今回は、ジョニーウォーカーの限定ボトル、ブラックラベル12年 スペイサイドオリジンを飲んでみます。
もはや多くを語らなくてもいいほど有名なジョニーウォーカーのブラックラベル(ジョニ黒)ですが、そのブレンドを構成するモルトウイスキーを、スコットランドの地域ごとに分けて改めてブレンドを行うオリジンシリーズがリリースされることとなりました。
その第一弾が、今年4月下旬にリリースされた「スペイサイドオリジン」です。
キーモルトとなるのは、カーデュとグレンダランで、どちらもオリジナルのブラックラベル同様に12年以上熟成させた原酒を使用しています。
なお今後、ハイランド、ローランド、アイラ・アイランズの3種類も今後リリースされる予定です。
一方で、海外向けとしては先行で他のボトルもリリースされています。
液色は少々濃いめの琥珀色です。
味わいは、ほろ苦さがあるものの、アルコールからの辛みは少なく、後から甘みが広がります。
レギュラーよりも飲み口がやさしく感じられます。
味わいは、渋みが少々強まるものの、酸味は柔らかく、甘みが後からやってきます。
味わいは、苦みが先行するものの、その後に酸味、後味に軽く甘みを得られます。
また12年熟成であることで、アルコールによる若さは抑えられていて、ストレートでも比較的飲みやすいのも印象的でした。
700mL、アルコール度数42度、価格は3000円ほど。
スコッチウイスキーも値上がりが目立つ状況で、12年物のブレンデッドモルトとしては比較的お値打ち品かと思います。
産地を限定したブレンデッドモルト第一弾
その第一弾が、今年4月下旬にリリースされた「スペイサイドオリジン」です。
キーモルトとなるのは、カーデュとグレンダランで、どちらもオリジナルのブラックラベル同様に12年以上熟成させた原酒を使用しています。
なお今後、ハイランド、ローランド、アイラ・アイランズの3種類も今後リリースされる予定です。
一方で、海外向けとしては先行で他のボトルもリリースされています。
スペイサイドの様々な側面を楽しめる
グラスからの香り、液色
グラスからは、カラメル、レーズン、リンゴの香りがやってきます。液色は少々濃いめの琥珀色です。
ストレート
先に紅茶の香ばしい香りが先行し、後からカラメル、リンゴ、ハチミツ、レーズンと、とても甘い香りが支配します。後々になって、カカオの香りが残ります。味わいは、ほろ苦さがあるものの、アルコールからの辛みは少なく、後から甘みが広がります。
レギュラーよりも飲み口がやさしく感じられます。
ロック
先にオレンジのさわやかな香りが揮発し、リンゴやレーズンがそれに続きます。カラメルやハチミツといった甘い香りは抑え気味になります。味わいは、渋みが少々強まるものの、酸味は柔らかく、甘みが後からやってきます。
ハイボール
シェリー樽原酒ならではのレーズンの香りが一気に広がります。その後はレモン、ハチミツ、リンゴへと続きます。味わいは、苦みが先行するものの、その後に酸味、後味に軽く甘みを得られます。
まとめ
豊かなフルーツの香り、紅茶やハチミツ、カカオの香ばしさ、そしてシェリー樽原酒のブランデーを想起させるほどのブドウの香りが複合していて、スペイサイドモルトの集大成といっても過言ではないブレンドになっています。また12年熟成であることで、アルコールによる若さは抑えられていて、ストレートでも比較的飲みやすいのも印象的でした。
700mL、アルコール度数42度、価格は3000円ほど。
スコッチウイスキーも値上がりが目立つ状況で、12年物のブレンデッドモルトとしては比較的お値打ち品かと思います。
<個人的評価>
- 香り B: スペイサイドモルトそれぞれの特徴が集約。紅茶、ハチミツ、リンゴ、ブドウが特徴的。
- 味わい B: ほろ苦さが先行し、その後は酸味が広がる。後味に甘み。
- 総評 A: 12年物のブレンデッドモルトとしては完成度が高くお買い得。