沖縄県議会事務局は22日、沖縄・自民会派に所属する座波一県議(島尻・南城市区)が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。座波氏と自民の県議団は18~21日に宮古、八重山地域を視察しており、県は同行した17人を濃厚接触者と判断。検体を採取した。宮古、石垣島は10月に入り感染が急拡大しており、県は感染注意報を発令。会食は短時間で5人未満の少人数にするよう呼び掛けていたが、自民県議団は宮古島で約25人の大規模な懇親会を実施。一部は2次会に行くなど飲食が長時間に及んでいた。
県議で感染が確認されたのは初めて。県議17人は、23日にPCR検査の結果が判明する見通し。
県は22日、対策本部会議を開き、県議が視察した場所や面談者らへ注意を呼び掛ける方針を確認した。玉城デニー知事は記者会見し「県民の負託を受けて調査活動を行う県議が感染したことに非常に衝撃を受けている」と述べた。県民に改めて手洗い、うがいの徹底など感染防止対策を求めた。
議会事務局によると、座波氏は帰宅した21日夕に37・5度の発熱を確認。22日朝も熱が続いたため病院でPCR検査を受け、陽性が判明した。
視察は、離島の課題や産業の実態把握が目的。与那国島で外間守吉町長らと面談したほか、石垣海上保安部や石垣、宮古の自衛隊施設で意見交換した。夜は飲食を伴う懇親会を開催。出席者によると、20日の宮古島市での会食に25人程度が参加し、2次会に参加した県議もいたという。
自民党県連は座波氏の感染に「残念な結果と言わざるを得ない。マスク着用など感染防止対策を徹底するよう取り組む」とコメントした。
座波氏の登庁は16日が最後で、事務局によると自民以外の議員や職員は濃厚接触者に該当しない。陽性判明後、自民会派室やエレベーターなどを消毒した。
座波氏が委員長を務める決算特別委員会は22日、座波氏を含む7人が欠席。自民は23日の総括質疑で、那覇軍港の浦添移設問題などで考えを聞くため知事の出席を要求していたが、取りやめとなった。


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