コミュニティ

VIVE Hand Tracking SDKをAndroidスマホで使ってみる

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

概要

先日発表されたViveでハンドトラッキングが可能なVIVE Hand Tracking SDKですが
ViveだけでなくAndroidのスマホにも対応しています
今回はこのSDKとUnityを組み合わせて使う方法を紹介します

SDKの入手

https://developer.vive.com/resources/knowledgebase/vive-hand-tracking-sdk/
こちらのページの下部からSDKをダウンロードします
スクリーンショット 2019-05-04 16.06.18.png

この中の「Hand Tracking SDK Unity Sample.unitypackage」と「Hand Tracking SDK Unity.unitypackage」を使います
スクリーンショット 2019-05-04 16.17.22.png

Unityへのインポート&セッティング

Unityでプロジェクトを開き、Androidがビルドできる状態にしておきます
そして、先ほどの「Hand Tracking SDK Unity Sample.unitypackage」と「Hand Tracking SDK Unity.unitypackage」をインポートします
スクリーンショット 2019-05-04 16.22.46.png

Project Settingsを開き下記の設定をします。
- XR SettingsからVirtual Reality SupportedをON
- Virtual Reality SDKsにCardboardを設定
- デフォルトのままだとビルドできないので、Pacakge Nameを適当な名前に変更
- Cardboardを使うので、Minimum API Levelを「Android 5.0」以上に設定
スクリーンショット 2019-05-04 16.41.01.png
スクリーンショット 2019-05-04 16.41.22.png

ビルド

「Sample」というシーンがあるのでこれをビルドします
スクリーンショット 2019-05-04 17.03.11.png

端末でインストールし、カメラのパーミッションを許可します
左手のトラッキングは緑の点、右手のトラッキングは青い点で表示されます
hand.gif

解説

トラッキング自体はカメラにアタッチされたGestureProviderで行い
表示をHandRendererで行なっているようです。
ですので、表示のカスタマイズはHandRendererを元に改造していけばできると思います。

また、Z方向へのトラッキングはあまり行われず、基本的には平面上のトラッキングのようです。

手の座標だけでなくジェスチャーの認識にも対応してますので
実装次第ではスマホVRコンテンツの新たな表現として使えそうです

参考サイト

broken55
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