、
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12627304386.html

第1回口頭弁論が、11月13日になりました。

事件番号:金沢地方裁判所 令和2年(ワ)第373号
原告:  小川和宏
被告:  国立大学法人金沢大学、情報担当理事、T准教授、M助教
期日:  令和2年11月13日(金)午後1時15分


<10月6日夜追記ここまで>

 今回は速報2つです。

1、金沢大学幹部2名の告訴状を金沢中警察署へ提出

 本日(10/5)、金沢大学幹部2名(うち1名は部局長)を被告訴人とする告訴状を、金沢中警察署へ提出しました。

 提出には弁護士さんなどに立ち会って頂き、しばらく告訴受付の係の方1名とやりとりをした後、一度離席されて私たちがその場で少々待っていると、戻ってきて担当する係が決まったとおっしゃっていました。

 現時点で証拠資料は20点に絞って出していて、学内者逮捕の報道、金沢大学が裁判所へ提出し私の代理人弁護士にも送られてきた「M病院に長期入院中の2月下旬に自宅謹慎を命じた」という内容の文書、今年2月に日本弁護士連合会から依頼されて衆議院第1議員会館で私が公益通報などについて講演したスライドの一部(主催者の日弁連が「金沢大学事件」と命名)、不正経理や患者死亡で教授ら書類送検、公益通報などの報道、試験点数と成績の逆転や試験寝坊で良い成績などの資料や報道、などを含んでいます。

2、国、金沢大学、学長、部局長、研究科長などとの訴訟の次回が12/14に

 本日(10/5)、金沢地裁で予定通り口頭弁論が行われ、次回は12月14日(月)午後3時になりました。

テーマ:
無痛分娩死亡事件で2つ目の説明書を検察へ提出/
 9月5日に市民の方々との勉強会を再開する予定
  (医療事故79)


1、無痛分娩死亡事件で2つ目の説明書を検察へ提出

 大阪での無痛分娩死亡事件で、大阪地検から説明のご依頼があり、5月下旬にご担当の検事さんが金沢へお越しになって、私はパルスオキシメーターでエラーが出る実演とパワーポイントでのご説明をして(次は講談社・現代ビジネス、2020.06.08)、
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/73049

8月31日に医学薬学説明書1(証拠資料30点付き)を提出しましたが、
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12621652344.html
(次は見出し一覧と本文の一部)
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12623313780.html

本日(9月30日)、追加の説明を記した医学薬学説明書2を提出しました(ぺージ数は前回の35ページに比べて1桁以上少ない枚数)。

 8月末頃より、以前からの2名のご遺族代理人(渕上弁護士と谷弁護士)から奇妙な着信が続いた上に、本日22時まで無応答が続いており、
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12624268522.html
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12625921044.html

私が得ている情報からわかる範囲で、代理人両名が以前に提出した医師意見書等の意見の違い(と見える部分も)を埋める内容も、前回説明書に追加して含めました。

2、9月5日の裁判の日に市民の方々との勉強会を再開する予定

 時々開いていた市民の方々との勉強会(医療、医療事故、医療裁判などの)を、新型コロナの影響でしばらく休止していましたが、金沢地裁での私の裁判が開かれる9月5日に再開する予定です。

テーマ:
本日(9/24)提訴〜他人によるIPアドレス使用などで金沢大学などを/
 金沢大学、山崎学長、中村部局長、堀研究科長などとの訴訟が10/5
  (医学部大学等事件235)


<9月25日夜追記>

●がん免疫光療法薬を承認、世界初

 本日(9/25)、次の毎日新聞Web記事で報道されています。
https://mainichi.jp/articles/20200925/k00/00m/040/226000c

 なお、初めて本ブログを訪れて下さっている方は、次の中からご興味をお持ちの話題も併せてご覧いただければと思います。
(医療事故、薬、医療安全の教育研究、医学部や大学等での事件、などの話題が多いです)

