10月17日のゲストは、お笑いコンビ・ずんの飯尾和樹さん。21歳の時に飛び込みで現在の所属事務所に入ったという飯尾さんは、今年で芸歴29年。アラフィフにして大ブレイクを果たすと、今やバラエティ番組に引っ張りだこに。さらに話題のドラマにも多数出演するほか、テレビC Mでも活躍しています。43歳の時に結婚した奥様との結婚生活や、ぬくぬくと甘えて育った幼少期、そしてユニークな母との面白エピソードなどを話してくれました。

母はブルマー姿で夕食作り！？王子様気分で過ごした幼少期

バラエティ番組のみならず人気ドラマにも出演。さらには、テレビCM契約数が４本という人気を誇る飯尾さん。「忙しそうですね」と、サワコに言われると「いやいや、そんな」と謙遜するも「ドラマはすごく融通利かせてくれて。（撮影を）週１回とかに」と、周囲の協力を得ながら仕事に挑む多忙な日々について話しました。
しかし、飯尾さん曰く、20代の頃は床擦れが出来るほど寝ていたそうで「熊だけじゃないんだな、冬眠するの。夏も寝られるんだと思いましたよ」と、ブレーク前を回想。「キャイ〜ンとか、先に売れたヤツにね、美味しい物たくさん食べさせてもらって」と、同期のキャイ〜ンさんとのエピソードを語ると、「何かやらしてください！」と飛び込みで電話をして現在所属する事務所に入ったことを明かしました。

そんな飯尾さんは、公務員の両親のもと、３人きょうだいの長男として誕生。家事・仕事の傍らママさんバレーに励んでいた母は、飯尾さんが帰宅するとブルマー姿で料理をしていることがあったそうで、「ご飯をパパッと出して、すぐ（バレーに）行きたいんです。だから、練習にいくと"今日カレーだった？"とかすぐわかるみたいですね」と、ユニホームに染みついた匂いからメニューが推測されていたというエピソードを話しました。
また、長男な上に初孫でもあった飯尾さんは、"チヤホヤ"どころか"王子様"のようにもてはやされていたそうで、「髪切っただけでハンサムって言われますし、ご飯おかわりしただけで"こいつは凄い！"とか"やる男"だとか（笑）２〜３分の距離を転ばないで帰ってきたらもうヒーローインタビューですよ。"凄いね！転ばなかったね！"って」とその甘い日々を振り返ると、そこから一転、調子に乗りきっていた飯尾少年に父親から熱いお灸が据えられた強烈な１日の出来事をサワコに語りました。

大御所からの助言を糧に！タモリさんから賜った忘れられない一言

飯尾さんがお笑いの道へ進む決意を家族に告白したのは高校時代。「家族５人で鍋を食べてたんですよ。ゲラゲラ笑いながら凄く盛り上がってたんです」と、その時の状況を説明すると、この雰囲気で言うしかないと思った飯尾さんは「進学やめようと思って。お笑い芸人になろうと思っている」と宣言。鍋の熱気と笑いに沸き、湯気に包まれた部屋の中から返ってきたのは母親の発した深〜い"和樹..."の一言でした。「何言ってんの、無理に決まってんでしょ！が、全部この"和樹..."に入ってるんですよ」と、"和樹"という呼びかけに込められた母親の真意を解説。一方で、「いいんじゃないか」と受け入れの姿勢を見せてくれた父に対し、"何言ってんの！"を込めて母が発した深〜い"パパ..."を実演してサワコを笑わせました。

その後、お笑いコンビ・ずん結成の経緯を説明し、「地味だとか色々...」と売れなかった頃を振り返った飯尾さん。事務所の先輩の関根勤さんをはじめ、明石家さんまさんなどの大先輩から頂いた助言を糧に歩んできたと話し、32歳の時に出演した「いいとも！」での秘話を披露。さらに「"時代は追わない方がいい"ってタモリさんから聞きましたね。自分の好きなことを面白いと思うことをやってればいい。もしかしたら時代が合うかもしれないから。それ待ちだ」と、タモリさんから賜った今も大切にする金言を明かしました。
プライベートでは、43歳の時に番組の企画で、11年間付き合いながらも一度フラれてしまった彼女にプロポーズ。現在、結婚生活は８年になるそう。「行ってきますと言ったら"行け"って言われますね。ただいまと言ったら"上がれ"って。疲れたなと言ったら"寝ろ"って。警察犬の訓練ってよく...（笑）ハウス！横になれ！ゲラゲラ笑いながら言ってますよ」と仲睦まじい様子を明かしました。

「サワコの朝」はインタビューの達人・阿川佐和子が土曜の朝に素敵なゲストを迎えて送るトーク番組。次回10月24日（土）は、原田知世さんが映画デビュー作「時をかける少女」にまつわる驚きの制作秘話や、女優とともに大切にしている歌手活動への思いなどを語ってくれます。
MBS/TBS系で毎週土曜あさ7時30分から放送中。ゲストの心に残る音楽と秘蔵トークをお楽しみに！

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