ＤＩＶＥＲ ＃０５【衝撃の最終回！兵悟の反撃開始！最大の闇との決着】最終回！衝撃の結末、真の敵への反撃開始… New!

(宮永)この爆発事件を
起こしたってことは

安全保障会議で 何らか
たくらんでる可能性は高い

っていうことじゃないですか？
(伊達直哉)消防隊員が

微量のVXガスを
吸い込んでいたことが わかった｡

(宮永)この男が
妨害電波 出してる可能性がある｡

(黒沢兵悟)いいか 現場に行って
何の会話してるか聞き出せ｡

 バチバチ バチ！
(佐根村)うっ！

(宮永)通信が途絶えました｡
おい 何があった？

(麗子)将君？ 応答して！

黒沢はトラックに
逃走車両には佐根村｡

俺らには少しリスクが高いような｡

1回 へますれば
そんな気持ちになるわなぁ｡

(宮永)やられた｡
兵悟さんが

警視庁のやつらに囲まれています｡
なんてことねぇよ｡

何で警視庁が…｡

情報を流したやつは誰だ｡

(洋子)
警視庁の遠藤よ｡ 遠藤は恐らく

あなたたちの存在に
気が付いていたんだわ｡

相変わらず腐ってんなぁ｡

あなたは明日 東京に移送される｡

じゃあ…｡ お別れかぁ｡

(回想)(銃声)

あぁ…

はぁ はぁ…｡

(洋子)






