沖縄県は23日、新型コロナウイルスに感染した1人が死亡したと発表した。累計58人になった。また、新たに46人の新型コロナウイルスの感染を確認した。46人には、自民党会派の県議10人が含まれている。1日当たりの新規感染者が2桁になるのは28日連続。累計感染者数は3094人となった。 在日米軍関係の感染報告はなかった。累計感染者数は413人。
22日発表の直近1週間(15~21日)の人口10万人当たりの新規感染者は14・37人で、20日連続の全国最多。2番目以降は東京都8・60人、青森県8・20人、神奈川県4・56人、大阪府4・44人と続く。
県内の累計感染者数は21日までに3千人超で、石垣市の「かりゆし病院」ではクラスター(感染者集団)が発生し、これまでに計37人が感染。厚生労働省のクラスター対策班が八重山・宮古両地域に入り、感染防止対策などに当たっている。
22日には、新規感染38人の居住地が15自治体に広がった。県の糸数公保健衛生統括監は「発生が広範囲に広がっている」と懸念を示した。同日は、宮古、八重山地域を18~21日に視察した自民県議団のうち1名の感染が確認された。県議17人が濃厚接触者としてPCR検査を受けており、23日に新たに県議9人の感染が判明した。自民県議団は、宮古島で約25人が参加する懇親会を開き、一部は2次会にも行き、飲食が長時間に及んでいた。
県は軽症者向けの宿泊療養施設として名護市内のホテル30室を確保し、運用を開始。県内での宿泊療養施設はの部屋数は計370室になった。