新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、ロシア・モスクワではバーやクラブなど深夜営業の店を利用する際、ＱＲコードによる個人情報の登録が義務づけられました。

　「モスクワ中心部にあるパブです。こうした夜間営業の店に入るには、きょうからスマホでＱＲコードを読み取って登録をする必要があります」（記者）

　モスクワ市では１９日から深夜営業の店で電話番号の登録が義務づけられ、店で感染者が確認されると客に連絡が入り、検査を受けさせるシステムになっています。

　「自由が少し失われますが、しかたがありません」（利用客）
　「何人かは店に入らず帰っていきました」（パブ経営者）

　パブ経営者は営業停止よりは良いとするものの、客が減るのではと話します。

　ロシアでは、ここのところ感染者が急増。１９日発表の新規感染者は１万６０００人に迫り過去最多となっていて、うち３分の１がモスクワに集中しています。市は一部規制を導入する一方、営業停止といった措置までは現時点で検討していないとしています。