♬～

(洋子)
黒沢が心配かもしれないけど

絶対に
コンタクトを取らないように｡

あくまでも彼と私たちは関係ない｡
いい？

捨て駒ってことですか？

彼も覚悟の上よ｡

D班の部屋を処分して｡
捜査が及ぶ可能性がある｡

♬～

≪明日の午後
身柄はこちらに移送されてきます｡

(遠藤)わかった｡

♬～

(宮永)
まさか こんなことになるとはね｡

僕たち 大丈夫なんですかね｡

自分の心配ばっかりね｡

ははっ…｡

♬～

はぁ～｡

(麗子)
将君 ジイソプロピルアミンは？

海に廃棄しました｡
こうなってしまった以上

証拠を残すなって
伊達さんに言われたんで｡

どうなっちまうんだろうな｡

≫出ろ｡

刑事さん｡

ん？

俺たちの取り引き場所
何で わかったの？

黙れ｡

手錠 外してくれたら

真下と田島
どこにいるか教えようか？

そんなことしなくても
向こうに戻って

取り調べで
嫌でも しゃべらせてやるよ｡

相変わらずだなぁ 刑事ってのも｡

高そうな時計だなぁ｡

刑事で金持ってるやつは
大抵 悪いことしてるからなぁ｡

あぁ？

≫うっ あぁ…｡
おい！

あっ 痛っ… うっ！

♬～

うっ！あぁ…｡

♬～

この… うわ うっ！

あぁ…｡
うわ！

♬～

おい！うっ…

おい！

♬～


(大山)空港に入る直前に
逃げられたみたいですね｡

(上島)
警視庁もメンツ丸潰れですね｡

(大山)
でも 何で公にしないんですかね｡

(鏡)知るか｡

そもそも 何で わしらに黙って
警視庁が動いてんねん｡

わしらの管轄で連携もせんと

手柄をぶんどるなんて
おかしいやろ｡

(洋子)知ってのとおり 警視庁が

テロ組織の一味であろう この男を
取り逃した｡

どちらが上で どちらが下なんて
関係ない｡

テロは
絶対に許されるものではない｡

更なる厳戒態勢を取り

この男を何がなんでも確保せよ｡

以上｡

(刑事たち)はい！

♬～

♬～

はぁ～｡ 将君は？

面が割れてる可能性があるからな｡

しばらく ここを離れて
身を隠すように伝えた｡

あっ そうですか｡

(麗子)しかし
いくら 極秘に進めてたとはいえ

テロに関わった人間が
逃走したっていうのに

公にしないなんて
どうかしてるわね この国は｡

(宮永)
そういうの一番怖いですよね｡

関わった人間
なかったことにされるという…｡

はっ！えっ えっ？
ちょ… ちょっと待ってください｡

これって

僕たちも亡き者にされる可能性が
あるってことじゃないですか？

(麗子)そうかもね｡

(宮永)映画とかだと 大体

このポジションの人 よく人殺す！

ちっ お前 ふざけんなよ｡

はい｡

(麗子)で 警視庁の人間が
阿久津さんを陥れたんですか？

阿久津さんは警視庁初の

女性警視総監になりうる
存在だった｡

それを
疎ましく思うやつは多かった｡

それで
兵庫県警に左遷されたんでしょ｡

一旦 はしごを外された
阿久津さんだが

警察組織の一新をもくろんでいた｡

そのためにD班を作り

大きな事件の検挙に
取り組んでいた｡

遠藤ってやつには
それが疎ましく思えたのね｡

で 何か裏があると思い

俺たちの存在をあぶり出すために
県警に情報を流し

わなに はめたわけだ｡

テロは防ぎ あげく
阿久津さんのもくろみを潰せる｡

遠藤にとっては
一石二鳥ってわけだ｡

それで 私たちは
どうすればいいんですか？

警察が見つける前に
俺らで黒沢を捜す｡

阿久津さんの指示ですか？

いや 俺の判断だ｡

(麗子)
勝手に動いて大丈夫ですか？

はぁ～｡

あいつの性格 知ってんだろ｡

自分をはめた人間を
許すと思うか？

悪を討つためなら何でもやる｡

その前に食い止める｡

♬～

あいつら ばかだからなぁ｡

♬～

≪すいません
ちょっといいですか？

はい｡

(鏡)警官2名が負傷｡

近辺に緊急配備を敷きましたが

依然 容疑者の足取りは
つかめていません｡

市民の安全を守るためにも

この男の公開捜査に
踏み切ったほうがよろしいかと｡

公開捜査については
制限を解く権限は私にはない｡

