馬研総合戦略機構

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馬研戦略コラム

【実録最前線】Sundayドキュメント!(菊花賞週)NEW
2020.10.24

【重要】
今週のSundayドキュメントは次週の天皇賞(秋)に関する内容を記載しているが、内容的に少々過激な描写も含まれていることもあり、上層部の判断次第では即日削除される可能性も。早めに確認することを推奨させていただく。

こんばんわ。
馬研総合戦略室・室長の千葉でございます。

冒頭から普段にはない書き出しとなったが、私の頭の中にある構想段階で「内容的にNGかも」という描写になってしまう部分が登場してしまうからだ。

まぁそんな社内規定を満たしていない内容は書かなければ良いだけの話だが、次週に迫る天皇賞(秋)を前に「機構会員の皆さんに今年の状況を最も分かりやすく伝える上で必要」と私の独断で記載させてもらう。

もちろん、あまり期待されても困ってはしまうが「かなり突っ込んだ内容」まで触れているので、まずは目を通した上で頭の中に叩き込んでおいて欲しい。

それでは本日のテーマを発表しておこう。

【第162回・天皇賞(秋)に仕込まれた仕掛け】

である。

次週のレースではあるが、ある意味で『天皇賞スペシャル』とも言える内容になる。以前にもブログで触れたが「●●スペシャル」として触れられるレースは…もはや言うまでもないだろう。

さて、その天皇賞(秋)。

今週火曜日の「千金目録」でも『重大発表』として大々的に発表された。

「天皇賞に隠された公正競馬の本当の意義」
「勝ってもいいけど勝たなくてもいい」
「正直…走らせたくない」
「上位人気確実、一頭を取り巻くスキャンダル」

目を引くような刺激的なセンテンスが綴られている。

今週は菊花賞が行われるにも関わらず1週前に天皇賞(秋)の話を展開する。まさに異例の状況であることは、冒頭の雰囲気からも察してもらえるだろうが、具体的に何が仕込まれて、どのような結末が生み出されようとしているのか?

「天皇賞(秋)に仕込まれた仕掛け」

例年にはない異例の状況ではあるが、先週のブログで私は【歴史は繰り返す】と盛んに言ってきた。

例年にはないが、歴史は繰り返す…一見すると矛盾しているようにも見えるが、そこに今年の「天皇賞(秋)の異様さ」を感じていただきたい。

今から遡ること30年。

1990年天皇賞(秋)において単勝2.0倍と圧倒的1番人気に支持されたのは、既にアイドル的存在と化していたオグリキャップだった。

その前年の天皇賞(秋)でも単勝1.9倍に支持されながら若き天才・武豊が騎乗するスーパークリークに差され2着と涙を飲んだオグリキャップとその陣営は「絶対に落とせない」という状況でレースに挑んでいた。

しかしながら宝塚記念2着から休み明けで臨んだ一戦は直線で見せ場すらなく6着惨敗。続くジャパンCでの11着で「オグリキャップも終わった」と言われたが、それが有馬記念における「奇跡のラストラン」に繋がる。

話は少しそれたが、その1990年。オグリキャップが6着に沈んだ一方で、当時のレコードタイムで優勝したのは岡部幸雄を背にした単勝3番人気ヤエノムテキだった。2着に横山典弘が騎乗した5番人気メジロアルダンが入線し枠連3520円という結末だった。

その天皇賞から30年目を迎える今年。

日本の競馬産業の発展は天皇賞の歴史と共に歩んで来たと言っても過言ではない。

バブル経済崩壊後にも関わらず、右肩上がりで成長を遂げた競馬産業。馬券売上は平成元年の2兆5000億円から平成9年には4兆円まで膨れ上がり週末になればあちこちの居酒屋で競馬談義も聞こえてきたほどだ。

それと同時にサンデーサイレンス時代の到来を迎え、それは社台グループの根幹を大転換させると共に、競馬そのものを一気に変えてしまう時代だった。

そんな時代の中で「レースの格」という部分で伝統と格式を失うことなく保たれてきたレースが『天皇賞(秋)』というレースである。

ここで改めて、そもそも天皇賞とはなんなのか?

少し長くなるが過去30年の天皇賞(秋)勝ち馬を列記する。

1990年:ヤエノムテキ(3人気)
1991年:プレクラスニー(3人気)※メジロマックイーン降着による繰上り優勝
1992年:レッツゴーターキン(11人気)
1993年:ヤマニンゼファー(3人気)
1994年:ネーハイシーザー(5人気)
1995年:サクラチトセオー(3人気)
1996年:バブルガムフェロー(2人気)※サンデーサイレンス産駒初の優勝
1997年:エアグルーヴ(2人気)※JRA年間最高売上高4兆円突破
1998年:オフサイドトラップ(6人気)※サイレンスズカ競走中止予後不良
1999年:スペシャルウィーク(4人気)
2000年:テイエムオペラオー(1人気)
2001年:アグネスデジタル(4人気)
2002年:シンボリクリスエス(3人気)※中山開催
2003年:シンボリクリスエス(1人気)※2連覇
2004年:ゼンノロブロイ(1人気)
2005年:ヘヴンリーロマンス(14人気)※天覧レース
2006年:ダイワメジャー(4人気)
2007年:メイショウサムソン(1人気)
2008年:ウオッカ(1人気)
2009年:カンパニー(5人気)
2010年:ブエナビスタ(1人気)
2011年:トーセンジョーダン(7人気)
2012年:エイシンフラッシュ(5人気)
2013年:ジャスタウェイ(5人気)
2014年:スピルバーグ(5人気)※ディープインパクト産駒初の優勝
2015年:ラブリーデイ(1人気)
2016年:モーリス(1人気)
2017年:キタサンブラック(1人気)
2018年:レイデオロ(2人気)
2019年:アーモンドアイ(1人気)

