イタリアで緑色の子犬が誕生 名前は「ピスタチオ」に
今年はさまざまなことが予見できない年だ。イタリアで農場を経営しているクリスティアン・マロッチさんも、飼い犬のスペラッキアが緑色の子犬を産むとは予想もしていなかった。
この子犬はすぐに「ピスタチオ」と名付けられた。
イタリアの西方、サルデーニャ島で生まれた5匹のうち、ピスタチオ以外の4匹はスペラッキアと同じ白い毛が生えている。
緑色の毛皮の子犬が産まれるのは非常にまれだ。子宮の中でビリベルジンという緑色の色素に触れることが原因だとみられている。
しかし悲しいことに、ピスタチオの緑色は早くも退色し始めており、これからどんどん白くなっていくという。
マロッチさんは、ピスタチオ以外の4匹の子犬は里子に出す予定。ピスタチオは今後、マロッチさんの農場でヒツジの世話をすることになる。
マロッチさんによると、緑は希望と幸運の色だという。2020年の残り数カ月、大勢の人にもう少しだけ必要なものだ。