青森県弘前市は20日、市内で発生している新型コロナウイルス感染症の飲食店クラスター(感染者集団)の拡大を防ぐため、県に対して市内飲食業者に休業協力金への支援をはじめとする7項目を要望した。飲食店クラスター関連の感染症患者は19日時点で89人。
弘前市は市内の約1000の飲食店に31日までの休業協力を求める。協力金として1店舗あたり20万円を支払うが、それに対しての財政支援を要望した。
市はクラスターに関連し、検査中の人や濃厚接触者以外で、濃厚接触者と接触があり感染拡大防止のため自主的に隔離する人の受け入れ施設を設ける計画。その際の宿泊費の支援も要望した。一方、市は県を支援するため市職員20人を弘前保健所に派遣する。