指示どおり 容疑者の確保に
努めてもらえるかしら｡

失礼します｡

(洋子)鏡警部｡
はい｡

他府県から来る
警備担当の警察官に

逃げた男の写真を共有して｡

絶対に会場に入れないように｡

わかりました｡

さすがね｡

(宮永)
あっ これ 何か言ってません？

(麗子)何て言ってるんだろう｡

宮永 解析できるか？

(宮永)あぁ～ 少し
時間かかるかもしれませんけど｡

うん｡

何か こいつ 楽しんでねぇか？

はい 確かに｡

♬～

か さ ね ろ だ｡

(麗子)ん？ 重ねろ？ 何を？

(宮永)真下の画像かな｡

(麗子)重ねて どうするの？

(宮永)
どういうことだよ｡ …ったく｡

ん？
ははっ｡

重ねろ？
はい｡

今から重ねた画像 お送りします｡

宮永 真下の身長を調べろ｡

(宮永)真下のですか？
 ああ そうだ｡

(宮永)163って出てますけど｡

ん？ 兵悟君って

180ちょいよね？

20cmも差があるようには
見えないんだけど｡

あっ ほんとだ｡

(麗子)でも 顔は真下ですよ｡

別人だな これ｡

そんなこと
ありえるんですか？

あっ 可能だ！

どうして気付かなかったんだ｡
どうしたの？

(宮永)ディープフェイク｡
(麗子)ディープフェイク？

(宮永)
人工知能を駆使した偽動画です｡

これをすれば 顔は
どうにでも変えることができます｡

(麗子)えっ じゃあ これは
真下ではなく他の誰かってこと？

そういうことになりますね｡
じゃあ 誰よ？

誰にせよ 誰かが

真下の仕業に見せかけて
僕たちを動かしたってことですよ｡

宮永 県警の裏口に来い｡

はっ…｡

♬～

こっちだ｡

(宮永)ないですね｡
どうなってんだよ｡

真下ほどの人間を
公安が調べてないわけないだろう｡

破棄された可能性もあります｡

復元しろ｡
はっ 簡単に言いますけどね…｡

三宮のキャバクラのねえちゃん
紹介してやるから｡

ねえちゃん!?
ねえちゃん ねえちゃん｡

ねえちゃんって はっ…｡

まあ 朝飯前ですけどね｡

ねえちゃん…｡

潜伏先のロシアで
去年 亡くなってます｡

これって… どういうことですか？

まやかしか｡

僕たちの存在を
あぶり出すために

ここまで手の込んだことを…｡

遠藤って今度の会議で

警備の
トップとして来るんですよね？

兵悟君が僕たちに
これを知らせたってことは

そのときに
遠藤を狙うという予告？

国際的なテロと見せかけ
遠藤をしとめる…｡

黒沢のやつ 何たくらんでる｡

♬～

♬～

(ロシア語)

♬～

(岡本)

♬～

(岡本)

(岡本)















♬～

(銃声)

♬～

あぁ…

はぁ はぁ…｡

(洋子)




♬～

間もなく 麻田外務大臣が
こちらの会場に到着します｡

会場周辺ではテロなどに対する
厳戒態勢が敷かれ

緊張した雰囲気に包まれています｡

♬～

(遠藤)いろいろ迷惑かけたな｡

とんでもありません｡

(遠藤)
公にしても良かったんだが

このご時世
少しのミスも命取りになるからな｡

(洋子)重々承知しています｡

(遠藤)
逃げた男の足取りは つかめたか？

いえ｡

でも 安心してください

警備に関しては
万全を期しています｡

(遠藤)統括は私だ
くれぐれも不備のないように｡

はい｡

今 麻田外務大臣を乗せた車が
会場に到着しました｡

今回の会談は日米双方から
注目が集まっており

日本側への成果が
期待されています｡

麻田外務大臣 緊張した面持ちで
会場の中へと入っていきます｡

(リドリー 英語)

♬～

(大山)異常ありません｡
お疲れさまです｡

≪ういっす お疲れっす｡

♬～

お待たせしました｡
おっ｡

おおきに…｡

べっぴんさんやな｡
えっ えっ？

かぁ～｡
あっ… ふふっ

ありがとうございます｡

(宮永)まだ兵悟君が現れた様子は
ないですね｡

わかった 引き続き監視しろ｡

(宮永)会談が始まります｡

(上島)1階 B5エリアに異常あり
確認願います｡

♬～

うっ！

♬～

♬～

あっ… ぐっ！


(マナーモード)





