はじめに新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。 2016年度も、当会は次の通り新歓イベントを行います。 ぜひ周りの、志を同じくする人たちとお誘い合わせの上、ご参加ください。 もちろん、新入生の皆さんのみならず、当会の活動に興味のある在学生の皆さんの参加も歓迎します。 皆さんの積極なご参加を、会員一同お待ちしております。 ビラについて主に全学教育棟にて次のビラを配布しております。 裏紙としても使用可能なデザインとなっていますので、ぜひ回収してご利用ください。 サークルオリエンテーション日時20164/9 10:00〜16:00 場所全学教育推進機構 C棟 2階 C205教室 内容
新歓講演会数学・物理学・化学・生物学の4分野から、各分野を専攻している会員による講演を行います。 昨年度の様子はこちらからご覧になれます。 日時2016/5/1(いちょう祭と同時開催) 13:00〜16:00 場所大阪大学総合図書館 グローバルコモンズ (入館には学生証、または入り口での記名が必要です) 講演題目と概要数学「曲線上の有理点」 講演者 理学部数学科4年 mtino1594 概要 詳細は下記の画像をご覧ください。 物理学「再考 シュレーディンガーの猫」講演者 理学部物理学科3年 伊藤広晃 概要 少し物理学に関心がある人間ならば誰しも所謂「シュレーディンガーの猫」について、 耳にはさんだことがあるだろうが、世間一般ではこれについて正しく理解されていないことは、量子力学を学べばおのずと知れたことである。 そもそも物理学において「観測」とは 何を意味するのか? 「シュレーディンガーの猫」は量子力学の本質を語る上で果たして適切な問題設定であるのか?「シュレーディンガーの猫」に関連する量子力学の基礎及び量子測定理論について述べる。 前提知識は高校数学とする。 化学「化学を,理論の面から概観しよう」講演者 理学部化学科4年 大成 概要 化学は実験によって築かれてきた.実験結果をまとめ,様々な法則を帰納することで,化学は進歩してきた. しかし化学が扱う対象である分子(非常に多い電子の集団)は恐ろしく広い多様性を持っている.なので闇雲に実験を行っていては時間がいくらあっても足りない.そこで,これまで帰納されてきた法則たちを演繹し,新しい発見を促すような理論が求められる.理論によって,広すぎる分子の世界を進む指針を,私たちは得ることができるだろう. では実際に,化学においてどのような理論が使われているのかを見ていこう. 生物学「生物学の潮流を探ろう」講演者 理学部生物科学科4年 けみとれ @chemicl_t 概要 高校で生物学を学習した人も、学習しなかった人も、大学に入ると教養の授業で「生物学」に触れる。 そして多くの人々はこんなことを言う:「生物って暗記科目ジャン?」「虫とか扱うんでしょ? ムリムリ」などなど。しかし、こうした価値観は多くの場合、高等学校の生物カリキュラムに対する先入観を引きずった結果によるものだ。 大学以降、というよりも現代の生物学の主流は全く違ったところにある。それは化学・物理学・数学が組 み合わされた、巨大な流れである。つまり現代の生物学は高度に学際化していると言っても良い。 特に生物学上の重大なブレイクスルーは、化学者や物理学者の参入によって成し遂げられたものが多い、 というよりもほぼ全てがそうである。そういう意味で生物学は生まれながらにして学際的であるとも言える。 そこで本講演では、現代的な生物学の潮流についてその概要を述べることで、文字通り潮流を「探る」ことを企図する。特に、分子生物学とそこから生まれた多様な分野—分子遺伝学・システム生物学・数理生物学・定量生物学—について重点的に述べる。時間が許せば、それらの分野の数物的な背景にも触れてみたい。 また、高校生物学で主とされる系統分類学的な話は基本的には行わない。背景知識としては、大学入試レベルの微積分ができれば良い。 |