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OPPO Reno3 AとXiaomi Poco F2 Pro 5Gをコスパ観点で徹底比較

OPPO Reno3 A_eye

この記事では共にミドルエンド機種帯に位置するOPPO Reno3 Aと、Xiaomi Poco F2 Pro 5Gについて、どちらがコスパ観点で総合的に優れているか徹底比較していきます。

OPPO Reno3 Aは2020/6に発売されたAndroidスマホで、高いカメラ性能と防水・防塵機能やおサイフケータイ対応などでコスパの良さから発売前から話題となっているAndroidスマホです。

OPPO Reno3 Aは、国内のAndroid人気スマホとなったOPPO Reno Aの後継機種にあたり、SIMフリー版も発売されています。

一方のXiaomiから発売されたPoco F2 Pro 5Gは、国内ではグローバル版として発売されている機種で、コスパの良さで人気の高いXiaomiのAndroidスマホです。

またXiaomi Poco F2 Pro 5Gは、発売時点では最上位クラスのSnapdragon 865が搭載されており、5万円を切るコスパが魅力の機種となっています。

どちらの機種も、同価格帯の中ではトップクラスのコスパとなっており、非常に人気が高いAndroidスマホです。

本記事を参考に自分に合う機種を選択してみてください。

OPPO Reno3 AとXiaomi Poco F2 Pro 5Gのパフォーマンス比較

早速、両者のパフォーマンス比較を始めます。OPPO Reno3 Aは約4万円弱、Xiaomi Poco F2 Pro 5Gは4万円台後半と、若干の価格差がある2機種の比較となります。

またXiaomi Poco F2 Pro 5GはRAMメモリとストレージ容量が2パターンありますので、合わせて記載しています。
※以降の記載では6GB/128GB版として比較します。

項目OPPO Reno3 AXiaomi Poco F2 Pro 5G
OSColorOS 7.1(Android 10ベース)Android10
カラーブラック、ホワイトネオンブルー、ファントムホワイト
エレクトリックパープル、サイバーグレー
価格約37000円約48000円
ディスプレイ6.44インチ フルHD+有機EL
(2400x1080ピクセル)
6.67インチ フルHD+有機EL
(2400x1080ピクセル)
リフレッシュレート60Hz
プロセッサーQualcomm® Snapdragon 665(オクタコア)Qualcomm® Snapdragon 865(オクタコア)
RAM6GB6GB
8GB
アウトカメラメイン:4800万画素
超広角:800万画素
モノクロ:200万画素
ポートレート:200万画素
メイン:6400万画素
超広角:1300万画素
マクロ:500万画素
被写界深度測定用:200万画素
インカメラ1600万画素2000万画素
ストレージ128GB128GB
256GB
サウンドハイレゾ対応ハイレゾ対応
SIMカードスロットnanoSIMnanoSIM
デュアルSIMあり(DSDV)あり(DSDV)
SDカードスロットmicroSDスロット(最大256GB)非対応
認証指紋認証、顔認証指紋認証、顔認証
バッテリー4025mAh4700mAh
コネクターUSB-C™ USBUSB-C™ USB
重さ175g219g
幅 高さ 厚み74.1mm 160.9mm 8.2mm75.4mm 163.3mm 8.9mm
ヘッドホンジャックありあり
通信機能 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/acWi-Fi 802.11a/b/g/n/ac/ax
BluetoothBluetooth 5.0Bluetooth 5.1
ネットワーク4G5G(sub6)
防水IPX8非対応
防塵IP6X非対応
おサイフケータイ対応非対応
FeliCa⁷対応非対応
NFC対応対応
ワイヤレス充電非対応非対応
急速充電対応対応

OPPO Reno3 AとXiaomi Poco F2 Pro 5Gのスペックの違い

OS Android10対応

android_os
OPPO Reno3 AXiaomi Poco F2 Pro 5G
Android10Android10

OPPO Reno3 A、Xiaomi Poco F2 Pro 5Gともに発売当時で最新のOSとなるAndroid10が搭載されています。

いずれも2020/9にリリースされたAndroid11対応について正式に発表はされていません。

ただXiaomi Poco F2 Pro 5Gに関しては、既にXiaomiのMIUI 12(Android 11)がグローバルでリリースされていることもあり、比較的早い時期のアップデートが期待されます。
※アップデートを保証するものではありません。

またOPPO Reno3 Aに搭載されているColorOSについてAndroidをベースに作られていますが、カスタマイズされておりUIがiPhoneに近い形になっています。

