目覚めた事に喜ぶ家族に、長いリハビリを送る事になると告げる医師……そのどちらにも、ハルヒコは謎の夢を相談出来ずにいた。リハビリ生活の退屈さに嘆いていると、ふと今来ている服よりも、あちら側の世界の衣服がシンプルだと気が付く。暇を持て余していたハルヒコは寝れば再開出来るのだろうかと半信半疑になりながらも服について一通り調べてから眠りにつく。すると気が付くとムイチェがいる世界に戻っていた。 　喜ぶムイチェに対して、ハルヒコは漸くこの現象に納得をした。そして彼女に対して「調べて来た事がある」と話し、眠る前の疑惑を確かめる為彼女の家に向かう。申し訳なさを感じながらも彼女の衣服を見て見ると、種類も枚数も少なかった。 　思っていた事が事実だと分かったハルヒコは、まず衣服から教える事にする。