美少女になってちやほやされて人生イージーモードで生きたい!   作:煉瓦

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#48 文化祭で友達呼べる人ってどこで友達仕入れるの?

 最近の高校の文化祭ってのはセキュリティ面から招待チケットがないと入れないところが殆どだ。

 だいたい学生はHRで2.3枚配られて、追加分が欲しければ人に貰ったり先生におねだりしたりして知り合いを呼ぶ。

 まあ、わたしは毎年呼ぶ相手はいないし去年は風邪を引いて休んだから実質今年が初文化祭のようなものなんだけど。

 

 で、何が言いたいかって去年までのわたしと今年のわたしは違うってことを伝えたい。

 つまり招待できる友達が今のわたしにはいるってわけ。

 意気揚々と招待したい人に通話を繋げて、

 

「文化祭、来ない?」

「ごめん、その日仕事なんだ……」

 

 湊に断られ、

 

「文化祭、来てほしいな」

「ごめんね、その日学校だからムリなんだ……」

 

 六花ちゃんに断られ、

 

「あの、文化祭」

「その日は試験」

 

 凛音先輩に断られ、わたしは絶望した。

 え、仲の良い人全滅なんだけど。

 マジか、マジかぁ……。

 

 けど考えてもみればうちの文化祭は平日の金曜日に開催されるんだから、世の中の人たちは普通に仕事や学校に忙しいのは当然だ。

 うぅ、じゃあ今年もボッチということで……。

 

 先ほどからどこから聞きつけてきたのか、ざよいから「文化祭だよね!」と通知がピコンピコンと鬼のように鳴り続けているがそれは見て見ぬ振りをする。

 たとえボッチのわたしでも人を選ぶ権利はあるからな! 

 

 そんな感じで、わたしは誰を誘うこともなく文化祭まで残り数日をメイドの練習に費やして過ごした。

 あまりにも必死に取り組むせいで周囲からは「黒音さん怒ってる?」とか言われたけど、別に怒っているわけではない。

 ただ気を紛らわせたかっただけだ……。

 

 ◆

 

「くぁ……」

 

 そんなこんなで文化祭当日。

 珍しくカーテンから覗く朝日でスッキリした目覚めを迎えることができた。

 お母さんは文化祭だろうと関係なく仕事が大忙しなのでトウゼンコトシモ朝から家にいない。それを寂しく思う気持ちはとうの昔に置いてきたので今更だ。

 

 さて、今日の朝は何を食べようかな、とベッドで就寝中のDisRoadを確認して、

 

 ガチャガチャ、バタン

 

 という音に肩がビクンッと跳ね上がった。

 え、誰? 

 お母さんは仕事で数日帰って来ないし湊は仕事だって言ってたし、うちに来る人なんていないはずだけど……。

 もしかして泥棒!? 

 急な出来事に動転しながらベッドの上で藻掻きながらスマホで助けを呼ぼうとして、足音が部屋の前にたった気配がして凍りつく。

 

「ぴ……」

 

 どうしようもなくなって思わず涙腺が緩んで、ドアノブがゆっくりと回りながら扉が、開いた。

 

「起きる時間よ今宵、って、え、ど、どうしたの!?」

「み、みなとぉ……」

 

 そこにいたのは暁湊であった。

 スーツに身を包んだ湊がこちらを心配そうに見ていた。

 

「な、なんでいるの……?」

「あー、急に仕事が休みになったから」

 

 どこか歯切れの悪そうな湊に訝しみつつも、謎の人物が湊であった安心感からどっと緊張が解けた。

 そういえば湊はいつからか、インターホンを鳴らさずに家に入るようになったよなぁ。

 

「で、その、文化祭なんだけど実はもう1人来たいって人がいて」

「え、知り合い?」

「まあ、今宵も知ってる人だけど……」

 

 誰だろう、と思っていると、

 

「湊さーん? 私はいったいいつまでお外で待てばいいんですかねぇ。もう上がっちゃいましたよ?」

「あ、勝手に上がらないでって言ったのに」

 

 部屋の外から声がする。

 開いたままの扉から顔をちらりと覗かせるのは……、

 

神代(かみしろ)姫嬢(しじょう)……さん」

「お久しぶりです黒猫さん。あっ、黒音さん、でしたね」

「は、はい」

 

 いったいどうしてこの人が……? 

 視線を湊へ戻すと申し訳無さそうな表情で、

 

「文化祭の話をしたらどうしても付いてくるって聞かなくて。今宵が嫌なら無理矢理にでも置いていくけど、どうかな?」

「湊さんがダメって言ってもそれは黒音さんの答えではないですからねぇ。もちろん無理なら引き下がりますよ?」

「……なんで来たいの?」

 

 少し前のコラボで張り合った決着をつけに来たんだろうか。

 

「ただ黒音さんと仲良くしたいだけですよ? まあ急に押しかけたのはマナー違反でしたけど、何分今日知った話ですからねぇ。居ても立っても居られず、ですね」

「はぁ」

 

 よく分からないけどまあなんとなく分かった。

 別にチケットは余ってるし、湊がわざわざ連れてきたってことはそういう点においても信頼できる人間なんだろう。

 じゃあ、別にいっか。

 

「変なことしない?」

「しませんよー」

「急に叫ばない?」

「しませんよー」

「セクハラしない?」

「………」

「オイ!」

 

 そんな感じで湊と神代姫嬢が仲間に加わった。

 正直、ひとりは寂しかったので嬉しいのが本音。




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