そのためAndroidに慣れている方やランチャーをカスタマイズする方は多少使いづらさはあるかもしれません。

逆にiPhoneを使っていた方は違和感なく入っていけると思われます。

AndroidOSは既にある程度完成されており、最新OSにアップデートできないことで、大きく不自由となる点はありません。

ディスプレイ性能 OPPO Reno3 Aは有機ELディスプレイ搭載

OPPO Reno3 A_display
OPPO Reno3 AXiaomi Poco F2 Pro 5G
6.44インチ フルHD+有機EL
(2340x1080ピクセル)
6.67インチ フルHD+有機EL
(2400x1080ピクセル)
リフレッシュレート:-リフレッシュレート:60Hz

ディスプレイサイズはOPPO Reno3 Aは6.44インチ、Xiaomi Poco F2 Pro 5Gは6.67インチでほぼ変わらず共に大型に分類されるディスプレイサイズです。

液晶部分に関しては、OPPO Reno3 A、Xiaomi Poco F2 Pro 5GともにフルHD+対応かつ有機ELが搭載されており、ディスプレイ面での性能は高いです。

また画面占有率もともに優秀で、OPPO Reno3 Aは約89%、Xiaomi Poco F2 Pro 5Gは約92.7%と他のAndroidスマホに比べると高い比率となっています。

プロセッサー、RAM(性能) Poco F2 Pro 5GはSnapdragon865搭載

OPPO Reno3 AXiaomi Poco F2 Pro 5G
Qualcomm® Snapdragon 665(オクタコア)Qualcomm® Snapdragon 865(オクタコア)
6GB6GB

それぞれホームページ上の記載は異なりますが、プロセッサーの性能はOPPO Reno3 Aが10万後半程度に比べて、 Xiaomi Poco F2 Pro 5Gは約57万と、スマホ性能面では大きな差があります。
※Antutuスコア=性能を数値化したベンチマークスコア

Xiaomi Poco F2 Pro 5Gはハイエンド機種と同レベルの性能で、発売時点ではトップクラスの性能です。

そのため3Dの重たいゲームをストレス無く楽しみたい方はXiaomi Poco F2 Pro 5Gを選択しましょう。動作のカクつきなど比較すると、通常利用でも差が見えてくる性能差です。

ただRAMは共に6GB搭載されており、通常のゲーム利用やブラウザによるWeb閲覧、動画閲覧などでは、OPPO Reno3 Aもストレスなく利用できます。

カメラ性能 ともにクアッドカメラ搭載

OPPO Reno3 A_camera
OPPO Reno3 AXiaomi Poco F2 Pro 5G
メイン:4800万画素
超広角:800万画素
モノクロ:200万画素
ポートレート:200万画素

インカメラ:1600万画素
メイン:6400万画素
超広角:1300万画素
マクロ:500万画素
被写界深度測定用:200万画素

インカメラ:2000万画素

Xiaomi Poco F2 Pro 5Gはメインカメラ6400画素を含めたクアッドカメラが搭載されており、OPPO Reno3 Aよりも優れたカメラ性能です。

一方のOPPO Reno3 Aもメイン4800万画素によるクアッドカメラ搭載と非常に性能が高く、カメラ性能を重視する方は今回紹介する2機種は非常におススメできる機種です。

一方でインカメラの性能はOPPO Reno3 Aは1600万画素、Xiaomi Poco F2 Pro 5Gは2000万画素が搭載されており、スペック上は共に優秀なカメラ性能となっています。

デュアルSIM仕様

OPPO Reno3 AXiaomi Poco F2 Pro 5G
DSDV対応DSDV対応

OPPO Reno3 AとXiaomi Poco F2 Pro 5GはDSDV形式に対応しているため、4G回線にてSIMカードの2枚利用が可能になっています。詳しく知りたい方は以下記事を参考にしてみてください。

DSDV徹底解説 DSDSとDSDVの違いとは?

内部ストレージ・SDカードスロット対応

ストレージ
OPPO Reno3 AXiaomi Poco F2 Pro 5G
128GB内部ストレージ128GB内部ストレージ
microSDスロット(最大256GB)非対応

OPPO Reno3 A、Xiaomi Poco F2 Pro 5Gともに内部ストレージ128GB搭載です。

外部ストレージはOPPO Reno3 Aは256GBまで対応、Xiaomi Poco F2 Pro 5Gは外部ストレージには非対応となっています。

最近では取った写真データをクラウド保存する等、外部ストレージ非対応でも困るケースは減ってきており、以前ほど大きく気にするポイントでは無くなっています。

ただ共にカメラ性能が高いこともあり、128GBと大容量ではあるものの使い切ってしまうことも考えられるため、保管容量が気になる方は通常の外部SDカード対応できているOPPO Reno3 Aがおススメです。

