モフモフ、うじゃうじゃ、あちこちで悲鳴も 「キモかわいい」生き物32種類があなたをお出迎え

山陽新聞社 山陽新聞社

 親指ほどの大きさのコビトハツカネズミに心を和ませ、数百匹のゴキブリタワーに身の毛がよだつ―。複合商業施設・イコットニコット(岡山市北区駅前町)で開かれている「キモかわいい展」は、キモかったり、かわいかったり、その両方を兼ね備えていたりと、世界各地から集めた32種類3000匹の不思議な生き物たちに出合える。

 

 最初のゾーンは「キモいけれども、かわいい」という言葉がぴったりの小動物のケースが並ぶ。3匹が団子になって眠るハリネズミ、寝息が聞こえてきそうなマダガスカル島の固有種・コモンテンレック、遺伝子の変異で体毛が生えていないモルモット・スキニーギニアピッグ…。手放しに「かわいい♡」とは言えないが、どこかユーモラスな姿に癒やされる。

 ゾーンを隔てている暗幕をくぐると、あちこちで悲鳴が上がる。まず目にとび込むのがミミズのような生き物がうじゃうじゃ絡み合うプラスチックケース。そのインパクトは抜群だ。大人の指より深くて黒光りするオオヤスデ、フンコロガシや水槽内に重なり合うカエルなど、「キモい」ものが怒とうのごとく押し寄せる。

 そこを過ぎれば、クリっとした目のフクロウや、アニメ・ドラゴンボールに登場する神龍(シェンロン)風のヘビが、ピクリとも動かずこちらを凝視していたり、アルマジロが体を丸めようとしたり。普段は見られない動物のオンパレードに心が躍る。

 

 新型コロナウイルスの感染防止のため、手で触れるイベントは残念ながら中止に。ただ仮想現実(VR)で“ミミズのケース”に入り込む疑似体験ができるコーナーもあるので、視覚で十分に楽しめそうだ。

 11月29日まで。中学生以上900円、子ども600円(3歳以下は無料)。

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