メイショウ・サクラ・ダイワ・トーセン・エイシン・シンボリ・ゼンノ・テイエム・エア・ヤマニン・キタサン・アグネスらお馴染みの冠名を持つ個人馬主を筆頭に、他にもヘヴンリーロマンスのノースヒルズ、カンパニーの近藤英子氏、スピルバーグの山本英俊氏、ウオッカの谷水雄三氏、ラブリーデイの金子真人氏。

個人の大物と言われる馬主がズラリと並ぶように、個人馬主としての栄誉は3歳クラシックを除けば古馬では「天皇賞」ということが理解出来よう。

一方で社台グループのノーザンF系一口クラブである「サンデーR」からはブエナビスタ、「キャロットF」からレイデオロ、「シルクR」からアーモンドアイ。ノーザンF吉田勝己代表の妻でもある「吉田和美氏名義」でモーリス。

また社台F系一口クラブからは「社台RH」のバブルガムフェローらが勝ち馬に名を連ねるが、その上で、1つ不思議とも言える現象に気がついた方はいるだろうか?

上記勝ち馬の中に

・ディープインパクト
・ステイゴールド
・キングカメハメハ
・ハーツクライ
・オルフェーヴル
・ロードカナロア

これらの名前は見当たらない。もちろん早期に引退したキングカメハメハや距離適性のないロードカナロアが天皇賞に出走するはずもない。

ディープインパクトやオルフェーヴルは凱旋門賞を目標にしていたので、これも出走するのは無理な話。ハーツクライは2005年に出走したものの6着まで。ステイゴールドは1998年から4年連続で出走したが最高で2着までという成績だった。

しかし、ここで上げた馬は日本競馬を支えてきた種牡馬たち。

以上から理解できる事実とは…『天皇賞(秋)の勝利馬は種牡馬として大成しない』ということ。

競馬ファンのイメージ的には「東京芝2000m」というカテゴリはスピードとスタミナ両面で優れた馬じゃなければ勝てないと思っているかもしれない。

日本国内最強馬を決める一戦と言われてきた天皇賞(秋)の勝利馬が決して生産面で大きく寄与しているとは言えない事実である。

それでもスペシャルウィークやシンボリクリスエス、ダイワメジャーに近年ではジャスタウェイやモーリスらが健闘してはいるが…上記で名前を上げた馬との産駒成績の乖離は大きい。

このような話をされると、ふつふつと疑問が浮かび上がるのではないだろうか?

「優勝馬は作られた馬なのか?」

「持ち回りの順番制度でもあるのか?」

「●●長レースということはないよな?」

持ち回りの順番制度…
●●長レース…

これに対する答えを私はブログ上で触れることは出来ないが、そう思われても仕方のないレース…それが今年の天皇賞(秋)で何が巻き起ころうとしているのか?

以上を読んだ上で再び、この言葉を思い出して欲しい。

「天皇賞に隠された公正競馬の本当の意義」
「勝ってもいいけど勝たなくてもいい」
「正直…走らせたくない」
「上位人気確実、一頭を取り巻くスキャンダル」

日本の競馬は公正競馬に厳格である。その象徴たるGIレースに不公正な事象が入り込む余地はない。

ただし、ここで語った内容、意味を理解した上で天皇賞(秋)を観戦するのと、ただのファンとしての目線で観戦するのとでは、その後、機構会員の皆さんにもたらされる「利益」に明らかな「差」が生まれてしまうものだ。

もちろん「知らなくていい真実、言う必要のない真実」は確かに存在するが、今後、馬券で大きく勝ちたいと考えているのであれば、競馬そのもののカラクリを次週の天皇賞(秋)を参考に勉強して欲しいと考えている。

なお1週前の段階なので本日はこの辺りまでにさせていただくが、次週の「Sundayドキュメント」において私が、どこまで内容に迫るのか。楽しみにお待ちいただきたい。

最後に、明日は3歳クラシック最終戦「菊花賞」が行われる。

今年の菊花賞はゼロパスも利用できる談合ネタから「馬主諜報部」「トレセン諜報部」が独自の情報網を生かした提供となっている。

詳細は【公式】馬研戦略マガジンに目を通してもらうとして、この菊花賞も生かした上で次週の天皇賞(秋)に向けた資金作りに活かしてもらいたい。

馬研総合戦略室
室長・千葉修治