認証方式

認証方式
OPPO Reno3 AXiaomi Poco F2 Pro 5G
指紋認証、顔認証指紋認証、顔認証

OPPO Reno3 A、Xiaomi Poco F2 Pro 5Gともに指紋認証+顔認証に対応できています。

昨今の顔認証技術の進歩は早く、誤検知無し・一瞬でロック解除できるレベルなので、顔認証だけでも何不自由ないですが、暗闇だったりサングラスや眼鏡有無などで効きづらい場面もあるため指紋認証もあるのは嬉しいポイントです。

各アプリ内の認証は指紋認証のみ対応しているケースも多いため、利用シーンによっては指紋認証機能があることは大きなメリットとなります。

バッテリー性能

OPPO Reno3 A_battery
OPPO Reno3 AXiaomi Poco F2 Pro 5G
4025mAh4700mAh

Xiaomi Poco F2 Pro 5Gはバッテリー容量が4700mAhと、他Androidスマホの比較しても大容量バッテリーが搭載されています。

一方のOPPO Reno3 Aは約4000mAhとAndroidスマホの中では一般的なバッテリーを積んでいます。

バッテリー持ちを気にする場合は、容量の大きいXiaomi Poco F2 Pro 5Gのほうがおススメです。

またXiaomi Poco F2 Pro 5Gは5Gネットワークに対応していますが、4G利用と比較するとバッテリーを多く消費するため、大容量バッテリー搭載は嬉しいポイントとなっています。

どちらの端末もプロセッサーを始めとして省電力性に優れており、今回の2機種においては1日中の利用に関しては問題ないバッテリー持ち性能です。

重さ、幅、高さ、厚み

OPPO Reno3 A_size
OPPO Reno3 AXiaomi Poco F2 Pro 5G
重さ:175g重さ:219g
幅・高さ・厚み
74.1mm 160.9mm 8.2mm
幅・高さ・厚み
75.4mm 163.3mm 8.9mm

ディスプレイサイズに大きな違いはないものの、OPPO Reno3 AとXiaomi Poco F2 Pro 5Gの重さは約40gの差があり、重さの面では大きな違いがあります。

OPPO Reno3 Aは前のOPPO Reno Aでも人気の高かった高いサイズ性能を踏襲しています。

Xiaomi Poco F2 Pro 5Gの重さはマイナスポイントの一つではあるものの、その分バッテリー容量の大きさにも表れているため、トレードオフとなります。

OPPO Reno3 Aは防水・防塵機能に対応

防水・防塵機能
OPPO Reno3 AXiaomi Poco F2 Pro 5G
防水:IPX8
防塵:IP6X
防水:非対応
防塵:非対応

OPPO Reno3 Aは防水・防塵機能ともに対応しています。 一方のXiaomi Poco F2 Pro 5Gは共に非対応です。

OPPO Reno3 Aの防水機能はIPX8で水面下での使用が可能という定義であり、お風呂場や台所でも利用や降雨の中で全く問題なく利用可能です。防塵性能にも優れています。

長く利用する予定のある場合は、防水・防塵対応されているほうが安心のため、OPPO Reno3 Aのほうがおススメとなります。

おサイフケータイ、Felica、NFC対応

OPPO Reno3 A_osaihu
OPPO Reno3 AXiaomi Poco F2 Pro 5G
おサイフケータイ、Felica、NFC対応NFC対応

OPPO Reno3 Aはおサイフケータイに対応できています。Xiaomi Poco F2 Pro 5GはNFC機能のみ対応です。

価格帯で考えると、おサイフケータイ対応できている機種は増えてきており、対応出来ている点はOPPO Reno3 Aのメリットの一つです。

現在、おサイフケータイ機能を使っている・利用を考えている方はOPPO Reno3 Aを含めたOPPO製の端末は非常にお勧めです。

急速充電・ワイヤレス充電対応

ワイヤレス充電
OPPO Reno3 AXiaomi Poco F2 Pro 5G
急速充電:対応
ワイヤレス充電:非対応
急速充電:対応
ワイヤレス充電:非対応

OPPO Reno3 A、Xiaomi Poco F2 Pro 5Gともにワイヤレス充電に未対応、急速充電に対応しています。

OPPO Reno3 Aは前モデルのOPPO Reno Aと比較して、急速充電対応されたのは大きなポイントです。

防水・防塵機能やおサイフケータイ対応と合わせて、非常にバランスの優れたスマホとなっています。

Wi-fi通信 Poco F2 Pro 5GはWi-fi6に対応

wi-fi6
OPPO Reno3 AXiaomi Poco F2 Pro 5G
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/acWi-Fi 802.11a/b/g/n/ac/ax

