後作者は豆腐メンタルなのであまり感想で罵倒されると逃走することになると思います。
もし感想を書いてもいいよって心優しいかたはその精神でお願いいたします。
「我らの忠義すべてを御身に捧げます」
「「「「「「捧げます」」」」」」
俺はそんな我が子の様子を見降ろしながら今度こそ絶対に自分の“居場所”を守り抜くことを決意した。
思えば俺の人生とはいったい何だったのだろう。
西暦22世紀の地球に“鈴木悟“として俺は生まれた。
俺の生きたリアルでの空は常に重い雲に覆われ青い空、蒼い海、碧い緑などデーターでしか見聞きできないものとなっていた。
そんな崩壊寸前な地球に生まれアーコロジーの外の貧民の両親のもとに生まれた。
両親は俺を愛してくれたしそんな両親が大好きだった。
その両親もそんな世界の犠牲となり俺を残して早くに亡くなった。
両親は俺を小学校までは卒業させてくれたので何とか職に就くことはできた。
が、その会社でも社会の歯車、悪く言えば会社のために文字通り身を捧げさせられた。
俺は世界が憎かった。だがウルベルトさんのように今の社会に真っ向から反抗する勇気もなくただ逃げる先を見つけたかった。
そんな時に仮想空間“YGGDRASIL-ユグドラシル-”にであった。
そこは圧倒的な自由度でプレイできることで有名であったためお試しでプレイをしてみた。
正直逃げれるならどこでもよかった。
しかしそこでも異人種を選んだことにより人間種からPKの的にされ仮想空間でさえも食い物にされる我が身がひどく可笑しかった。
今思えばあの時にすでに俺はおかしくなっていたのかもしれない。
でもそんな俺を救ってくれた純白の騎士と出会った。
彼はこんなくそみたいな世界でも自分の正義を貫いていた。
彼の名前はたっちみーさん間違いなく俺の人生の、いや命“心”の恩人である。
彼に連れられて出会った仲間たちは誰もが皆気がいい奴らばかりだった。
9人で始まったクラン-ナインズオールゴウン-はまさに俺の探していた“居場所”だった。
しかしだんだんその規模が増えてきてギルドを結成しようとなったとき正直俺は少し嫌だった。
まるで自分の“居場所”が変わってしまうのではないかと思ったからだ。
だから皆からギルド長に指名されたときはすごくびっくりして嬉しかったけど自分には無理だと思った。
しかし当時の結成メンバー全員からの指名により仕方なくギルド長を受けることにした。
自分の“居場所”がなくなることが何よりも恐ろしかったからだ。
自分で言うのもなんだがそんな俺の心境は誰にも気づかれる事はなかったと思う。
俺は必死にギルド長として振る舞いギルドメンバー達が離れないようにギルドでの調整役に徹した。
最盛期にはギルドメンバーは41人となりギルドランクも9位となりユグドラシルでは知らぬものはいないDQギルドとしてその名を轟かした。
そんなギルド“アインズ・ウール・ゴウン”は間違いなく俺の世界で唯一の居場所だった。
しかしあるときにギルドメンバーがユグドラシルからの引退を表明した。
はじめは一人だけだったし彼にもリアルの生活があるからだと自分を納得させて見送った。
だが時が経つにつれて引退するメンバーはどんどん増えていった。
最終的にはギルドメンバーは自分を含めて4人しか残らず残りの3人とは最後にログインしたのがいつかも思い出せないほど会っていなかった。
だからユグドラシルの最終日に皆に最後に皆で集まらないかといった内容のメールを送ってヘロヘロさんがログインしてくれたことは本当に嬉しかった。
しかしログインしてくれたのはヘロヘロさんだけだった。
引退したメンバーの中にはアカウントを削除した人もいたので全員集まらないのは当たり前だ。
俺の恩人のたっちみーさんだってその中の一人だ。
俺は最終日に“アインズ・ウール。ゴウン”のメンバー皆と終わりを迎えることで人生の区切りをつけようと考えていた。
だがその希望は打ち砕かれた。
そんな俺の唯一の“居場所”がほかのギルドメンバーにはその程度のものだったことが非常にショックだった。
世界はどこまでも俺に残酷だった。
俺に希望を与えてそのうえでそれを俺から取り上げるのだから。
こんなことなら初めから知らないほうが幸せだった。
そんなくだらない最後を迎えようとした目を閉じて少しした後違和感に気づいた。
なぜか俺の意識はいまだこの仮想世界の中にあったからだ。
いや本当にこれは仮想世界なのか。
俺の目にやけにリアルに描写されるオブジェクト。
流暢に会話をするキャラクター達。
先ほどまでどうでもいいとすら思っていたのに俺はなぜか状況を確認しようとして-純白のドレスに身を包み絶世の美女の顔に不釣り合いなヤギのような二本の白い角を頭から生やし背中から一対の黒いカラスのような羽をもつ淫魔-アルベドに命じ一部を除いた各階層守護者を6階層に集めさせていた。
そこで分かったのはなぜかわからないが自我を持つようになったNPC達と明らかに仮想空間とは違うリアルとしか思えないしかしありえない状況。
なぜなら俺はユグドラシルでのアバター“オーバーロード”での姿のままだったからだ。
階層守護者が集まる前に試したがどうやら俺はユグドラシルで使用していた魔法がそのまま使えるらしい。
しかしカーソルなどは現れず頭の中で思えば使えた。
おそらくだがスキルも使えるのだろう。
しかしこれは自分が使えるすべての魔法、スキルを覚えいる自分だからいいが、スキル名がカーソルで調べることができない今、魔法やスキル名を忘れた場合はどうなるのだろうか。
そうこうしているうちに階層守護者たちが集まり突然アルベドが各階層守護者たちに忠誠の儀をとか言いだした。
ここで場面は冒頭に戻るが、何が何やらわからないがとりあえず俺の印象を各階層守護者たちに確認したところで俺は気づいた。
ああこいつらも捨てられた仲間なんだなと。
どうしてかはわからないがここはユグドラシルが現実となったと考えられる。
道中彼ら以外のNPCとも会話をしどやらこうして自我を持つ前の記憶もあることは確認している。
となればギルドメンバー達がここ数年ログインしていないこと、自分たちの目の前に姿を現してくれないことも理解しているはずだ。
そして彼らは口には出さないがどうやらギルドメンバー達に捨てられたとは考えていないらしい。
いや、もしかした捨てられたと気づいているが認めたくないがゆえに現実逃避しているのかもしれない。
ゲームのNPCが現実逃避とはお笑い草だが。そんなNPC達は正に俺と一緒だった。
ギルドメンバー達に生み出されて、“居場所”を与えられて、そしてそんな自分たちの“居場所”から捨てられる。
世界に生み出され、求めた“居場所”をみんなで作り、そのギルドメンバー達に捨てられた、
そんな俺と一体どこに違いがあるというのだろう。そう考えると俺の友人たちの作り出したNPCではなく彼らの息子、娘であり俺が保護すべきものたちだと強く認識した。
俺は決めた、訳は分からないがこの現実がまだ続くなら今度こそこの現実が続く限り自分の手でこの“居場所”を守り抜くことを。
リアルでは反抗しなかった俺の最初で最後の世界への反抗。
俺の“居場所”を犯すものに対しては例えどんな理由があろうと、誰だろうと徹底的に排除することを。
この日自分の小さな王国を守るためだけに世界に反抗する全ての死の王がここに生まれた。
マジでどうしていいのかわかりません。
いろいろと感想欄で教えてください。
まあこんな駄文読んで感想をくれるような心優しい人はあまりいないと思いますが。