●衆議院会館での公益通報講演(今年2/4)の、日弁連(主催者)紹介ページ
https://www.nichibenren.or.jp/event/year/2020/200204.html
◎逝去・辞職・逮捕が公開情報の関係者(講演の最後から2枚目のスライド)
https://ameblo.jp/iryouziko/image-12574001078-14710472598.html
◎その小川講演のスライド抜粋(次の後半)
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12574001078.html
◎その講演会のYahooニュース特集記事2020.4.1(無料登録ログインで全文見れます)
https://news.yahoo.co.jp/feature/1620

●低得点の特定の学生を、それより高得点の11名と逆転させて合格
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12307665268.html

●金沢大学生逮捕(被疑者不詳で告訴し)、固定IPアドレスからの着信(次の後半3)
 (堀研究室アルバイト学生がなぜ脅迫や警察詳細情報を投稿し逮捕に)
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12582674385.html

●小川の特許や研究室配属授業(医療事件分析)の紹介など
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12606406833.html

●科学研究費審査委員表彰を2回受賞(金沢大学で初)
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12323138987.html

●新聞記事など報道のごく一部へのリンク
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12453197796.html

●金沢大学カフェイン療法患者急死で教授ら書類送検の横浜講演スライド抜粋
(約10回にわたりスライド抜粋を掲載しその10回目、1〜9回目のリンク有)
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12204862579.html?frm=theme

<9月25日夜追記ここまで>

1、金沢大学、山崎学長、中村部局長、堀研究科長などとの訴訟が10/5

 次の裁判の弁論が、金沢地裁で行われます。

事件番号:金沢地方裁判所令和2年(ワ)第139号
原告:  小川和宏
被告:  国、国立大学法人金沢大学、山崎学長、中村部局長、堀研究科長、他
次回期日:令和2年10月5日(月) 午後3時
場所:  金沢地方裁判所 第202号法廷(予定)


 新型コロナのため、時々行ってきた市民の方々との対面での勉強会を休止していましたが、この日に再開する予定で調整しています。

 なお、上記事件は昨年東京地裁へ提訴して、初回弁論が昨年8月19日に東京地裁で行われたもので、その前後の頃から、次の2の、本日提訴の訴状抜粋の第2で述べた出来事があり、堀研究室でアルバイトをした学生が昨年11月に逮捕されてテレビ、新聞、Yahooニュースなどで報道された経過があります。

 また、本ブログの医学部・大学等事件シリーズは、当時の堀研究室の元構成員が構成員に対して大声をあげたにもかかわらず、「元構成員が小川に『突き飛ばされた』と叫ばれた」と主張し、訴訟になって、被告側が原告小川に解決金を支払って和解した事件の一部紹介で始まっています。

 具体的には、下記2で紹介する訴状内の金沢大学主張書面を引用している「●●病院」で血液検査などを受けて、著しい高脂血症(脂質異常症)といった身体的異常の結果が出ていながら、「小川に『突き飛ばされた』と叫ばれたため、不眠になって労災だ」と主張したため、私がその元構成員などを提訴して、裁判で、小川が「突き飛ばされた」発言をしなかったこと、大声をあげたのは小川ではなく元構成員の被告であること、不眠だと主張する時期も週1回の病院当直アルバイトを休まず続けていたこと、著しい高脂血症(脂質異常症)といった身体的異常の結果が出ていたのを聞かずに裁判が進んだ2年近く後(労災請求の時効直前)になって検査費用などを労災請求したこと、などを被告側が認め、被告側が原告小川に解決金を支払って和解した経過があります。

2、本日(9/24)、他人によるIPアドレス使用などで、金沢大学や理事などを提訴

 他人によって、小川固有のIPアドレスが無断使用され、その説明を求めても無視が続くなどしたため、
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12614078408.html
本日(9/24)提訴しました。