(洋子)もしもし｡

 どうも｡

 聞きたいことがあるんだ｡

何かしら｡

 防犯カメラの映像は
真下じゃなかった｡

どういうこと？

防犯カメラの映像を
調べてたらさ

足元のタイルで
足の大きさが わかったんだよ｡

あそこのタイルは
1辺が25cmなわけ｡

防犯カメラに映った
真下の足の大きさは

それより2～3cm大きかった｡

俺が見てた資料じゃ

足は そんなに大きくは
見えなかったんだよ｡

それで引っ掛かって

防犯カメラに映った男の身長を
割り出したら…｡

 175cmだったわけ｡

 真下よりも12cmでかい｡

 どう思う？

どう思うって？

別人かってこと｡

(宮永)伊達さん 兵悟君と
阿久津さんが電話で話してます｡

音声つなげるか？

了解です｡

あれが真下でなければだ

誰かが 真下が属していた

極左組織のせいにしようとした
ってことになるわな｡

となると
そのつながりで交渉に来た

田島ってのは誰だよって話｡

(洋子)でも 田島は渡辺のところに
交渉に来てたんでしょ？

それは
あなたたちも確認したはず｡

 ああ そうだ｡
でも 誰かのせいで

ちゃんとした会話は
聞いてないんだ｡

ただ田島だと思って見ていた
俺たちは

そこで不正輸入の会話が
行なわれたと勘違いするわな｡

で？
そもそも

真下の下にいた人間なら

当然 警視庁や公安から
目をつけられていたはずだ｡

 なのに 俺が逮捕されたあと

その田島を
誰も逮捕しようとしない｡

おかしいと思わないか？

確かに そうね｡

 調べたんだよ｡

 俺たちが見た田島って男は

横山運送って
何の関係もねぇ会社の社長だった｡

ちっ
はぁ… どうなってんだよ これ｡

はぁ… で？
要はだよ

俺たちが受け取った資料は
全てフェイクだった｡

じゃあ 渡辺は
誰と取り引きしてたんだろうなぁ｡

田島という名を名乗り

渡辺にジイソプロピルアミンの
不正輸入を持ちかけたやつが

別にいたってことになるわなぁ｡

全て

遠藤の仕業ね｡

人ってのはさ

どこか正直なんだよ｡

あんたが俺に教えてくれたんだぜ｡

潜入時に口を手で触ったら

動揺してるように見られるってな｡

♬～

さて うそつきは誰でしょう？

♬～

黒沢｡

あんたが遠藤に餌をまいて

邪魔な俺を逮捕させたんだろう｡

(遠藤)現場の資料だけ
送ってもらえるか｡



わかりました
共有させていただきます｡

♬～

 全ては

テロに見せかけて
遠藤をしとめるために｡

そうだよな？

阿久津さんよ｡

♬～

退避！

全員退避させろ 退避！

 退避させろ！

♬～

そんなんじゃ間に合わねぇよ｡

ドーン！

 ジリリリ…(非常ベルの音)

