1
△:なあ、今度は他のやつらも誘おうぜ。
□:お、いいなそれ!
○:よお、何の話してんの?
△:えっ…!い、いや…何でもねぇよ。
大学の講義が始まる前、△△と□□が話をしているところに○○がやってくる。
リスタート
思いを伝える
リスタート
2
○:なんだよ、よそよそしいな。
△:べ、別に普通だろ!なぁ?
□:あ、ああ。
△△と□□は別の席に移ってしまう。
○:なんだよ…あいつら。
3
最近、△△と□□に露骨に避けられるようになった。
何か悪いことでもしたのだろうか。
しかし、○○には全く心当たりがなかった。
5
遥:いいよ…気にしてないから。
遥香は俯いてしまう。
○:…なぁ、最近どうしたんだよ。何か悩み事があるなら教えてくれよ。俺にできることがあれば何でもするからさ…!
7
遥:…大丈夫。心配してくれてありがとう。
遥香は無理矢理に笑顔を作る。
もちろん、このままでいいはずがない。
でもどうしたらいいのかわからない。
とりあえず、今は自分が耐え抜くしかない。
遥香の頭の中はぐちゃぐちゃになっていた。
8
日曜日、午前10時。
遥香は△△の家に呼び出される。
△:入れよ。
中に入った遥香は愕然とする。
室内には、10人近くの男がいた。
10
△:さぁ、今週も楽しもうぜ?遥香ちゃん♡
.
11
○:あー、暇だな。
○○は自宅ベッドでゴロゴロしていた。
今日はバイトの予定だったが、最近流行しているウイルスの影響で、バイト先の飲食店が営業自粛になってしまったのだ。
12
遥香に電話をかけてみるが、応答はない。
○:…ゲームでもするか。
○○は1人でゲームをする。
○:遥香とよくこれで遊んだなぁ…。
13
負けて悔しがる遥香。
勝って誇らしげに笑う遥香。
つい最近のはずなのに、なぜか遠い昔のことのように感じる。
いつからだろう。遥香がおかしくなったのは…。
○○は、ゲームに集中できなかった。
15
男:あ~、遥香ちゃんの喉マ○コたまんね~!
遥:ウグゥウ…!ゴボ!ングゥウウウ…!!
されるがままに頭を揺さぶられ喉奥を突かれる遥香は泣きながら嗚咽を繰り返す。
口からはダラダラと唾液が溢れだす。
17
◇:なぁ、俺の連れも呼んでいい?
今日から参加した男の1人、◇◇が△△に話しかける。
△:いいけど、部屋に収まる数にしてくれよ。
◇:わかってるって!ありがとな!
18
プルルルルル
○○は電話の音で目が覚める。
いつの間にか眠ってしまったようだ。
○:◇◇…?何の用だろ。
19
○○ど◇◇はゼミが一緒になったことがきっかけで最近喋るようになった仲で、こうして休日に連絡を取ったことはなかった。
△△と◇◇が同じサークルに所属しているのは知っていたが、まだ3人で会ったことはなかった。
20
◇:おお、○○か?今なにしてた?
○:別に何もしてないよ。ボーッとしてた。
◇:暇なら今から△△の家に来いよ!△△のことは知ってるだろ?
○:知ってるもなにも高校からの同級生だよ。
◇:えっ、そうなの?じゃあ話は早いや。すぐ△△の家に来い。楽しいことが待ってるぞ!
21
電話が切れる。
○:何なんだよ…。
△△には最近避けられている気がしていたのであまり乗り気ではなかったが、特にやることもないので行ってみることにした。
24
ピンポーン
インターホンが鳴る。
◇:お、来た来た!
◇◇が扉を開ける。
◇:お、よく来たな!
○:何なんだよ朝から…。
◇:まあ入れって!
○○は◇◇に連れられて中に入る。
…そこには、衝撃の光景が広がっていた。
1
2