事件番号:金沢地方裁判所 令和2年(ワ)第373号
原告:  小川和宏
被告:  国立大学法人金沢大学、山岸・情報担当理事副学長、T准教授、M助教


 原告への権利侵害などに対する民事訴訟ですが、金沢大学関係でネットを利用した事件や事故が起きており、併せて関係の方々への注意喚起や事件・事故防止にもなればと考えています。

 以下に訴状の一部を掲載します。

<訴状より一部引用ここから>

第2、本件の、他人による原告小川のIPアドレス使用が起きる前の経過

1、公益(目的)通報、被告大学への賠償命令確定後も続く原告小川への嫌がらせ等


 被大学における、平成17年10月に、原告小川は被告大学に着任したが、平成18年初めに教授(当時)による不正経理を被告大学本部に通報して以来、被告大学構成員らによる原告小川への嫌がらせなどが始まり、後に患者急死で教授らが刑事告訴(後に書類送検)された件や、試験点数と成績の逆転などの通報に伴い更に嫌がらせの激しさが増した。
 その間の平成29年3月には、御庁が被告大学に対し、名誉毀損、研究妨害、教育妨害、職場環境整備事務違反などを理由として、原告小川への賠償金を支払うよう命じ、翌月確定した(御庁における顕著な事実。平成23年(ワ)第281号事件)。
 しかしその後も様々な嫌がらせや妨害が続き、原告小川は、被告大学、訴外山崎、訴外中村、訴外堀、訴外市村などと、別件で係争中である。

2、原告小川へのなりすましや脅迫、暴言〜逮捕されたのは訴外堀のアルバイト学生

 昨年(令和元年)8月19日に被告大学や、訴外中村、訴外堀などと原告小川との訴訟の第1回口頭弁論が東京地方裁判所で予定されていたところ、同年7月、原告小川になりすましたニセのブログが立ち上げられ、「8月19日の裁判は中止」という虚報を原告小川が投稿したかのように見せかけて流布された。しかし8月19日の弁論は予定通り開かれて22名以上が傍聴した。
 その3日後から、原告小川の本物のブログへ、「殺すぞ」「放火するぞ」といった脅迫の投稿が始まり、その前後より同一のIPアドレスやその他のIPアドレスから暴言や訴外堀に対する恨みなども数々投稿されるようになったため、原告小川は被疑者不詳で刑事告訴した。その結果、同年11月下旬、堀研究室のアルバイト学生が逮捕され(甲1、北陸放送MROテレビ報道)、この逮捕学生が訴外堀への恨みも投稿していたことが判明した。

3、金沢大学から4万件以上ものフィッシングメールを学外へ発信

 また上記2と時期が重なる令和元年10月、金沢大学へのネット攻撃を発端として、金沢大学から4万件以上ものフィッシングメールを学外に発信する事態も生じた(甲2、金沢大学ホームページ)。

4、日弁連が「金沢大学事件」と名付けて、原告小川へ衆議院会館での講演を依頼

 日本弁護士連合会は、今年(令和2年)2月に公益通報者保護法の院内集会(衆議院第1議員会館)を主催したが、同会が「金沢大学事件」と命名した、公益(目的)通報を行なった原告小川を巡る金沢大学での事件群の講演を原告小川に依頼し、原告小川はその講演を行なった(甲3、日弁連講演案内)。
 その講演内容には、上記の原告小川へのネット攻撃で学生が逮捕された件も含んでいる。

5、原告小川へのネット攻撃で逮捕された学生についての被告大学の主張

 令和2年6月11日付けの移送申立事件の補充書(甲4、被告大学の補充書)で、被告大学は、当該逮捕学生について、

「●は、遅くとも令和元年12月頃から令和2年4月27日まで石川県金沢市●●●●●の●●病院に入院していた。」

「同年2月26日に申立人は●に対し自宅謹慎を命じている。」

と主張している。
 当該学生は、昨年11月下旬からの逮捕(甲1、報道)・送検後、措置入院になったと報じられているが(ZAITEN、2020年3月号、72〜73ページ(株式会社財界展望新社))、被告大学の医学類の近くにあって精神科が主の●●病院に数ヶ月にわたって入院中の上記逮捕学生に、被告大学は本年2月26日に自宅謹慎を命じた、というあり得ない主張をしているものである(甲4)。

