会見で尾身座長は「クラスターを介して拡大することから、その連鎖を抑えることが必要だ」と指摘、各自治体へのヒアリングなどを通して、感染リスクが高まる状況について、5月に公表した「7つの場面」を「5つの場面」に整理したとした。また、飲酒を伴う会食におけるクラスターが多く発生しているとして、飲食時の注意を呼びかけ、国に対しても「新聞を読まない、テレビを観ない人もいるので、広範に、わかりやすく伝わるよう、メッセージを発信していただきたい」と訴えた。
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■「感染リスクが高まる5つの場面」
2.「大人数や長時間に及ぶ飲食」…接待を伴う会食、深夜のはしご酒は、短時間の食事に比べてリスクが高まる。5人以上の会食では、大声になり、飛沫が飛びやすくなる。
3.「マスクなしでの会話」…昼カラオケ、車やバスの移動などにおいて、マスクなし・近距離で会話することで、飛沫が飛ぶ。
4.「狭い空間での共同生活」…長時間にわたり閉鎖空間になるため。寮やトイレなどの共用部分などでの感染が疑われる例が報告されている。
5.「居場所の切り替わり」…仕事中はしっかり対策をしていても、休憩時間に入ると気が緩み、休憩室、禁煙所などへと居場所が切り替わることでリスクが高まる。