 退避！退避！

≪あちらへ逃げてください｡
あちらへ｡

各班 状況…｡
(大山)お前ら

状況確認 急げ 早く行け！

行くぞ｡
(上島)はい｡

♬～

 ジリリリ…

(上島)至急 至急
会場1階裏側で爆発発生｡

(上島)
外務大臣 国務長官にあっては

直ちに地下通路経由で避難させよ｡

たった今 会場から
大きな爆発音がしました｡

こちらから火の手などは
確認できませんが…｡

あんたが全てを仕組んだのか｡

なぜだ？

♬～

私が担当していた
麻薬の事件でね

黒沢を組織に潜入させていたの｡

黒沢を一緒に育てていた
岡本という刑事と共にね｡

しかし あるとき
取り引きの直前で

取り引き相手に
その存在をリークされたの｡

岡本は黒沢をかばい

自らが
潜入捜査官であることをさらした｡

私は岡本を救助するために

遠藤に応援を要請し

突入してもらえるように懇願した｡







しかし

遠藤は
応援を送り込まなかったの｡

そして 岡本は

その場で撃ち殺されてしまった｡

遠藤は岡本を見殺しにしたのよ｡

全く
指示も準備もしていなかったの｡

その理由が何か わかる？

私の昇進を邪魔するためよ｡

そのためだけに

担当の私を
引きずり下ろしたかったの｡

♬～

あんたは遠藤への復讐のために

全てを仕組んで

俺たちまでも だましたのか？

復讐？

そんな ちっぽけなことで
済まさないでほしいわね｡

あの男は警察組織の腐敗の象徴｡

全ては
健全な警察組織の構築のためよ｡

あなたも経験したじゃない｡

ふざけんじゃねぇぞ！

自分が何やってるか
わかってんのか？

正義だ何だの
御託 並べてるうちに

善悪の判断が つかなく
なっちまったんじゃねぇのかよ｡

じゃあ

私を逮捕する？

残念ながら

私がテロに関わった証拠は
何一つない｡

黒沢の存在により むしろ

あなたたち D班のほうが
危うい立場にあることを

忘れないでね｡

(麗子)伊達さん｡

(麗子)防犯カメラに
実行犯の男が映っています｡

場所は？

(麗子)
階段で1階に向かっています｡

わかった｡

はぁ…｡

あんたに言っときたいことがある｡

ごちゃごちゃやってんのは
上だけで

俺たちは犯罪をなくすために
命 懸けてやってんだよ｡

おたくらみたいに腐っちゃいねぇ｡

はぁ～｡

遠藤さん 麻田外務大臣と
リドリー国務長官の護衛車が

無事 ビルから出ました｡
わかった

私たちも退避するぞ｡

≪(足音)

急げ｡

あっ｡

うっ うわ｡

おら｡

♬～

♬～

うぅ…｡

あぁ～｡

あっ…｡

(着信音)

兵悟君？

 宮永に頼みがある｡
あっ うん｡

へっ？
兵悟君｡

あちらです｡


(麗子)おぉ～！
おっ おっ… やった やった

おっ おぉ～ ふふっ｡

♬～

うわ｡

おら～｡

♬～

わぁ～ うわ～！

うっ｡

♬～

もう マスク取れよ｡


もう マスク取れよ｡

はっ｡

将｡

♬～

まさか

真下も田島もお前だったとはな｡

どうしてわかったんですか？

偽の田島が
渡辺に話をしにきてたとき

仕掛けた盗聴器の無線が
急に おかしくなった｡

あのとき
お前が現場の一番近くにいた｡

恐らく 田島が偽もんだと
わからせないために

お前が妨害電波を出してたんだろ｡

百貨店前の爆破のときも
お前が空港で襲われたときも

防犯カメラの映像が
妨害電波で乱れてたしな｡

阿久津とお前が組んでたとはなぁ｡

リトレイド貿易への潜入の前に
お前は田島を名乗り

渡辺に裏取引を
持ちかけてたんだろ｡

現場で作業服着て
ヘルメットでも かぶってたら

渡辺も気付かないわな｡

で うまく逃げきって

奪ったジイソプロピルアミンで
VXガスを作った｡

元自衛隊のエリートのお前なら
作り出す手法は知ってんだろ｡

それと

佐根村ってのは偽名だな｡

岡本将君｡

海上自衛隊の
データファイルに侵入したら

お前がヒットしたんだよ｡

俺のおやじは
警視庁の潜入捜査官だったんです｡

阿久津さんから

遠藤の裏切りで麻薬組織の人間に
殺されたって聞いたんですよ｡

おやじが死んでから
母親は精神的なショックで…｡

自ら命を絶ったんです｡

だから海上自衛隊も辞めて

D班に入ったんです｡

最初から
これが目的だったってことか｡

こいつだけは やらせてください｡

そのあとは逮捕するなり殺すなり
好きにしていいので｡

俺たちは この世にいねぇ存在だ｡

誰にも逮捕する権利はねぇ｡

じゃあ 殺しますか？

あなたなら そうするでしょうね｡

あなたを陥れたんだ

覚悟は できてますよ｡

そうか｡

でも
ほんとに そいつでいいのか？

お前の父親を殺したのは俺だぞ｡

♬～

何言ってるんですか？

あの女に
どこまで聞いてるか知らねぇが

俺は その現場で

お前の父親を撃ち殺した｡

この銃でな｡



♬～



バン！
うっ あっ…｡

あっ…｡

はははっ…｡

何 外してんだよ｡

なぜ殺した？

なぜ殺したんだ！

俺が へましたんだよ｡

ははははっ 致命的なミスだよ｡

死ぬ覚悟した瞬間

お前の父親が

身代わりになってくれたんだよ｡

うぅ… あぁ～｡

俺は… はははっ

生き延びる道を選んだ｡

はぁはぁ はぁ…｡

お前の標的が

父親を殺した人間なら

お前が殺すべき相手は俺だ！

将！

殺してくれ！

≪佐根村！

佐根村 銃を下ろせ｡

黒沢を殺しても
何も戻ってこねぇぞ｡

お前が殺そうとしてんのは

お前の父親が
命を懸けて守った男だ｡

そいつを殺せば

お前の父親の命が無駄になる｡




将 気持ちを強く持って
しっかりやれよ｡



佐根村！
おっさん 邪魔すんなよ｡

お前は黙ってろ！
撃てよ 将！

おら 撃てよ！

うわ～!!