第3、本件の、他人による原告小川のIPアドレス使用とその後の経過

1、他人による原告小川のIPアドレス使用とその連絡

<中略>

4、当該セグメント内には、既に係争中だった3つを含む4つの研究室がある

 当該セグメント内には、次の4つの研究室があり、そのうち3つの研究室の構成員(原告小川、訴外堀、訴外市村)が1年以上にわたって民事裁判で係争中であり、本件のT・M両被告は残る1つの研究室の構成員である。

原告小川    分子情報薬理学    (E棟3階)
訴外堀     神経解剖学      (E棟3階) 原告小川と訴外堀が係争中
訴外市村    ウイルス感染症制御学 (F棟3階) 原告小川と訴外市村が係争中
T・M両被告   ●●●●●学     (●棟●階)

<中略>

6、他人が他からアクセス可の状態を続けるのかや確認方法の質問に、無応答継続

 上記のやりとりがあり、原告小川は、被告大学のネットワークシステムが、他の研究室から他人が自分専用に割り当てられたIPアドレスを勝手に用いて接続できることを、●●職員による説明で知った。

<中略>

8、山岸被告へ「本当の経過」の説明を求めたが、現在までなし

 先述の通り、被告大学でネット関係の重大な事件や事故が発生している状況で、山岸被告などへ何度もメールを送信して、調査依頼から10日後になってやっと上記7の内容の説明が来るというのは、通常考えにくい事態であるため、翌日である同月4日、原告小川は、山岸被告に対して、メール(CCを山崎学長、笠原センター長、訴外中村、訴外堀、訴外杉山、●●職員、学長秘書室に加えて、T被告へも)で、「本当の経過」の説明を求めた(甲10)。
 同月6日には、再送信をした(甲10)。
 しかし、山岸被告は本件提訴時まで返信しないばかりか、再送信の翌日である同月7日には、次の9の、T被告から「前言を撤回」するというメールが原告小川などへ着信した。

9、T被告から、前言(それまでの説明)を撤回するというメール

<中略>

10、被告になるリスクを高めても事実と異なる説明なので撤回、「身代わり犯人」も

 もしT被告の説明内容が真実であれば説明を撤回する必要はなく、また撤回し説明せず無視することが、T被告やM被告が訴訟の被告になるリスクを生じることは容易に認識できたはずであるが、それでも撤回すると連絡してきた。
 このT被告による説明撤回と無視継続の事実は、原告小川と係争中の研究室に代わって「身代わり犯人」を引き受けたことを示唆しているし、少なくとも事実と異なる説明を行ったため、訴訟の被告になるリスクを取っても撤回せざるを得なくなったのは明らかである。

<中略>

第4、不法行為および契約不履行

<後略>

<訴状より一部引用ここまで>

 なお、上記の学生逮捕の直前に、固定IPアドレス(通信会社から小川へ、発信者情報(住所・氏名)が既に開示されている)から、「堀先生が警察の知人から聞いた話」として、逮捕はできない、、、、といった内容の着信があり、その内容は私が警察から直接聞いていたものと一致していましたが、まもなく逮捕報道があって(テレビ、新聞、Yahooニュース)、長期にわたって拘束される結果になりました。

 取材して資料などを見た記者の方は、「長期拘束の理由が見当たらない」とおっしゃっていました。

テーマ:
アビガン、新型コロナ治療薬として承認申請へ/
 金沢大学などを爆破するとのメール/
  渕上弁護士より本日(9/23)22時まで返信なし
   (医師・薬剤師・博士・小川和宏の薬の部屋13)


1、渕上弁護士より本日(9/23)22時まで返信なし

 前回記事でご紹介した、渕上弁護士へのメールに対して、
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12625921044.html

