お客様と住む世界は違っても、読んでいる本を真似することはできる。可能な限り同じ経験をして、同じ目線で対話ができるよう感性を磨いていきたいと思っています。高級不動産というフィールドを通して、お客様の「どうしよう」を「そうしよう」にしていくためのお手伝いこそが仲介営業のスキルです。                             

「高級車に乗ってみたいです」と面接で言う人がいますが、「どの車種ですか？」と聞いたときに返答に窮するケースがあります。そういった浅い掘り下げ方では、顧客と深い話ができません。本当にいい車に乗りたいなら、内容を深掘りするはず。感性の幅を持ちながらも、1つの物事にのめり込める凝り性であることも大切です。

私が理想としているのは、例えばこんな人です。好意を寄せている異性とご飯を食べに行く際、ポータルサイトで店を探すのではなく、通のみぞ知る隠れ家を探す。2軒目の選択肢として、バーやカラオケなどの場所も把握しておく。そんな一連のコースを組んで相手を自然にもてなせる人なら、顧客の心もきっと掴めると思います。