バン！

はぁ…｡

♬～

(宮永)伊達さん
刑事たちが そこに向かってます｡

皆本 裏口にバン回せ｡

はい｡

黒沢 佐根村 一緒に来い｡

俺は まだ やることがある｡

黒沢｡

じゃあな｡

佐根村 来い｡

もう ほっといてください｡

俺が どうなったって

もう悲しむ人はいないんです｡

捕まったら
一生 出てこれねぇんだよ！

俺が面倒見てやるから｡
ううっ…｡

ついてこい｡

♬～

うっ うぅ…｡

≪(鏡)お前ら そっちや｡
≪はい｡

おったぞ！

♬～

(鏡)車で逃げたぞ｡

上島 緊急配備！

爆発が起きた現場では
警察官2名が負傷し

現在
病院で手当てを受けています｡

 犯人と見られる男は
依然 逃走中で

警察はテロ事件の容疑者として
行方を追っています｡

♬～

大丈夫なの？

貫通しやがったよ｡

で 何の用かしら｡

俺は邪魔するぞって
メッセージ送ったんだけどなぁ｡

将が失敗してもかまわないと
思ってたんだな｡

1度の失敗で
全てが終わるわけじゃない｡

失敗したら
またチャレンジすればいい｡

1人 死んだら

また新しい1人を入れればいい｡

ははっ…

あんたは大したもんだよ｡

えらく人間的な発言ね｡

私は あなたの狂気性を買って

この世界に引きずり込んだのに｡

話は それだけ？

ああ｡

♬～

期待してたのよ｡

ただ 私の理想が
理解できなかったということね｡

今の この国を見なさい｡

欲望を満たしたい者が
権力を握り

国民の声を聞く由もない｡

正義が強者の利益のために
利用されている｡

(洋子)それが国のあり方かしら？

権力が あらゆる手段で
全てをねじ伏せようとするなら

私は手段を選ばない｡

どうでもいいよ｡

♬～

私を脅す気？

言っとくけどさぁ

俺は あんたが嫌いだよ｡

はぁ～ 知ってる｡

カチャン！(撃鉄を起こす音)

バン！

♬｢灯ル祈リ｣

それを海に捨てるか 私に渡すか

選択しなさい｡

選択肢が1つ少ねぇなぁ｡

撃ち殺せば問題ねぇ｡

あんたが言った選択肢は
ねぇから｡

おかしいわね｡

なぜ そんなに
死にたがるのかしら｡

♬～

岡本は

本当に あなたが撃ったの？



(岡本)





あぁ はぁ…

はぁ…｡

♬～

そうだよ｡

バン！

バシャン！

♬～

♬～



♬～

♬～

相変わらず てめぇはドジだな｡

あんたが
計画どおりやんねぇから

こうなんだろう｡

≫待て…｡
待て こら！


お前ら 何やってんだよ｡
金は捨てろ｡

それは できないっすね｡

待て こら！
もったいねぇだろ｡

命と金 どっちが大事なんだよ｡

つべこべ言ってねぇで
早く車回せよ｡

こら！
ふざけんなよ｡

あぁ～ やっぱ捨てるか｡
そのほうが良さそうだな｡

よし よっしゃ…｡

おい ちょ待て 捨てねぇのかよ｡
待て～！

くっそ｡

ははっ｡
≪ふざけんなよ！

(ナレーション)＜詳しくは
番組ホームページまで｡＞