本日(9/23)22時時点で返信がありません。

2、金沢大学などを爆破するとのメール

<本日(9/23)朝の金沢大学総務部からのメール配信より引用ここから>

本日の新聞報道にあるとおり,「本日の12時30分に本学を含む市内複数の教育機関を爆破する」とのメールが届いていることが判明しました。
現在,大学敷地内の不審物の確認等,警備を強化しております。
本学教職員・学生を始め,学内外関係者の皆様には,十分ご注意いただくとともに、敷地内で不審物等を見かけた際には、絶対に触れないようにしてください。
発見した際には各担当総務係へご連絡をお願いします。

              総務部総務課総務係

<本日(9/23)朝の、金沢大学総務部からのメール配信より引用ここまで>

<本日(9/23)の、金沢大学附属病院のHPより引用ここから>


金沢市へ、金沢大学を含めた複数の機関を対象に、爆破を行う旨の予告メールがありました。
本院では、警備の強化等を行い、十分な安全対策を講じたうえで、通常どおり外来・入院診療業務を行います。
ご心配、ご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願い致します。

           金沢大学附属病院長

<本日(9/23)の、金沢大学附属病院のHPより引用ここまで>

●TBS、2020.09.23
https://news.yahoo.co.jp/articles/30b2aeefe30b2c672d5725307eec673e92f90794

3、アビガン、新型コロナ治療薬として承認申請へ

 3月2日の「医師・薬剤師・博士・小川和宏の薬の部屋1」でご紹介したアビガンですが、
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12579292817.html

本日(9/23)、近く承認申請予定と報道されました。

●日経、2020.09.23
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64126950T20C20A9000000/

●朝日、2020.09.23
https://www.asahi.com/articles/ASN9R4HX2N9RULFA01B.html

●ロイター-Yahoo、2020.09.23
https://news.yahoo.co.jp/articles/69795144c260ed11a46a2ac371fb700246b96984

 薬を使用した群と使用しなかった(偽薬)群の差をどう見るかです。

テーマ:
「え!このF弁護士は遺族側の弁護士?」のその後〜渕上・谷両弁護士との連絡/
 「医療事故」ではなく「医療」についての相談の方が来室
   10月から研究室配属の学生5名が来室
    (医療事故78)


1、10月から研究室配属の学生5名が来室

 私が始めた、医療裁判判決例などを用いる研究室配属授業が、5年目になります。
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12606406833.html

 例年、教員1名の研究室の標準人数上限の5名を超えて希望者を受け入れてきましたが、今年は新型コロナ対策のため5名までとしたところ、上限の5名の配属があり、本日(9/18)午後、5名が揃って来室しました。

 それぞれ薬に関して興味を持つ領域があり、10月8日の開始日から順調に始められそうです。

 なお、昨日までに、セミナー室卓上にビニールシートを貼り、十分な消毒用アルコールを置き、人数分のフェイスシールドを準備するなど、新型コロナ対策を行なっています。

2、「医療事故」ではなく「医療」についての相談の方が来室

 私の研究室では、医療より医療事故の相談のほうがやや多いのですが、本日(9/18)午前は、疾患の治療についての相談に、学外の方がお越しになりました。

 とても良く勉強されていて、その疾患の標準的な治療法などの話が円滑に進みました。

3、「え!このF弁護士は遺族側の弁護士?」のその後〜渕上・谷両弁護士との連絡

 前回記事の「ご遺族のF弁護士から奇妙な着信群が、、、」に、「え!このF弁護士は遺族側の弁護士?」などのコメントや私信でのご意見・ご指摘などを頂戴しましたが、その後の経過です。
https://ameblo.jp/iryouziko/entry-12624268522.html

 以前からご遺族代理人だったのは、さかきばら法律事務所の渕上陽子弁護士(前回記事ではF弁護士)と谷直樹法律事務所の谷直樹弁護士(前回記事ではT弁護士)です。

 次は、9/16夜の、小川から渕上弁護士へのメール(谷弁護士や最近新たに選任された弁護士らにCCを送付)であり、A医師とF医師はこの死亡事件についてご遺族側としてかなり前に意見書を書いて、これらの弁護士がそれらの意見書を提出した経過があります。