Xiaomi Poco F2 Pro 5Gは、次世代Wi-Fiと呼ばれている「Wi-Fi 6 (11ax)」に対応しています。

iPhoneでも11から対応されたWi-fi規格で、今までの802.11acと比較して、最大通信速度が9.6Gbpsで約1.4倍の速度が出ると期待されています。

対応ルーターへの切り替えも必要になるものの、特に自宅にいる時間が長い場合は、チェックしておくべきポイントの一つです。

対応バンド/band(4G)

対応バンド/band
OPPO Reno3 AB1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/38/39/40/41
Xiaomi Poco F2 Pro 5GB1/2/3/4/5/7/8/20/28/38/40/41
キャリアOPPO Reno3 AXiaomi Poco F2 Pro 5G
ドコモ(1,3,19)×
au / UQモバイル(1,18 or 26)×
ソフトバンク / ワイモバイル(1,3,8)
Rakuten Mobile(3,18 or 26)×

※カッコ書きは重要な対応band数字

Xiaomi Poco F2 Pro 5Gの最大の欠点とも言える点になりますが、日本で購入できるグローバル版の場合、重要なbandとなる18, 19に対応できていません。

ドコモ系・AU系ネットワークのプラチナバンドに対応できていないため、現状ソフトバンク or Y!Mobileなどのソフトバンク系ネットワークを利用している人が実質の対象になります。

Rakuten Mobileのサービス帯はband3ですが、auのband18をローミング用として利用している状況で、自社ネットワークもまだ発展途上のため、避けたほうが無難でしょう。

対するOPPO Reno3 Aは、日本国内においては問題なく利用可能です。

5G対応 Xiaomi Poco F2 Pro 5Gは5G(sub6)に対応

5g_image
OPPO Reno3 AXiaomi Poco F2 Pro 5G
非対応sub6対応
ミリ波非対応

Xiaomi Poco F2 Pro 5Gは5G対応のAndroidスマートフォンです。一方のOPPO Reno3 Aは5Gネットワーク非対応です。

5Gには対応周波数があり大きくsub6とミリ波と呼ばれる2種類の周波数帯に分けられますが、その中でもXiaomi Poco F2 Pro 5Gはsub6のみ対応しています。

ミリ波対応されていないことによる、国内利用での大きなデメリットはありませんが、詳しく知りたい方は以下記事も参考にしてみてください。

5Gスマホの選び方や各キャリアの5G状況も合わせて紹介しています。

上記記事にも記載していますが、5Gネットワークを利用するには5G対応のスマートフォンとキャリアでの5G加入の両方が必須となっています。

OPPO Reno3 AとXiaomi Poco F2 Pro 5G比較まとめ

OPPOとXiaomiから発売され共に人気機種となる、OPPO Reno3 AとXiaomi Poco F2 Pro 5Gの比較を行いました。以下に内容をまとめます。

  • ディスプレイ性能は共に有機ELを搭載しており大型ディスプレイ搭載
  • スマホの動作性能はXiaomi Poco F2 Pro 5Gがハイエンド機種並みの性能。OPPO Reno3 Aはスマホ性能面では低め
  • ともにクアッドカメラ搭載。Androidスマホの中でもトップクラスの性能
  • OPPO Reno3 Aは高い防水・防塵機能、おサイフケータイ対応。Xiaomi Poco F2 Pro 5Gはいずれも非対応
  • サイズ性能および軽さはOPPO Reno3 A。Xiaomi Poco F2 Pro 5Gは219gと重い
  • Xiaomi Poco F2 Pro 5GはWi-fi6規格に対応
  • Xiaomi Poco F2 Pro 5Gは5Gネットワークに対応

スマホ性能面ではXiaomi Poco F2 Pro 5GがOPPO Reno3 Aを圧倒しています。価格面で多少の違いはありますが、コスパ面ではXiaomi Poco F2 Pro 5Gのほうが優れています。

Xiaomi Poco F2 Pro 5Gは同時期に発売されているハイエンド機のGalaxy S20 Ultraと同じプロセッサーが組み込まれており、同レベルの性能かつ価格は約半額とコスパ面では同価格帯ではトップの性能です。

ただゲーム利用などは頻繁になく、通常利用かつ防水・防塵機能への対応やおサイフケータイ対応、サイズ性能などバランスのよいスマホが良い場合はOPPO Reno3 Aのほうがおススメです。

とにかくスマホ性能・カメラ性能が優れており、各機能がバランスよく揃っているAndroidスマホを安価に手に入れたい場合に、OPPO Reno3 Aは最適なスマホになっています。

Xiaomi Poco F2 Pro 5Gは、4Gネットワークの対応bandに問題がないのが、ソフトバンク系ネットワークのみという制限があるため、他ネットワークを利用している方は注意してください。

OPPO Reno3 AはY!mobileの利用や楽天モバイルを利用している方は、更にお得に購入できるため、利用キャリアも含めて検討してみましょう。SIMフリー版も発売されています。




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