Eve.Familia, Inc.

初めまして！Eve.Familia, Inc.の代表を努めております秋山です。 東京都大田区の町工場、物づくりの空気が溢れる街で生まれ育ち、きっかけがなんだったのかはもう忘れてしまいましたが、いつしかITを学ぶようになりました。 高校時代、自分のパソコンもそれを買うお金も持っていなかった私は、近所に捨ててあった一体型の32bitコンピューターを拾ってきて勉強を始めました。 今でこそずいぶんと綺麗な街になりましたが、昔はそういう電化製品や”原チャリ”が捨ててあるような場所がいくつもありました。 無料のスターターセットを手にした私は、休みの日に隣町の大きな本屋まで出かけて行っては中身を暗記して、夕方頃家に帰ったらコンピューターに向かうといった生活を続けていました。 誰かが捨てたゴミが、誰かにとっては人生の転機になるような特別なものだったなんていう話が本当にあったのです。

今も昔も、私の仕事はコンピューターに侵入する事、もしくはシステムを騙して組織に実害を与える方法を考える事でした。たまに趣味で絵を描いて、行きつけのファミリーレストランで面白いアイディアを考える。 これまではそのアイディアにいつもひとりで挑戦してきました。しかしひとりで出来る事には限界があります。私は何度も打ちのめされて、ようやく学びました。 尊敬すべき先人たちと同じように、私の出した答えは簡単でした。大きなことを成し遂げるためには信頼のおける仲間を集めれば良いのです。組織を作り持続的な収益を確保し、その上でそれぞれのユニークなアイディアを試してみる。 私がこの会社を立ち上げた理由は、私や彼らの独創的なアイディアの実現をサポートし、”可能性”をつなぎたいと考えたからです。 この世界は無限の可能性に満ちています。私やあなた、人々が持つ可能性を世界と繋ぐことで、この世界をより良くすることが出来る。私はそう考えています。

私たちは生まれたてのスタートアップで、エナジードリンクよりもコーヒーを、コーヒーよりも紅茶を好む変人が、荒唐無稽でふざけたアイディアを持った愉快な仲間たちと偶然出会い、手を組んだことで始まりました。世界を変えられると本気で信じていて、とても正気とは思えない変人たちが会社を立ち上げるなんていうのは昔からよくある話です。 もしかすると、比較的安定した事業を入念に展開しバックアップを固めようとする私たちの戦略はコミュニティにはあまり受け入れられないかもしれません。にもかかわらず私たちはサイバー・セキュリティとWebという分野で、現実的かつ真面目な事業を展開すると決めました。 一度きりの人生、妙ちきりんなプロダクトを作って大赤字を垂れ流すのも一興という気もしますが、企業となった以上は持続的に利益を上げていかなければなりません。そのため私たちはまず安定したビジネスを確保し、自分たちのアイディアを好き勝手に試すための強力な後ろ盾を作り上げる事にしたのです。

RyuyaAkiyama