<9/16、23:53頃の小川から渕上弁護士へのメールより一部引用>

民事用修正意見書に向けて確認4点
2020/9/16, Wed 23:53

さかきばら法律事務所
渕上陽子・弁護士殿

8/31に渕上弁護士殿より「89%のみ書いて欲しい」のメールを受信しましたが、前回7月の弁論準備手続調書で、意見書に記す範囲や内容に制限や特段の方針がないことが確認できましたので、検察へ8/31に提出した説明書と概ね同様に範囲と内容にする方向で、民事の意見書用に、89%部分だけでなく、新たに全体の修正を始めています。

下のメールで、渕上弁護士殿は、

「●●さん(小川注:ご遺族のお名前)は、下記に『高度の蓋然性』と書いておられるのですが、医師の意見がまちまちである以上は、『高度の蓋然性』どころではありません。」

を撤回しないと述べておられ、また、添付ファイルの今年3/7の●●さんへの同じメールで、

「K先生も(●●さんのご紹介だったと記憶しますが)本件責任を否定する結果につながる意見を述べていたようです。
患者側の医師ですらこのような意見です。
また、A医師とF医師の意見も同一ではありません。」

と述べておられます。

そこで、次の4点の確認です。

1、3/7の上記メールで書いておられる、不利につながっている内容や、不一致の内容は、どういうものでしょうか?

2、刑事手続で、上記1の内容について、不一致を埋めたりする書面は提出したのでしょうか?また、提出したのなら、どういう内容でしょうか?

3、民事訴訟で、これまでに私以外の医師の意見書を提出したことや、近く提出する予定が、ありますでしょうか?

4、前記3でもしあるなら、私の意見書も含めて、内容の不一致をチェックするのでしょうか?するのであれば、いつ頃、どういう方法で行う予定ですか?

小川和宏

<9/16、23:53頃の小川から渕上弁護士へのメールより一部引用ここまで>

 このメールを今朝(9/18朝)再送信しましたが、本日(9/18)22時時点で、渕上弁護士からは返信がありません。

谷弁護士からは、上記メール中の質問2の、刑事手続で医師間の不一致を埋めたりする書面は提出したかについて、提出していないという内容を含むメール連絡が、9/17未明に着信しました。

上記メールで述べている、3/7の渕上弁護士からご遺族への説明メールでは、

「証拠からほぼ明確だといえない限り、起訴されません。 <中略> 医師の意見がバラバラというのが問題なのです。」

とあり、その後に部分で、上記メールで引用している、

「『高度の蓋然性』」どころではありません」

と、刑事のみならず民事裁判で勝訴に必要なレベルも「どころではない」と述べています。

この「『高度の蓋然性』」どころではありません」を撤回するか否かを、渕上弁護士に最近尋ねたところ「撤回しない」の返事で、しかも、上記の3/7の説明メールから半年以上が経った現在も、谷弁護士からのメール連絡では「医師間の不一致を埋めたりする文書は提出していない」ということです。

すなわち、医師間の不一致で「『高度の蓋然性』」どころではありません」と3/7にご遺族にメールで説明しながら、半年以上もその不一致を埋める文書を提出せず、民事裁判で勝訴に必要なレベルにも「どころではない」状態のままなのです。

ご遺族が新たに選任なさった弁護士が、検察への私の提出日程を調整して下さり、私はその弁護士を通じて期限の8/31に、35ページの医学薬学説明書1を検察へ提出して、証拠30点を別送したのですが、それは上記の、民事裁判で勝訴に必要なレベルにも「どころではない」状態(渕上弁護士からご遺族へのメールでの説明、私・小川に対してこれを「撤回しない」の返答)での提出になっていたのです。