札幌市は10月18日、市内で新型コロナウイルスの感染者が新たに15人確認されたと発表しました。
感染が確認されたのは20代の男女8人と、30代の男女4人、年代非公表3人の計15人です。このうち感染ルート不明の「リンクなし」は3人です。
クラスター関連では、17日に発生したススキノのニュークラブ関連の感染者が2人含まれています。新たに感染したのは、客1人と従業員1人で、感染者は計13人となりました。
ススキノの接待を伴う飲食店、いわゆる「夜の街」関連は1店舗5人増えて、62店舗220人となりました。
一方、札幌市は、新型コロナの感染者への対応が遅れた事案があったことを発表しました。
問題の患者は10月12日に医療機関で抗原検査を受け陽性が判明。保健所は医療機関からの連絡を受け、予定していたPCR検査をキャンセルしました。
しかしその際、保健所内で情報が共有されなかったため、患者の宿泊施設への搬送など、事後手続きが行われなかったということです。
その後16日になって、患者の知人からの問い合わせがあり、手続きが放置されていることが発覚しました。市によりますと、患者はこの間、自宅で仕事をしていて、新たな濃厚接接触者の発生などはなかったということです。
市は、陽性患者に関する情報共有の重要性を再度認識するとともに、メールや書面など記録が残る形で伝達するなど、再発防止に務めるとしています。